会長の親衛隊隊長になったので一生懸命猫を被ろうと思います。

かしあ

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「ちょ、要なにしてんだよ、すごい音がしたぞ琉星のおでこから」


「瑞希ぃ~」


瑞希がめずらしく俺をかばってくれた。
もっと言って、チキンな俺の為に要にもっと怒って瑞希!!


「今のはチャラ男が悪いと思いますよ瑞希」


「そ、そうなのか?」


……えぇ、俺のせいなのー!?
なんでなんで、まったく意味わからん。
瑞希も副会長の言葉に納得しないで反論してよ!!うーおでこいたい…。


「うるさい、帰るぞ琉星」


「え~まだお茶会終わってないよ要ぇ」


「今日はお前が当番だろ」


あ、そっかー今日俺が夜ご飯作る当番だったわ。

要と一緒に住み始めてから夜ご飯は順番に作っている。
しょうがない、帰るかーそうと決まれば即行動。


「んじゃぁ僕~帰るね~皆、またお茶会しようねぇ帰ろ~要」


「あぁ、邪魔したな」


「「「さようなら要様、琉星様」」」」


「私達も帰りますよ瑞希」


「あぁ」


手を振って翔ちゃん達にお別れをする。

ふふふ、海理久攻めかーこれから翔ちゃん大変だろうな~色々と。
真っ赤な顔をして恥ずかしがる翔ちゃんに相談されたい!!


「琉星、手」


「なぁ~にぃ要~」


「いや、なんでもねぇ」


「?お腹すいたから早く帰ろぉ~」


「そうだな」


今日はご飯何作ろうなー。

俺は上機嫌のあまり無意識に要の手を握っていることに気づかなかった。

その手をじっと要が見ていたことも…。

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