16 / 64
新入生歓迎会5.
しおりを挟む
「それより夏目、お前さっきから誰に手を振ってんだ?下に誰かいんのか?」
「ん?もちろん拓実だけど?」
「…は?拓実?」
「そう凪の大好きな拓実。今ちょうどこの木の真下にいるぞ。迎えが来てよかったな?」
いや、全然よくないんだわ。
お前さっきの話聞いてたか?俺は拓実の思い通りになりたくねーって言ったんだが。
今日は夏目まで俺を裏切るんかよ…!
「凪ー受け止めてやるから下りてこい。木から下りられなくなったんだろ?」
いやいや、何そのドジっ子みたいな理由で俺が木の上にいる事になってんだよ。
この高さぐらい自分で下りれるわ、拓実に嘘つくなや夏目。お前の仕業ってわかってんぞ。
肩震わせながら笑ってんじゃねー!!
ジロリと夏目を睨みながら拓実に返事をする。
「この高さなら自分で下りられるので気遣って頂かなくて大丈夫ですよ」
「怪我したらどうすんだ、とりあえず下りて来いって」
「嫌です」
今下りたら確実に拓実に捕まるし。それをわかってて下りるバカはいないって。
幸い周りは森林だらけだったので隣の木に飛び移って逃げることにする。
「じゃあな夏目。俺は逃げる」
「はいはい、怪我だけは気をつけて逃げろよ」
「お母さんかよ、へいへい」
夏目に別れを告げて、トントンと忍者みたいに木に飛び移りながら拓実と距離を離す。
何本か飛び移り、下に誰もいないことを確認して木から下りた。
よし、ここまで来れば大丈夫だろう。他にどこか隠れる場所探さないとな。
構内をキョロキョロしながら誰もいないことを確認して、空き教室の掃除道具入れにとりあえず隠れた。
「あ、待ってここではまずいよ」
「は?なんでだよお前も乗り気だったじゃん」
「人通るかもしれないよ?」
「でも俺が我慢できねぇ」
しばらくするとガラガラと教室のドアを開く音と、2人分の話し声が聞こえた。
この会話からしてもしや生BLが見れるチャンス!?
久々のBLウオッチングだーと期待に胸を膨らませて掃除道具入れの上の隙間から外を見れば激しくディープキスをしている可愛い顔した子と見た目チャラそうな子がいた。
しかも自分から服を脱いで奉仕しているのはチャラい子だ。その子の首にはご丁寧に首輪までついている。
これはもしかしなくてもチャラ男受け??
「んっあっ、まって涼、僕イッちゃいそう」
「いいぜ、俺の口の中で1回出しとけよ。全部飲んでやるから」
「僕涼の中でイキたい…ダメ?」
「ダメじゃねぇ…俺の中宙の精液でお腹いっぱいにしてほしい」
「もちろん、孕むまでたくさん出してあげるね?」
「ああっ、宙の太いの一気に奥までくるぅあぁんっまっへぇ、そこコリコリダメぇぇえ!!」
「あれ?涼もうメスイキしたの?」
「んっんっ」
「ん?もちろん拓実だけど?」
「…は?拓実?」
「そう凪の大好きな拓実。今ちょうどこの木の真下にいるぞ。迎えが来てよかったな?」
いや、全然よくないんだわ。
お前さっきの話聞いてたか?俺は拓実の思い通りになりたくねーって言ったんだが。
今日は夏目まで俺を裏切るんかよ…!
「凪ー受け止めてやるから下りてこい。木から下りられなくなったんだろ?」
いやいや、何そのドジっ子みたいな理由で俺が木の上にいる事になってんだよ。
この高さぐらい自分で下りれるわ、拓実に嘘つくなや夏目。お前の仕業ってわかってんぞ。
肩震わせながら笑ってんじゃねー!!
ジロリと夏目を睨みながら拓実に返事をする。
「この高さなら自分で下りられるので気遣って頂かなくて大丈夫ですよ」
「怪我したらどうすんだ、とりあえず下りて来いって」
「嫌です」
今下りたら確実に拓実に捕まるし。それをわかってて下りるバカはいないって。
幸い周りは森林だらけだったので隣の木に飛び移って逃げることにする。
「じゃあな夏目。俺は逃げる」
「はいはい、怪我だけは気をつけて逃げろよ」
「お母さんかよ、へいへい」
夏目に別れを告げて、トントンと忍者みたいに木に飛び移りながら拓実と距離を離す。
何本か飛び移り、下に誰もいないことを確認して木から下りた。
よし、ここまで来れば大丈夫だろう。他にどこか隠れる場所探さないとな。
構内をキョロキョロしながら誰もいないことを確認して、空き教室の掃除道具入れにとりあえず隠れた。
「あ、待ってここではまずいよ」
「は?なんでだよお前も乗り気だったじゃん」
「人通るかもしれないよ?」
「でも俺が我慢できねぇ」
しばらくするとガラガラと教室のドアを開く音と、2人分の話し声が聞こえた。
この会話からしてもしや生BLが見れるチャンス!?
