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Eternal Rain ~僕と彼の場合~外伝
Eternal Rain ~俺と彼の場合~⑱
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2年後…。
俺たち4人の姿は空港にあった。
「寛ー!ちょっと!
なに?その格好!」
待ち合わせしたビジネスクラスの
搭乗手続きのカウンターに着くと
星斗はあきれたような声をあげた。
[え?ハワイだろ?]
「そ、それにしたってそのアロハ…
派手すぎない?あ…ええ!?]
【星斗くんどうしたの?地味だねぇ?
せっかくのハワイなのに!】
「て、天士、さん?え?」
俺と天士は派手な柄のアロハを着て
サングラスをかけて
キャリーバックを転がして来た。
『………!はぁ?天士…寛…
なんだおまえらのその格好は!』
搭乗手続きに行っていた
咲鞍さんが来て
びっくりしたように言う。
「ね!栄醐!派手すぎだよね?
っていうか行ってからだよね?
あの格好は!」
『だよな?星斗。
…た、他人のふりしようぜぇ?』
「う、うん。栄醐。行こう~。」
そそくさとラウンジに行ってしまう2人。
【寛~なんかわかんないけど
搭乗手続きしてくるね~】
[さんきゅ。なんか俺ら悪いことした?]
【う~ん?…なんだったんだろう?
ま、いいや。いってきます~】
そう言って搭乗手続きに向かう天士。
4人で昨年から積立てをして
豪華ハワイ旅行に行こうと
盛り上がり今日がいよいよ出発の日だ。
ビジネスクラスを奮発したので
ゆったりと旅ができるだろう。
しかし俺は内心ドキドキしていた。
生まれて初めての飛行機…
俺、大丈夫かなぁ…。
あとの3人は大丈夫大丈夫!と
言うけれど…こわい。
でも…。悟られたくねぇ!
我慢だ…。
星斗だって
初めてのはずなのに!おかしい!
ラウンジで天士と一息ついて
少しは落ち着いた俺だったけど
いざ、搭乗!となり席に行くまでの
通路を歩いていくと
また緊張してきて思わず
天士の腕を握った。
【寛…大丈夫だって。
ちゃんとペアシートだし。
手握っててあげるから。ね。】
[ば、馬鹿野郎!こ、怖い訳じゃねえ!]
【ふふ…はいはい。】
天士は面白そうに笑う。
ふと星斗達を見ると
もう席に座りあれこれ物色していた。
フルフラットになるように
なっている座席は真ん中のしきりを
下げられるようになっていて
とりあえず座ってみると
なるほどリラックスできるように
なっている。
初めてでビジネスクラスなんて
乗っちまったらちょっと
今後大変かもな、とよぎる。
【寛?大丈夫?】
天士がしきりを動かし
顔を見せてくれた。
[…っ。ああ。大丈夫。]
しばらくすると離陸のアナウンスが
ありシートベルトをすると
思わず俺は天士のほうを見る。
優しい笑顔で俺に手を差し出してくれた。
ぎゅっ、と握ると天士は
ふぁっ、と毛布をかけて
握る手の力を強くして微笑む。
おかげで俺はなんとか
落ち着いて過ごすことができた。
機内食も美味しくて
天士と一緒に映画観て。
結構楽しむことができたかな。
離着陸はやっぱりこわくて
手汗が半端なかったけど。
ハワイに降り立つと今度は
逆に俺たちがビックリさせられた。
星斗達がド派手なアロハに
短パン姿に変わっていたから…。
[ちょ!そっちのほうが派手じゃんかよ!]
「だって!ハワイだもん!
ね!栄醐!」
【星斗~可愛いなぁ~!
短パン、失敗だったかな…
他のやつにこの綺麗な足
見せたくないなぁ…】
星斗は、栄醐ったら…と
顔を赤くして呟き
早速2人はいちゃつきだして
俺と天士は顔を見合わせる。
【と、とりあえずホテルに行こうか…。】
ホテルからの迎えの車が
来ているはず、と見渡すと
ホワイトボードに日本語を書いた
ガイドの女性の姿。
軽く手をあげると走り寄り
咲鞍様御一行さまですか?と
明るい声をあげた。
ホテルへと連れて行ってもらい
各自部屋で少し休む。
このあとは国際免許を持っている
咲鞍さんがレンタカーで
いろいろと連れていってくれるらしい。
さすがおぼっちゃま。
何度もハワイに来ているそうだ。
親の金でな、と言ってたけど。
咲鞍さんのそういうところ
俺は好きだな。
彼が星斗のパートナーで
本当によかった。
【ちょっと、寛…。
なに考えてたの?】
[え?]
【なんか…優しい顔、してた。】
[いや…星斗と咲鞍さんと
4人で旅行できてよかったな、って、さ。]
【そ、だね…。俺と栄醐は
気心が知れてるし
寛と星斗くんも仲いいもんね。
星斗くんみたいないい子が
栄醐のパートナーでよかったよ。】
[同じこと思ってたよ。
咲鞍さんが星斗の
パートナーでよかった、って。]
【………。んー。ちょっと妬けるな?
