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「「え!?そうなの(か)!?」」
「う、うん…」
僕がそう答えると2人は驚いた顔をしていた。
そんなに驚くこと言ってないと思うんだけどな…。
あ、もしかして僕が男アイドルオタクだから恋愛対象も男の人と思われてたりする??
それは訂正しとかないとだよね!!
「さっき桜ちゃんにも言ったけど推しと恋愛は別だよ?推しは僕にとって憧れの存在なだけだから付き合うなら僕は女の子がいいな」
「…すばるん人を好きになったことある?恋愛対象で」
「へ?ないけど…」
「なるほど、すばるんはどっちもいけそうだね将人」
「なんならさっきの態度見てると男の方が勘違いしそうになるな桜」
「桜ちゃんと将人の言っている意味が僕には分からないんだけど…」
僕が理解できないうちに2人は意思疎通してるし桜ちゃんから作戦会議がどーたらこーたら聞こえてきた。
もちろん僕は仲間はずれにされている。
いや、2人の言葉を聞いても多分理解できないんだろうけどさ?せめて仲間にいれてほしいなーって。急に1人にされると寂しいよねー。
「…あ、そういえば僕次講義はいってるんだった」
しかも宇都宮君と同じ科目だ!!
こうしちゃいられない、早く行かないと宇都宮君を眺めれる席無くなっちゃう!!
「2人とも今日は話せて楽しかったよ!!僕次の講義あるから行くね!!」
「あ、そうなのか?寝んなよ?」
「また進展あったら教えてねすばるん」
「うん、またね」
2人の会話を適当に聞き流し、僕は教室へと向かった。
「昴と隣の席で講義受けるの初めてだね」
「そ、そそそうだね」
いつもなら真ん中付近に座っている宇都宮君は今日は何故か1番後ろの角の席に座っていた。
しかもいつもいる彼のとりまきは誰もいなかった。
しかもしかも僕は教室に入った瞬間何故か宇都宮君に連行され、宇都宮君が座っていた席の左隣に座らされた。
「昴、ここテスト出るらしいよ?」
「えぁ…お、教えてくれてあ、あありがとう」
どうしよう、推しが僕の隣に座って講義受けてる!!感動で涙が。しかもノート書く度に右側にいる宇都宮君の顔が視界に入る。
宇都宮君の真剣な表情が見れるなんて今までにない幸せな時間!!
もしかしたら今日は僕の命日なのだろうか…。
こんなんじゃ講義に集中できないよ~!!
「あ、そうだ昴、今日は一緒に帰ってくれないかな?」
「へ?な、なんで…?」
「俺が1人でいると必ずストーカーが近くにいるみたいで…昴今日は忙しい?」
「い、いやきょ今日は特によよ、用事はないよ」
「本当に?じゃあ一緒に帰ろう。講義終わったらまた連絡するね」
「は、はひ…」
「ふふふ、昴また変な返事の仕方してる」
あぁ神様、今日は本当に僕の命日かもしれないです、宇都宮君と一緒に帰る日がくるなんて!!
大丈夫かな、僕の心臓破裂したりしないかな??
推しとの距離感に戸惑う昴の顔を宇都宮が見つめていたなんて本人は全く気づかなかった。
「う、うん…」
僕がそう答えると2人は驚いた顔をしていた。
そんなに驚くこと言ってないと思うんだけどな…。
あ、もしかして僕が男アイドルオタクだから恋愛対象も男の人と思われてたりする??
それは訂正しとかないとだよね!!
「さっき桜ちゃんにも言ったけど推しと恋愛は別だよ?推しは僕にとって憧れの存在なだけだから付き合うなら僕は女の子がいいな」
「…すばるん人を好きになったことある?恋愛対象で」
「へ?ないけど…」
「なるほど、すばるんはどっちもいけそうだね将人」
「なんならさっきの態度見てると男の方が勘違いしそうになるな桜」
「桜ちゃんと将人の言っている意味が僕には分からないんだけど…」
僕が理解できないうちに2人は意思疎通してるし桜ちゃんから作戦会議がどーたらこーたら聞こえてきた。
もちろん僕は仲間はずれにされている。
いや、2人の言葉を聞いても多分理解できないんだろうけどさ?せめて仲間にいれてほしいなーって。急に1人にされると寂しいよねー。
「…あ、そういえば僕次講義はいってるんだった」
しかも宇都宮君と同じ科目だ!!
こうしちゃいられない、早く行かないと宇都宮君を眺めれる席無くなっちゃう!!
「2人とも今日は話せて楽しかったよ!!僕次の講義あるから行くね!!」
「あ、そうなのか?寝んなよ?」
「また進展あったら教えてねすばるん」
「うん、またね」
2人の会話を適当に聞き流し、僕は教室へと向かった。
「昴と隣の席で講義受けるの初めてだね」
「そ、そそそうだね」
いつもなら真ん中付近に座っている宇都宮君は今日は何故か1番後ろの角の席に座っていた。
しかもいつもいる彼のとりまきは誰もいなかった。
しかもしかも僕は教室に入った瞬間何故か宇都宮君に連行され、宇都宮君が座っていた席の左隣に座らされた。
「昴、ここテスト出るらしいよ?」
「えぁ…お、教えてくれてあ、あありがとう」
どうしよう、推しが僕の隣に座って講義受けてる!!感動で涙が。しかもノート書く度に右側にいる宇都宮君の顔が視界に入る。
宇都宮君の真剣な表情が見れるなんて今までにない幸せな時間!!
もしかしたら今日は僕の命日なのだろうか…。
こんなんじゃ講義に集中できないよ~!!
「あ、そうだ昴、今日は一緒に帰ってくれないかな?」
「へ?な、なんで…?」
「俺が1人でいると必ずストーカーが近くにいるみたいで…昴今日は忙しい?」
「い、いやきょ今日は特によよ、用事はないよ」
「本当に?じゃあ一緒に帰ろう。講義終わったらまた連絡するね」
「は、はひ…」
「ふふふ、昴また変な返事の仕方してる」
あぁ神様、今日は本当に僕の命日かもしれないです、宇都宮君と一緒に帰る日がくるなんて!!
大丈夫かな、僕の心臓破裂したりしないかな??
推しとの距離感に戸惑う昴の顔を宇都宮が見つめていたなんて本人は全く気づかなかった。
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