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信条貴斗という人物5

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未「学校来てたんじゃない!もう~なんで朝いなかったのよ」


貴「あ?未来には関係ねぇだろう」


未「関係あるわよ!幼なじみなんだし心配するでしょ!」


貴「いちいち心配する必要がないだろう」


未「何よそれ!」


…ただ今未来と不良君に挟まれております。
2人は私のことを気にせず言い合いをしている。

火花散ってるよ2人とも、特に未来。


貴「大体昨日関わるなって言ったよな」


未「そ、それは…私納得してないもん」


貴「納得しろよ、俺に関わるとお前も危ないんだよ」


未「何が危ないの?危ない目にあったことなんて今で1度もなかったもん」


2人の会話を黙って聞いている私。
空気感がすごい笑

ってそんな事思っている場合じゃない、未来が泣きそうな顔してる。


貴「今だけ安全なだけだろ」


未「な、何それ…」


あー泣かせた、未来を泣かせるなんて本当許せないよね。
私の大事な家族にさ。


____パンッ


貴「っ…」


莉「り、莉音??」


私は無意識に不良君の顔を叩いていた。

あ、平手打ちしちゃった。

でもいいや、こいつの態度すごい腹立つから言いたいこと言っちゃいます。


莉「あのさ、未来泣かせて楽しい?理由ちゃんと言わないと納得できないの分かってるでしょ。てか幼なじみならあんたが自分で体張って守ればいいでしょ?もしかして幼なじみすら守れないほど弱いわけ?ねぇ、駿河の総長さん?」


貴「っ……」


ふ、殺気全力で出したら少しビビってる笑

はい私の勝ち~。
言いたいこと言えてスッキリした。


未「り、莉音??こ、わいよ?」


莉「あ、ごめん未来笑ついイラッとしちゃった怖がらないで~」


未来まで怖がらせてしまった。
申し訳ない…。


貴「ふっ…」


さっきまでビビっていた不良君が突然笑いだした。

え、何こわ~。
さっきまで私に殺気ビンビンで睨んでた人とは思えない。

叩かれて頭おかしくなったのかな?


莉「やっぱお前面白いな。そうだな、俺が守ればいい話か。悪かったな未来、関わるなと言って」


未「え?ううん、分かればよろしい」


貴「なんだ、その上から目線」


未「昔と一緒だし~」


…なんか急に柔らかい雰囲気に変化した?不良君?

演技してたんかな、1匹狼の俺様的な?
うわ、だっさ、ないわ~。

でも未来も今なんか嬉しそうだし気にしなくていっか。


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