会長の親衛隊隊長になったので一生懸命猫を被ろうと思います。

かしあ

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「瑞希の次は俺と乗るぞ琉星、約束だ」


要の強い押しに負けて頷く。


「も、もちろん~要とも一緒に乗れるの嬉しいなぁ~」


だからその手を離してくれないかなー!?
なんで俺要に手繋がれてんの!?


「琉星、俺らの番だから行こうぜ?」


「わわ、危ないよぉ~瑞希ぃ~」


要とは反対側の手を瑞希に繋がれて俺は両側から引っ張られてる状態。
待って、俺がちぎれる。


「要、琉星の手離せよ、乗れないだろ」


「チッ…」


舌打ちして俺の手を離した要。

その姿をニヤニヤしながら見てる瑞希と目が合う俺。
何これカオス。
瑞希がニヤニヤしている理由はわからんが要が不機嫌になっているのはわかった。

それを気にせず俺は湊達とジェットコースターに乗る。


「瑞希君、程々にしといた方がいいよ?」


「要に倍返しされるぞ?」


「んー被害に遭うのは俺じゃなくて琉星じゃね?笑」


「え、俺!?」


なぜに俺!?めっちゃ巻き込まれフラグじゃん!!
俺何もしてないよ?


「まぁー確かにそうかもね」


「ドンマイ琉星」


「え、だから何が?2人とも説明プリーズ!!」


湊達に詳しいことを聞こうとしたらアナウンスと共に出発の音が鳴る。


「それでは良い旅を~いってらっしゃ~い~」


ガタガタと動き出す車体。

俺はあきらめて景色を楽しむことにする。
うわわ、登ってる、もうすぐ落ちる、落ちるぞ~!!

頂上について車体が傾く。


「「「「うわぁぁ!!(うおぉ!!)」」」」


すごい勢いで滑り落ちる車体に叫ぶ俺達であった。

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