25 / 36
5.
しおりを挟む
「それで君の名前を教えてもらってもいいかな?」
「たたた高城すすば昴です」
「わかった、昴って呼ぶね。昴、今日から俺の事は春兎だからね?約束だよ?」
「わわわかりました!」
「ふふ、どもり過ぎだよ昴。自己紹介も終わったしハンバーグ作るね?」
「ふわぃ!!」
ふわぃって返事の仕方可愛いなー。
昴から承諾を得たのでキッチンを借りてハンバーグを作り始める。調理道具の場所がわからず昴に聞いたが返事がなかったので勝手にシンク下などを漁って借りることにした。
「昴ーハンバーグのソースはケチャップか和風どっちがいい?」
「……」
背後から視線は感じるのに昴からの返事はなかった。
…聞こえなかったのかな?後ろを振り返り、昴の姿を確認すると昴は俺を見ているのに目線は合わなかった。どこ見てるんだろうね??
ぼーっとしてる昴も可愛いなー襲いたくなっちゃう。
「おーい?昴?生きてる~?」
昴に近づき、目の前で手をヒラヒラさせた。うーん、無反応てか固まってる?あ、そうだいいこと思いついた。
ちょうど先程できあがったハンバーグを一切れホークに刺し、昴の口にほうりこむ。
相変わらず昴からの反応はなかったが口はモグモグ動いていてその姿がなんだかハムスターみたいだと思った。
「…美味しい」
「あ、昴が喋った。ハンバーグできたから食べよう?ソースはケチャップでよかった?」
「う、うん、ありがとう」
やっと俺の言葉に返事をくれた昴は数分前より大人しくなった。今になってバイトでの疲れがでたのかもしれない。これはうんと甘やかさないとだね、初対面での印象って大事だし??
「昴は座ってて?俺が食べさせてあげるから」
「え、あでも…」
「ほら、昴あーん」
昴が何か言う前に口の中にハンバーグを入れた。ちょっと強引だった?と思ったが昴は顔を真っ赤にしながら大人しく口に入れられたハンバーグを食べてくれた。
ふふ、ほんとハムスターみたい。それが可愛くて昴に何回もあーんしてハンバーグを食べさせたのだった。
ご飯を食べ終え、風呂から出た俺は髪を乾かさずソファで寝ている昴を見つけた。
「すーばるーこんなとこで寝たら風邪ひくよ?」
話しかけても体を揺すっても昴からの反応がなかったので軽くドライアーで髪の毛を乾かしてからお姫様抱っこでベットまで運び、布団をかけてあげた。
俺はスースーと寝息を立てて気持ちよさそうに寝ている昴の頭を撫でながら微笑む。
「ふふふ、寝顔も可愛い」
もう少し昴と話したかったけど…今日は疲れてるししょうがないかー。
名前で呼び合う仲にもなったし?これでもう俺から逃げれないはずだからちょっとずつ昴との距離が縮めばいいな。
明日から昴と過ごせる大学生活に胸を躍らせ、寝ている昴の頬にキスをする。
「おやすみ昴」
そして俺は昴の隣で眠りについた。
「たたた高城すすば昴です」
「わかった、昴って呼ぶね。昴、今日から俺の事は春兎だからね?約束だよ?」
「わわわかりました!」
「ふふ、どもり過ぎだよ昴。自己紹介も終わったしハンバーグ作るね?」
「ふわぃ!!」
ふわぃって返事の仕方可愛いなー。
昴から承諾を得たのでキッチンを借りてハンバーグを作り始める。調理道具の場所がわからず昴に聞いたが返事がなかったので勝手にシンク下などを漁って借りることにした。
「昴ーハンバーグのソースはケチャップか和風どっちがいい?」
「……」
背後から視線は感じるのに昴からの返事はなかった。
…聞こえなかったのかな?後ろを振り返り、昴の姿を確認すると昴は俺を見ているのに目線は合わなかった。どこ見てるんだろうね??
ぼーっとしてる昴も可愛いなー襲いたくなっちゃう。
「おーい?昴?生きてる~?」
昴に近づき、目の前で手をヒラヒラさせた。うーん、無反応てか固まってる?あ、そうだいいこと思いついた。
ちょうど先程できあがったハンバーグを一切れホークに刺し、昴の口にほうりこむ。
相変わらず昴からの反応はなかったが口はモグモグ動いていてその姿がなんだかハムスターみたいだと思った。
「…美味しい」
「あ、昴が喋った。ハンバーグできたから食べよう?ソースはケチャップでよかった?」
「う、うん、ありがとう」
やっと俺の言葉に返事をくれた昴は数分前より大人しくなった。今になってバイトでの疲れがでたのかもしれない。これはうんと甘やかさないとだね、初対面での印象って大事だし??
「昴は座ってて?俺が食べさせてあげるから」
「え、あでも…」
「ほら、昴あーん」
昴が何か言う前に口の中にハンバーグを入れた。ちょっと強引だった?と思ったが昴は顔を真っ赤にしながら大人しく口に入れられたハンバーグを食べてくれた。
ふふ、ほんとハムスターみたい。それが可愛くて昴に何回もあーんしてハンバーグを食べさせたのだった。
ご飯を食べ終え、風呂から出た俺は髪を乾かさずソファで寝ている昴を見つけた。
「すーばるーこんなとこで寝たら風邪ひくよ?」
話しかけても体を揺すっても昴からの反応がなかったので軽くドライアーで髪の毛を乾かしてからお姫様抱っこでベットまで運び、布団をかけてあげた。
俺はスースーと寝息を立てて気持ちよさそうに寝ている昴の頭を撫でながら微笑む。
「ふふふ、寝顔も可愛い」
もう少し昴と話したかったけど…今日は疲れてるししょうがないかー。
名前で呼び合う仲にもなったし?これでもう俺から逃げれないはずだからちょっとずつ昴との距離が縮めばいいな。
明日から昴と過ごせる大学生活に胸を躍らせ、寝ている昴の頬にキスをする。
「おやすみ昴」
そして俺は昴の隣で眠りについた。
応援ありがとうございます!
10
お気に入りに追加
315
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる