会長の親衛隊隊長になったので一生懸命猫を被ろうと思います。

8.

「そ、うかなのか？」


「うん、それがどうかした？」


「え、あいや…」


理由を聞かれた不良君は顔真っ赤にする。

頑張れ～頑張れ不良君、爽やか王子にお想いを伝えるんだ！！


「おれ、さ…お前の事が好き…なんだけど…」


「うん」


「俺と付き合ってくれないか？」


「いいよ」


「え、本当か？」


「実は俺も君の事ずっと前から好きだったんだ」


「え、でもさっき好きなやついないって…」


「君に告白してもらいたくて嘘ついちゃった、ごめんね？許してくれる？」


「お、おう///」


「ふふふ、ありがとう。大好きだよ？」


「お、れも大好き///」


「可愛いな～キスしたい」


「外では恥ずかしいからダメだ！！///」


「そう？じゃあ寮に戻ろっか」


「おう！」


そして手を繋いで中庭を去っていく一匹狼君と爽やか王子。

俺は2人の後ろ姿が見えなくなるまで見つめていた。

ねぇねぇなにあの萌える展開！！
やばい、興奮がおさまらないぃぃ！！

顔真っ赤にして告白する不良君は可愛すぎ！！
王子は王子で好きな子いじめたくなるタイプだったんですね！！

爽やか王子(でもたぶん腹黒そう)攻め×不良受けは最高だな！！

ふわぁぁ今頃寮に戻ってイチャイチャチュッチュッしてるんだろうな～。むふふ、また新たなカップリングに出会えてよきよきニヤニヤがとまらないぜ！！

いや～あの2人にはぜひぜひ幸せになってもらいたいね！！ごちそうさまです。