会長の親衛隊隊長になったので一生懸命猫を被ろうと思います。

12.

「…とりあえず瑞希、俺達は待機場向かおうぜ？湊が待ってると思うから」


「そうだな、俺等がいると話長くなりそうだしな。じゃあな要、琉星俺達のチームに負けないよう頑張れよ」


「あぁ、負けたお前らには言われたくないけどな」


「瑞希～パフェ奢るのぉ忘れないでねぇ？」


「わかってるって、また後でなー」


瑠夏達と別れ、要と敵を探しながら歩いていると2、3人くらい要の親衛隊の子達(敵)を見つけた。その子達は目をキラキラさせて撃ってくださいといいながら迫ってきたので要が戸惑いながらも水を発射していた。

…サバゲーってそんなゲームじゃないよな？とか思ったが白色の服が水で濡れて、お腹とか胸元が透けエロティックな姿の親衛隊の子達が見れたから良しとしよう。

結局要が誰を調教途中なのか詳細は聞けないままゲームは進んでいく。
ふと誰かの気配を察知したので要には茂みに隠れてもらい、俺は囮になる為に道の真ん中に立った。

サバゲーって暴走族の頃を思い出すんだよなーなんかこう神経を研ぎ澄ます感じとか？懐かしい記憶だ。
さ～て、敵は誰かな？


「「りゅーちゃん後ろががら空きだよ！！」」


俺が立っている数cm後ろの茂みから左右に双子の声と飛び出してくる音が聞こえた。

ふふ、甘いな双子よ、いくら俺が背中を向けて立っているからといってサバゲーは相手に気づかれたら終わりだぞ？


「えぇ～？それはぁ双子ちゃん達も一緒じゃないかなぁ？」