栄醐のことそんなふうに…。】
[ばっ!馬鹿野郎!
変なかんぐりすんな、ボケ…。
俺が他を見るわけねぇだろっ!]
【寛…。ごめ…あ………んぅっ…。】
俺は天士の唇に吸いつく。
上唇を食んで舌を絡ませると
天士の舌が追ってきて
口中をかきまぜられる。
俺も負けじと舌を吸いとって
口中に入った。
それから何度も角度を変えて
食みあいやっと離した唇は
銀糸で繋がり俺はたまらなくなって
唾液を飲み込みもう一度天士に
くちづけた。
[っつ…天士]
首筋を舌でつっ、となぞり
キスマークをつけるように吸う。
【んっ…か……んっ、も…時間…
んあ………。っつう!…はっ…
ぁぁっ………。】
[はぁ…は………。ごめん…。つい。]
【もう…。ほら…待ち合わせ時間…。
あ、栄醐からメール…。
あれ?待ち合わせ1時間
遅らせてくれ、だって…。
なんかあった、のかなぁ…。】
[……それならもう少し、さ。]
【えっ…ちょ、待って…んんっ…】
アロハシャツの上から
天士の尖りに指を這わすと
もう固く張りつめていたそこは
さらに主張を始める。
シャツの上からの愛撫は
直接とはまた違う官能があるようで
天士はビクビクと喉を反らせた。
【寛っ…ああ!】
天士の手が
俺のすでに滾っている中心を
まさぐり扱いてくる。
[んっ…っ!て…んじっ…]
俺も天士のそこに手をやると
天士は俺のパンツを
下着ごとおろし自分も脱いで
俺のと兜合わせにして扱いていく。
擦り合わさるそこを
天士の手が包み動かされ
熱い息がお互いの顔にかかって
欲情を誘う。
【はぁ…はぁ……っは…寛っ…】
[天士…天士…うっ!]
2人の息づかいだけが
部屋に響いてさらに熱くなった。
【ィくっ…つ!】
[ぁぁぁっ…!]
白濁を零して果てると
どちらからともなく
照れ笑いが出る。
【ふふ…やっちゃったね………。
シャワーしようか。】
[ぐは……。ああ。]
一緒に軽くシャワーを浴びて
待ち合わせのロビーに降りていくと
しばらくして星斗たちがやって来た。
『すまん、急に時間変更して。』
咲鞍さんは
バツが悪そうに謝ってくる。
【どうしたんだ?栄醐。
星斗くん具合悪いとかじゃないよね?】
『いや、ちがう…。そのぉ………。
あれ?天士、それって…。』
【あ、え?わ!…あ、えっと…。
これは…。そのー。】
『ぐはは!…たぶんお前んとこと一緒。
俺、襲っちまったんだよ。
星斗があまりに可愛くて、さ。』
【おそっ………。えええ…。じゃあ…。】
星斗が真っ赤な顔をして
ウインドブレーカーをびしっと
上まで閉めて俺の方へやってきた。
[え?あれ?どうしたの?]
「寛…。聞かないで。」
[は?暑くねぇのか?
どうしたんだよ?]
「聞かないで。」
[星斗?なんだよ?]
星斗はさらに真っ赤になり
んもぅ…と呟くと
ウインドブレーカーのジッパーを
少しおろして首を見せた。
[あ!…わぁぁ…。
そ、それで、その格好…。]
「もう…栄醐のばかぁ…。」
ポケットに手をつっこみ
下を向く星斗。
[許してやれよ。俺も、さ。
実は…やっちまってるから…。
首筋につけちまった…。]
「へ?…あ!?…ええ~
そ、そうなんだ…」
おーい、行くぞ!と咲鞍さんの声。
「えへへ…。そうなんだ…。
寛はなんか意外。」
[っつ!からかうなよ、バカ。]
「んふふー!なんか気が楽になった!
えへへ…楽しもうね、寛!」
[ぐは…。ああ。行こうか。]
咲鞍さんに走り寄る
星斗の後ろ姿を見ながら
俺は天士のもとへ歩いた。
【同じだったね…。】
[……そうだな。くくく…。]
俺は素早く天士の頬にキスをする。
【ん、なっ………!】
天士はびっくりして
真っ赤になりながらも俺の手を握った。
俺たち4人の姿は空港にあった。
「寛ー!ちょっと!
なに?その格好!」
待ち合わせしたビジネスクラスの
搭乗手続きのカウンターに着くと
星斗はあきれたような声をあげた。
[え?ハワイだろ?]
「そ、それにしたってそのアロハ…
派手すぎない?あ…ええ!?]
【星斗くんどうしたの?地味だねぇ?
せっかくのハワイなのに!】
「て、天士、さん?え?」
俺と天士は派手な柄のアロハを着て
サングラスをかけて
キャリーバックを転がして来た。
『………!はぁ?天士…寛…
なんだおまえらのその格好は!』
搭乗手続きに行っていた
咲鞍さんが来て
びっくりしたように言う。
「ね!栄醐!派手すぎだよね?
