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狙われたのは1

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体育祭が終わってから数日後。
私達はお昼を食べに行くために屋上に向かっています。


「ねぇねぇ、あの子達でしょ?」


「美人姉妹だよね?」


「そうそう」


うーん、未だにコソコソ言われてる。
実は私と未来、体育祭でコスプレしてた美人姉妹って騒がれてるんです。
あと私がリレーで大逆転勝利したから余計騒がれちゃって…。


未「私達有名人だね~笑」


莉「これいつまで続くんだろう…」


未「しばらくは続くんじゃない?笑」


莉「注目浴びるのやなんだけど」


周りからジロジロ見られてる感じが落ち着かない。
動物園のパンダにでもなった気分。


南「2人とも可愛いからね~今までが騒がれなかったのが不思議だよね~貴斗」


貴「そうだな」


紗「てか信条達もいるから余計目立ってるんでしょ?」


柚「それはあるな」


うんうん、あるある。
心の中で思うだけにしてます。

いや、なんだかんだで貴斗達顔は良いからね~。
性格は難ありだけど笑


貴「お前らバカップルも目立ってるからな」


未「確かに、私達のクラスでも結構有名だよ紗蘭達」


紗「まぁ柚希はカッコイイからね~」


莉「紗蘭は美人だからね~」


紗「え、莉音にそれ言われたら嫌味にしか聞こえない」


莉「紗蘭ひどい」


本当の事言っただけなのに嫌味にしか聞こえないだってさ。
失礼しちゃうわ。

私実は嫌われてるのかな、紗蘭に…笑


貴「まぁ立花よりは莉音の方が美人だな」


莉「……」


いやいや、何言ってるんだろうね信条貴斗は。
もうアホだ。


紗「はぁ?殴られたいの?表出ろよ信条」


貴「おう、上等じゃねぇか」


未「え、ちょ2人とも争い良くないよ??」


柚「紗蘭、喧嘩売った事後悔させてやれ」


紗「任せて柚希~」


未「柚希も紗蘭を煽らないでよ…」


南「まぁまぁ未来ちゃん、貴斗が悪いんだし見守っておこう?」


莉「うんうん」


2人のことはもう放っておこう。
止めるだけ無駄だし、紗蘭と貴斗は永遠に仲悪いのは変わらないと思うし。

あと私はお腹が空いた。

お弁当~お弁当~。
勝手に私だけお弁当食べ始めてます笑


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