会長の親衛隊隊長になったので一生懸命猫を被ろうと思います。

10.

「それでさっきの質問？」


「うん…素直になれない分態度で示せないかなって」


それで思いついたのがエロ方面のテクニックをみがくという事か。湊には言葉責めの誘い受けをぜひしてもらいたかったけど真剣に悩んでるようだし変な事言うのはやめておこう。俺そこまで性格腐ってないからね！！


「そんな事しなくても初々しい湊の方が瑠夏興奮しそうだけど」


「え？」


「だって瑠夏好みに湊を調教できるじゃん？」


「ちょ、調教って…」


引き気味な湊の表情に調教は言い方まずかったか？と思うけど本当の事だろうし訂正はしない。
純情な受けを攻めの好みに調教できるなんて男のロマンだと思う！！好きな人ならなおさらね！！


「湊は今のままで瑠夏に溺愛されとけばいいんじゃない？」


「溺愛され続ける自信ないから琉星に相談してるんだけど」


「って言ってるよ瑠夏～」


俺は丁度箸を配膳していた瑠夏に声をかけた。何も聞こえていなかった瑠夏は首を傾げなら俺達が座っているソファに来る。


「何か言った？琉星」


「湊が瑠夏の愛情表現が足りないせいで不安がってるぞ」


「ちょ、琉星何言ってんの！」


「ん？どういう事だ？」


「だからーもっとどろどろに甘やかさないと湊逃げてくよ瑠夏。とりあえず2人で話し合ったら？俺は要の手伝いしてくるからさ」


どっこいしょーと立ち上がり、瑠夏を湊の隣に座らせた。


「え、待ってよ琉星！！」


「大丈夫、湊の正直な気持ち瑠夏に伝えなよ？」