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体育祭5

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未来が着替え手伝ってくれてメイド服着ることができた…けども。


莉「肩出すぎじゃないこれ?」


未「そう?オフショルなんて普通だよ今どき莉音」


莉「そ、うなの?」


未「そうそう、ほら行こ?」


うぅ…私にはファッションセンスないから分からないけど肩スースーする…。

メイド服露出多い気がする…。
でもアリスの服もメイド服とあまり変わらないデザインしてるのに未来は堂々と着こなしてるからすごい。


「え、出てきた2人可愛い」


「誰々?1年生だよね」


「今年の1年レベル高くねぇ?」


「なんだか双子みたいだね」


私と未来が更衣室から出ると周りがザワザワし始めた。


莉「み、未来…なんか皆に悪口言われてるのかな…」


未「違う違う、莉音が可愛いからザワついてるだけよ?」


莉「いやいや、可愛いのは未来だから」


未「目立ってるのは確かだけど悪口じゃないから大丈夫だよ!」


莉「わ、わかった…」


悪口じゃないなら安心だ。
明日から学校行けなくなるところだったよ。

暴走族しててもメンタルは弱いんです。


未「莉音2人でゴールだね!」


莉「そうだね」


2人で手を繋いでゴールした。
ちなみに私達がゆっくり走っても余裕の1位でした。


未「いぇ~い、1位!競技も終わったし皆のところ戻ろ」


莉「え?着替えは?」


未「写真撮ってから~」


このままクラス席行くのか…。
なんか周りからすごく見られてるから嫌だ…。


「ねぇねぇ、2人とも可愛いね名前は?」


「1年生だよね?どこのクラスの子?」


「次の競技まで俺達とお話しない?」


クラス席に戻る最中6人ぐらいのグループの先輩?に話しかけられた。

え、何この人達急に。
道の邪魔なんだけども。

早く戻って写真撮って着替えたいんだからどいてほしいよね。
あと、ジロジロ見ないでほしい視線が気持ち悪い。


未「すいません、クラス戻るんで通してほしいです」


「え~なんで戻るの?俺達と話そうよ」


未「いや、でも…」


莉「すいません、どいて下さい」


先輩と思われる男達がうっとおしいので未来の手を引っ張って強引に通ろうとした。


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