会長の親衛隊隊長になったので一生懸命猫を被ろうと思います。

26.

「もう泣くな琉星、瑞希、誰のせいでもない。お前らは被害者だ。助けが遅れてすまなかった」


「うぅ…要…」


「会長さまぁ…ズビ…」


会長はイケメンなのか、イケメンだなぁぁぁ！！

絶対瑞希会長に惚れたよ！！
俺でも今会長にドキってしたもん！！
おかげで涙ひっこんだわ！！


「結果発表はパソコンで繋げて保健室で見ればいいだろ？そうすれば動かなくてすむし先生もいるから安心だ」


「確かに、要の言うとうりですね、広斗にパソコンの手配をさせます」


「あぁ。真尋は何かあった時の為に体育館に。瑠夏と湊は琉星達と一緒にパソコンでいいか？」


「「「大丈夫(だ)」」」


「じゃあそうしよう、鈴夜、真尋、行くぞ」


「わかりました」


「おう」


「先生、琉星達をよろしく頼む」


「任せて～」


「琉星、また後でな」


「？は～い？」


よく分からんが会長の言葉に適当に返事をした。

会長達が去って俺達4人と先生だけになる。


「瑞希泣きすぎ、目腫れるよ？」


「そうだぞ、それに泣いたら傷口しみるだろ」


「うるせぇ…とまらないんだよ涙が」


「ふふふ、瑞希可愛いねぇ～！！」


「そういう琉星はさっき会長に抱きしめられたまま僕達の目の前で号泣しだしたよね？」


「やめてぇぇ俺の黒歴史！！」


「へぇ～そうなのか？そういえば琉星さっきおんぶされてたな」


瑞希がニヤニヤしてこっちを見ている。

あれ、君さっきまで泣いてなかった？
嘘泣きだったの！？

いじめっ子モードに切り替え早くない！？