久々のBLウオッチングだーと期待に胸を膨らませて掃除道具入れの上の隙間から外を見れば激しくディープキスをしている可愛い顔した子と見た目チャラそうな子がいた。
しかも自分から服を脱いで奉仕しているのはチャラい子だ。その子の首にはご丁寧に首輪までついている。
これはもしかしなくてもチャラ男受け??
「んっあっ、まって涼、僕イッちゃいそう」
「いいぜ、俺の口の中で1回出しとけよ。全部飲んでやるから」
「僕涼の中でイキたい…ダメ?」
「ダメじゃねぇ…俺の中宙の精液でお腹いっぱいにしてほしい」
「もちろん、孕むまでたくさん出してあげるね?」
「ああっ、宙の太いの一気に奥までくるぅあぁんっまっへぇ、そこコリコリダメぇぇえ!!」
「あれ?涼もうメスイキしたの?」
「んっんっ」
80
お気に入りに追加
472
あなたにおすすめの小説
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
モテる兄貴を持つと……(三人称改訂版)
夏目碧央
BL
兄、海斗(かいと)と同じ高校に入学した城崎岳斗(きのさきやまと)は、兄がモテるがゆえに様々な苦難に遭う。だが、カッコよくて優しい兄を実は自慢に思っている。兄は弟が大好きで、少々過保護気味。
ある日、岳斗は両親の血液型と自分の血液型がおかしい事に気づく。海斗は「覚えてないのか?」と驚いた様子。岳斗は何を忘れているのか?一体どんな秘密が?
平凡ハイスペックのマイペース少年!〜王道学園風〜
ミクリ21
BL
竜城 梓という平凡な見た目のハイスペック高校生の話です。
王道学園物が元ネタで、とにかくコメディに走る物語を心掛けています!
※作者の遊び心を詰め込んだ作品になります。
※現在連載中止中で、途中までしかないです。
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
学園と夜の街での鬼ごっこ――標的は白の皇帝――
天海みつき
BL
族の総長と副総長の恋の話。
アルビノの主人公――聖月はかつて黒いキャップを被って目元を隠しつつ、夜の街を駆け喧嘩に明け暮れ、いつしか"皇帝"と呼ばれるように。しかし、ある日突然、姿を晦ました。
その後、街では聖月は死んだという噂が蔓延していた。しかし、彼の族――Nukesは実際に遺体を見ていないと、その捜索を止めていなかった。
「どうしようかなぁ。……そぉだ。俺を見つけて御覧。そしたら捕まってあげる。これはゲームだよ。俺と君たちとの、ね」
学園と夜の街を巻き込んだ、追いかけっこが始まった。
族、学園、などと言っていますが全く知識がないため完全に想像です。何でも許せる方のみご覧下さい。
何とか完結までこぎつけました……!番外編を投稿完了しました。楽しんでいただけたら幸いです。
親衛隊総隊長殿は今日も大忙しっ!
慎
BL
人は山の奥深くに存在する閉鎖的な彼の学園を――‥
『‡Arcanalia‡-ア ル カ ナ リ ア-』と呼ぶ。
人里からも離れ、街からも遠く離れた閉鎖的全寮制の男子校。その一部のノーマルを除いたほとんどの者が教師も生徒も関係なく、同性愛者。バイなどが多い。
そんな学園だが、幼等部から大学部まであるこの学園を卒業すれば安定した未来が約束されている――。そう、この学園は大企業の御曹司や金持ちの坊ちゃんを教育する学園である。しかし、それが仇となり‥
権力を振りかざす者もまた多い。生徒や教師から崇拝されている美形集団、生徒会。しかし、今回の主人公は――‥
彼らの親衛隊である親衛隊総隊長、小柳 千春(コヤナギ チハル)。彼の話である。
――…さてさて、本題はここからである。‡Arcanalia‡学園には他校にはない珍しい校則がいくつかある。その中でも重要な三大原則の一つが、
『耳鳴りすれば来た道引き返せ』
俺の義兄弟が凄いんだが
kogyoku
BL
母親の再婚で俺に兄弟ができたんだがそれがどいつもこいつもハイスペックで、その上転校することになって俺の平凡な日常はいったいどこへ・・・
初投稿です。感想などお待ちしています。
家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!
灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。
何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。
仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。
思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。
みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。
※完結しました!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる