会長の親衛隊隊長になったので一生懸命猫を被ろうと思います。

かしあ

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22.

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-琉星side-

会長におんぶされたまま保健室とうちゃーく。
そういえば今は鬼ごっこの途中だったから保健室向かうまで色んな人に勘違いされた。

また変な噂たちそうだな…。


「鈴夜、瑞希の怪我はどうだ」


「全身打撲ですが元気ですよ」


保健室に入ると副会長の声が聞こえた。

会長の背中で前が見えん。
くそぉ~高身長~!!早く俺をおろしてくれ。


「要か!?琉星は!?」


「無事だ、今からそこに連れてく」


瑞希の心配する声が聞こえたからか会長が瑞希のいるベットまで歩いていく。

おいこら待て、俺をおんぶしたまま行くな会長。

瑞希と副会長がおんぶされている俺を見て驚いた顔をしてるからな!?


「み、瑞希~怪我は大丈夫ぅ?」


「俺は大丈夫だけど、琉星こそ怪我してないか?」


よかった、瑞希怪我ひどいけど元気そう、安心安心。

会長が瑞希のベットの近くに椅子を置いてくれた。
できる男や会長、有難く座らせてもらおう、どっこいしょ~。


「俺は無傷だよぉ」


「無傷じゃないだろアホ」


「あいた!か、会長様ひどいですぅ~」


嘘言ったら会長に頭殴られた。
俺の怪我、会長のせいで増えるじゃん、なにするのさーもぉー。


「どこか怪我したのか!?」


「う~ん、肩と背中をちょっと…」


「あと足首だろ」


「え?足首ですかぁ~?」


会長に言われて足首を確認したら青紫色に腫れていた。

うわぉ、グロテスクな色!!
会長よく俺が足首腫れてるの気づいたよね、だからおんぶしてくれたのか?

え、優男じゃん笑

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