21 / 64
新入生歓迎会10.
しおりを挟む
「はぁ…しょうがない、とりあえず体育館に戻るぞ凪」
「わわっ、何するですか、引っ張らないで下さいよ」
ぎゃー近い近い!イケメンめ!なんで拓実と手繋いでんの俺!!嬉しいけどドキドキヤバいって、手汗かいてない?大丈夫?てかさっき掃除道具入れいた時めっちゃ汗かいてたから汗臭かったら気まずすぎるー!!
手を繋がれながらズルズル引きずられていく俺を見ている親衛隊の子達は何故か目を輝かせていた。
「た、拓実様がついに凪様と!?」
「仲良しで良かったです」
「今日はお赤飯ですね!」
君達、こそこそ話してるの聞こえてるからなー!
あとこれは仲良いというのか?引きずらてんぞ俺。そして君、お赤飯とはどういう事!?
そうは思っても聞けないのが今の俺。悲しみの中ズルズル拓実に引きずられて体育館へと連れていかれた。
「はーい、会長とナギナギが戻ってきたので結果発表したいと思いまーすー!」
「ナギナギは逃げきったのでギフトカード5万円分をプレゼント」
「ありがとうございます、陽太」
わーい、嬉しい、これでたくさん漫画とグッズが買えるな。買いたかったやつ通販でポチろう。
それから鬼のランキングが始まり、鬼の1位は夏目だった。
あいつBLウオッチングしながらたくさん捕まえるとか器用すぎか?
…そういえば転校して来た時、あのバカでかい門飛び越えてたな。運動神経よかったの忘れてたわ。
夏目の景品は俺と同じでギフトカード5万円分だ。
「「で、会長は誰も捕まえなかったの?」」
「そうだな」
「じゃあ…デート…相手、いない?」
「須藤先輩聞いてくださいよ、凪が捕まってくれなかったんですよ」
「「うそーん、ナギナギひど~い」」
「たく、かわい…そう」
「え、私のせいですか?」
「皆一応デートする相手は決まってるんだよね~凪ちゃんと会長だけが決まらなかったね~」
「拓実先輩と凪先輩のデート券どうしますか?」
飛鳥の言葉を聞いた瞬間、夏目が手を上げた。
「相手いないなら凪と拓実がデートすればいいんじゃね?」
「おー夏目、それいいな」
え、俺ギフトカードもらうだけじゃなくて拓実とデートできんの?これはなんのご褒美?そもそも現実?
夏目の提案に親衛隊の子達が拍手したのが謎すぎる。
「そういうことで凪、土曜は俺とデートするぞ。遅刻すんなよ」
「は、はぁ…」
「なんだよ、もっと嬉しそうな顔しろよ」
「そんなこと言われましても…」
いや、嬉しすぎてどう喜べばいいかわからないんす。もうキャパオーバーだわ。
最近いい事ありすぎん?何、俺の恋愛運アップしてたりする??
鬼ごっこのデート券で急遽今週の土曜日に拓実とデートすることが決まった。
それは嬉しいが…デートで着てく服あったかな…。
「わわっ、何するですか、引っ張らないで下さいよ」
ぎゃー近い近い!イケメンめ!なんで拓実と手繋いでんの俺!!嬉しいけどドキドキヤバいって、手汗かいてない?大丈夫?てかさっき掃除道具入れいた時めっちゃ汗かいてたから汗臭かったら気まずすぎるー!!
手を繋がれながらズルズル引きずられていく俺を見ている親衛隊の子達は何故か目を輝かせていた。
「た、拓実様がついに凪様と!?」
「仲良しで良かったです」
「今日はお赤飯ですね!」
君達、こそこそ話してるの聞こえてるからなー!
あとこれは仲良いというのか?引きずらてんぞ俺。そして君、お赤飯とはどういう事!?
そうは思っても聞けないのが今の俺。悲しみの中ズルズル拓実に引きずられて体育館へと連れていかれた。
「はーい、会長とナギナギが戻ってきたので結果発表したいと思いまーすー!」
「ナギナギは逃げきったのでギフトカード5万円分をプレゼント」
「ありがとうございます、陽太」
わーい、嬉しい、これでたくさん漫画とグッズが買えるな。買いたかったやつ通販でポチろう。
それから鬼のランキングが始まり、鬼の1位は夏目だった。
あいつBLウオッチングしながらたくさん捕まえるとか器用すぎか?
