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新しい任務7

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莉「そっか…辛かったよね、悲しかったよね」


悠「っ…うん、犯人が憎い」


そう言って悠くんは泣き出してしまった。

こんな小さな子に憎しみを覚えさせた犯人を許せない。
一生許せないでも…。


莉「でもね、憎しみからは何も生まれないって理人さんに教えてもらった」


そう、これは美羽達を殺した犯人を殺しに行こうとした私を見て理人さんが言った言葉。

あの時の私は憎しみしかなかった。
家族を殺され、人間不信になり、未来と一緒に住んでたけどあまり信用はしていなかった。

ただ強くなりたくてあの頃家族を救えなかったひ弱な自分を変えたくて暴れてた。

それの姿を見た理人さんが新羅と言う居場所をくれた、大切な仲間をくれた。
まぁ本当にいろいろあったんだよねって今思う。


莉「悠くんには憎しみを捨てて幸せになってほしいよ?」


悠「でも俺は…」


莉「って急に言われても無理だよね、もし今犯人がそこに居たら殴っちゃうよね」


悠「殴るより殺したい」


莉「うん、そうだよね、だけど二度と大切な人を失わないよう強くならない?」


悠「強く?」


莉「今悠くんの大切な人は誰?」


悠「…いない。1人だから」


莉「もぉ~そんな事言わないの」


この子はずっと孤独だったんだな。
強がってただけ、昔の私みたい。


莉「じゃあ一緒に強くなっていこ?悠くんに大切な人ができた時に守れるように」


悠「…莉音と一緒に?」


莉「うん一緒に」


悠「強くなる、俺強くなるよ!」


莉「よし、じゃあ悠くんは今日から新羅の一員だね」


悠「新羅?」


あ、理人さんに許可とってないけどいいかな?笑
てか悠くん新羅にいれたら怒られそう。
でも孤独を知っている悠くんに仲間の温かさを知って欲しい。


莉「私の大切な仲間がいるグループだよ」


悠「…俺嫌われない?」


莉「大丈夫だよ、皆優しい子しかいないから。あ、ちなみにあそこに囲まれてる子も仲間だよ」


悠「あのふわふわ頭の人?」


ふわふわ頭笑
そっか小さい子にはパーマがふわふわ頭に見えるのか面白い笑


莉「そうそう、シバ~ちょっとこっち来て~」


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