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「は!もしかしてすばるん好きな人できたの??もしかしてついに宇都宮君と付き合うことになったりして!?」
「え、あ桜ちゃん??何言ってるの??」
「おい、落ち着け桜、そんなんじゃないからな」
僕も将人も何も言ってないのに突然暴走する桜ちゃんを将人が必死にとめている光景は面白い笑
ふふふ、この2人仲良しだよね~いいなぁー僕もこんな仲良しカップルに憧れている。
あ、ちなみに男アイドルオタクだからって男が好きな訳じゃないよ?
僕にとって推しは憧れの対象であって恋愛とはまた別だからね。付き合うなら女の子がいいかな。
ふわふわして抱きしめたらいい匂いがする子!!
え?変態だって?男は皆変態だと思う!!
「ほうほう、それですばるんはお持ち帰りした宇都宮君の事が好きになっちゃったのね??」
「へ?何故そんな話に!?」
将人に2日前の出来事を桜ちゃんに説明してもらっていたはずなのだが…僕が2人の会話を聞いてないうちになんだかとんでもない方向に話が進んでいた。
チラッと将人の方を見ると申し訳なさそうな顔をしている。
「ごめん昴…俺には腐女子の妄想はとめられなかった…」
「おうふ…」
僕と将人はお互い苦笑いするしかなかった。
腐女子って言葉の意味はわからないからあとで検索してみよう。そしたら桜ちゃんのオタク用語も少しは理解できるかな??
「で?で?すばるん宇都宮君のファンって言ったよね??いつから宇都宮君をお持ち帰りするほど仲良くなってたの??」
「ん??僕と宇都宮君がちゃんとした会話をしたのは2日前が初めてだから…仲良くはないかな?」
まず推しに仲良くしてもらえるなんて恐れ多い!!
仮に宇都宮君と友達になれたとしても嬉しすぎて心臓いくつあっても足りなくなるよ!?
それにこの前みたいにドキドキしぱなっしになるぐらいなら僕は影ながら宇都宮君を眺めてる方がいいんだ。
推しとの距離感は大事だよ?
僕の中では推し=芸能人みたいな感じだからね。それを桜ちゃんに説明すると桜ちゃんは僕の後ろをちらっと見て僕に視線を戻した。
「え?そうなの??…でも「ひどいな~昴、俺は君とはもう仲良しだと思ってのに…昴は俺の事嫌いだったの?」
「へ?この声は…う、宇都宮君!?」
桜ちゃんの言葉をさえぎって僕の背後から現れたのは宇都宮君だった。
しかも何故か僕は宇都宮君に名前で呼ばれていた。
え?え?どういう事?状況が理解できていない僕に追い打ちをかけるように宇都宮君は僕の肩を抱いて僕の隣の席に座る。
…何が起きてるのだろうか?未だに理解できてない僕は推しとの距離感に戸惑い固まってしまった。
「え、あ桜ちゃん??何言ってるの??」
「おい、落ち着け桜、そんなんじゃないからな」
僕も将人も何も言ってないのに突然暴走する桜ちゃんを将人が必死にとめている光景は面白い笑
ふふふ、この2人仲良しだよね~いいなぁー僕もこんな仲良しカップルに憧れている。
あ、ちなみに男アイドルオタクだからって男が好きな訳じゃないよ?
僕にとって推しは憧れの対象であって恋愛とはまた別だからね。付き合うなら女の子がいいかな。
ふわふわして抱きしめたらいい匂いがする子!!
え?変態だって?男は皆変態だと思う!!
「ほうほう、それですばるんはお持ち帰りした宇都宮君の事が好きになっちゃったのね??」
「へ?何故そんな話に!?」
将人に2日前の出来事を桜ちゃんに説明してもらっていたはずなのだが…僕が2人の会話を聞いてないうちになんだかとんでもない方向に話が進んでいた。
チラッと将人の方を見ると申し訳なさそうな顔をしている。
「ごめん昴…俺には腐女子の妄想はとめられなかった…」
「おうふ…」
僕と将人はお互い苦笑いするしかなかった。
腐女子って言葉の意味はわからないからあとで検索してみよう。そしたら桜ちゃんのオタク用語も少しは理解できるかな??
「で?で?すばるん宇都宮君のファンって言ったよね??いつから宇都宮君をお持ち帰りするほど仲良くなってたの??」
「ん??僕と宇都宮君がちゃんとした会話をしたのは2日前が初めてだから…仲良くはないかな?」
まず推しに仲良くしてもらえるなんて恐れ多い!!
仮に宇都宮君と友達になれたとしても嬉しすぎて心臓いくつあっても足りなくなるよ!?
それにこの前みたいにドキドキしぱなっしになるぐらいなら僕は影ながら宇都宮君を眺めてる方がいいんだ。
推しとの距離感は大事だよ?
僕の中では推し=芸能人みたいな感じだからね。それを桜ちゃんに説明すると桜ちゃんは僕の後ろをちらっと見て僕に視線を戻した。
「え?そうなの??…でも「ひどいな~昴、俺は君とはもう仲良しだと思ってのに…昴は俺の事嫌いだったの?」
「へ?この声は…う、宇都宮君!?」
桜ちゃんの言葉をさえぎって僕の背後から現れたのは宇都宮君だった。
しかも何故か僕は宇都宮君に名前で呼ばれていた。
え?え?どういう事?状況が理解できていない僕に追い打ちをかけるように宇都宮君は僕の肩を抱いて僕の隣の席に座る。
…何が起きてるのだろうか?未だに理解できてない僕は推しとの距離感に戸惑い固まってしまった。
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