…そういえば転校して来た時、あのバカでかい門飛び越えてたな。運動神経よかったの忘れてたわ。
夏目の景品は俺と同じでギフトカード5万円分だ。
「「で、会長は誰も捕まえなかったの?」」
「そうだな」
「じゃあ…デート…相手、いない?」
「須藤先輩聞いてくださいよ、凪が捕まってくれなかったんですよ」
「「うそーん、ナギナギひど~い」」
「たく、かわい…そう」
「え、私のせいですか?」
「皆一応デートする相手は決まってるんだよね~凪ちゃんと会長だけが決まらなかったね~」
「拓実先輩と凪先輩のデート券どうしますか?」
飛鳥の言葉を聞いた瞬間、夏目が手を上げた。
「相手いないなら凪と拓実がデートすればいいんじゃね?」
「おー夏目、それいいな」
え、俺ギフトカードもらうだけじゃなくて拓実とデートできんの?これはなんのご褒美?そもそも現実?
夏目の提案に親衛隊の子達が拍手したのが謎すぎる。
「そういうことで凪、土曜は俺とデートするぞ。遅刻すんなよ」
「は、はぁ…」
「なんだよ、もっと嬉しそうな顔しろよ」
「そんなこと言われましても…」
いや、嬉しすぎてどう喜べばいいかわからないんす。もうキャパオーバーだわ。
最近いい事ありすぎん?何、俺の恋愛運アップしてたりする??
鬼ごっこのデート券で急遽今週の土曜日に拓実とデートすることが決まった。
それは嬉しいが…デートで着てく服あったかな…。
85
お気に入りに追加
472
あなたにおすすめの小説
モテる兄貴を持つと……(三人称改訂版)
夏目碧央
BL
兄、海斗(かいと)と同じ高校に入学した城崎岳斗(きのさきやまと)は、兄がモテるがゆえに様々な苦難に遭う。だが、カッコよくて優しい兄を実は自慢に思っている。兄は弟が大好きで、少々過保護気味。
ある日、岳斗は両親の血液型と自分の血液型がおかしい事に気づく。海斗は「覚えてないのか?」と驚いた様子。岳斗は何を忘れているのか?一体どんな秘密が?
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
平凡ハイスペックのマイペース少年!〜王道学園風〜
ミクリ21
BL
竜城 梓という平凡な見た目のハイスペック高校生の話です。
王道学園物が元ネタで、とにかくコメディに走る物語を心掛けています!
※作者の遊び心を詰め込んだ作品になります。
※現在連載中止中で、途中までしかないです。
家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!
灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。
何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。
仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。
思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。
みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。
※完結しました!ありがとうございました!
学園と夜の街での鬼ごっこ――標的は白の皇帝――
天海みつき
BL
族の総長と副総長の恋の話。
アルビノの主人公――聖月はかつて黒いキャップを被って目元を隠しつつ、夜の街を駆け喧嘩に明け暮れ、いつしか"皇帝"と呼ばれるように。しかし、ある日突然、姿を晦ました。
その後、街では聖月は死んだという噂が蔓延していた。しかし、彼の族――Nukesは実際に遺体を見ていないと、その捜索を止めていなかった。
「どうしようかなぁ。……そぉだ。俺を見つけて御覧。そしたら捕まってあげる。これはゲームだよ。俺と君たちとの、ね」
学園と夜の街を巻き込んだ、追いかけっこが始まった。
族、学園、などと言っていますが全く知識がないため完全に想像です。何でも許せる方のみご覧下さい。
何とか完結までこぎつけました……!番外編を投稿完了しました。楽しんでいただけたら幸いです。
全寮制男子校でモテモテ。親衛隊がいる俺の話
みき
BL
全寮制男子校でモテモテな男の子の話。 BL 総受け 高校生 親衛隊 王道 学園 ヤンデレ 溺愛 完全自己満小説です。
数年前に書いた作品で、めちゃくちゃ中途半端なところ(第4話)で終わります。実験的公開作品
親衛隊総隊長殿は今日も大忙しっ!
慎
BL
人は山の奥深くに存在する閉鎖的な彼の学園を――‥
『‡Arcanalia‡-ア ル カ ナ リ ア-』と呼ぶ。
人里からも離れ、街からも遠く離れた閉鎖的全寮制の男子校。その一部のノーマルを除いたほとんどの者が教師も生徒も関係なく、同性愛者。バイなどが多い。
そんな学園だが、幼等部から大学部まであるこの学園を卒業すれば安定した未来が約束されている――。そう、この学園は大企業の御曹司や金持ちの坊ちゃんを教育する学園である。しかし、それが仇となり‥
権力を振りかざす者もまた多い。生徒や教師から崇拝されている美形集団、生徒会。しかし、今回の主人公は――‥
彼らの親衛隊である親衛隊総隊長、小柳 千春(コヤナギ チハル)。彼の話である。
――…さてさて、本題はここからである。‡Arcanalia‡学園には他校にはない珍しい校則がいくつかある。その中でも重要な三大原則の一つが、
『耳鳴りすれば来た道引き返せ』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる