会長の親衛隊隊長になったので一生懸命猫を被ろうと思います。

6.

「…ウィッグだよぉ」


「そうか、茶髪も似合ってるが地毛の方が綺麗な金髪で俺は好きだ」


「僕の地毛がぁ金髪って気づいてたのぉ？」


「地毛か染めてるかなんて根元を見ればわかるぞ」


何言ってんだお前はっと言う顔で要が見てくる。

あ、そっか、金髪に染めてたら髪の毛の根元と色が違うのか。染めた事がないから気づかんかった。


「っ、要なぁにしてるのぉ！？」


「前も触った時思ったが、琉星の太腿ってエロいな」


要はワンピースから剥き出しになってる俺の太腿をさわさわ撫で回す。肩を抱き寄せて太腿触るってやってる事が変態親父みたいだ。
女の子にこんなことしたら犯罪だぞ！？いや、男の俺にしても犯罪だな。セクハラだ、セクハラ！！くそ、力強くて要を引き離せない。


「ほぅ、下着もちゃんとこだわってんだな」


「スカート捲らないでよぉ！？」


ギャー！！ちょっと要何してくれちゃってんの！？太腿の際どいとこ触ってんなとは思ったけどまさかスカート捲って下着見るとは誰が想像できた！？俺は必死にスカートを押さえて下着を隠す。


「レースの下着とはエロいな。女物か？」


「男物だもん！！もぉ離してよぉ！！」


「あぁ、悪い」


下着を見られた俺は恥ずかしくて若干涙目だ。
見られた、俺がメンズランジェリー穿いてるの見られた。恥ずかしすぎる、母さんなんでこんなん買ってくんだよ、俺もなんで穿いたんだよ。