っていうか行ってからだよね?
あの格好は!」
『だよな?星斗。
…た、他人のふりしようぜぇ?』
「う、うん。栄醐。行こう~。」
そそくさとラウンジに行ってしまう2人。
【寛~なんかわかんないけど
搭乗手続きしてくるね~】
[さんきゅ。なんか俺ら悪いことした?]
【う~ん?…なんだったんだろう?
ま、いいや。いってきます~】
そう言って搭乗手続きに向かう天士。
4人で昨年から積立てをして
豪華ハワイ旅行に行こうと
盛り上がり今日がいよいよ出発の日だ。
ビジネスクラスを奮発したので
ゆったりと旅ができるだろう。
しかし俺は内心ドキドキしていた。
生まれて初めての飛行機…
俺、大丈夫かなぁ…。
あとの3人は大丈夫大丈夫!と
言うけれど…こわい。
でも…。悟られたくねぇ!
我慢だ…。
星斗だって
初めてのはずなのに!おかしい!
ラウンジで天士と一息ついて
少しは落ち着いた俺だったけど
いざ、搭乗!となり席に行くまでの
通路を歩いていくと
また緊張してきて思わず
天士の腕を握った。
【寛…大丈夫だって。
ちゃんとペアシートだし。
手握っててあげるから。ね。】
[ば、馬鹿野郎!こ、怖い訳じゃねえ!]
【ふふ…はいはい。】
天士は面白そうに笑う。
ふと星斗達を見ると
もう席に座りあれこれ物色していた。
フルフラットになるように
なっている座席は真ん中のしきりを
下げられるようになっていて
とりあえず座ってみると
なるほどリラックスできるように
なっている。
初めてでビジネスクラスなんて
乗っちまったらちょっと
今後大変かもな、とよぎる。
【寛?大丈夫?】
天士がしきりを動かし
顔を見せてくれた。
[…っ。ああ。大丈夫。]
しばらくすると離陸のアナウンスが
ありシートベルトをすると
思わず俺は天士のほうを見る。
優しい笑顔で俺に手を差し出してくれた。
ぎゅっ、と握ると天士は
ふぁっ、と毛布をかけて
握る手の力を強くして微笑む。
おかげで俺はなんとか
落ち着いて過ごすことができた。
機内食も美味しくて
天士と一緒に映画観て。
結構楽しむことができたかな。
離着陸はやっぱりこわくて
手汗が半端なかったけど。
ハワイに降り立つと今度は
逆に俺たちがビックリさせられた。
星斗達がド派手なアロハに
短パン姿に変わっていたから…。
[ちょ!そっちのほうが派手じゃんかよ!]
「だって!ハワイだもん!
ね!栄醐!」
【星斗~可愛いなぁ~!
短パン、失敗だったかな…
他のやつにこの綺麗な足
見せたくないなぁ…】
星斗は、栄醐ったら…と
顔を赤くして呟き
早速2人はいちゃつきだして
俺と天士は顔を見合わせる。
【と、とりあえずホテルに行こうか…。】
ホテルからの迎えの車が
来ているはず、と見渡すと
ホワイトボードに日本語を書いた
ガイドの女性の姿。
軽く手をあげると走り寄り
咲鞍様御一行さまですか?と
明るい声をあげた。
ホテルへと連れて行ってもらい
各自部屋で少し休む。
このあとは国際免許を持っている
咲鞍さんがレンタカーで
いろいろと連れていってくれるらしい。
さすがおぼっちゃま。
何度もハワイに来ているそうだ。
親の金でな、と言ってたけど。
咲鞍さんのそういうところ
俺は好きだな。
彼が星斗のパートナーで
本当によかった。
【ちょっと、寛…。
なに考えてたの?】
[え?]
【なんか…優しい顔、してた。】
[いや…星斗と咲鞍さんと
4人で旅行できてよかったな、って、さ。]
【そ、だね…。俺と栄醐は
気心が知れてるし
寛と星斗くんも仲いいもんね。
星斗くんみたいないい子が
栄醐のパートナーでよかったよ。】
[同じこと思ってたよ。
咲鞍さんが星斗の
パートナーでよかった、って。]
【………。んー。ちょっと妬けるな?
栄醐のことそんなふうに…。】
[ばっ!馬鹿野郎!
変なかんぐりすんな、ボケ…。
俺が他を見るわけねぇだろっ!]
【寛…。ごめ…あ………んぅっ…。】
俺は天士の唇に吸いつく。
上唇を食んで舌を絡ませると
天士の舌が追ってきて
口中をかきまぜられる。
俺も負けじと舌を吸いとって
口中に入った。
それから何度も角度を変えて
食みあいやっと離した唇は
銀糸で繋がり俺はたまらなくなって
唾液を飲み込みもう一度天士に
くちづけた。
[っつ…天士]
首筋を舌でつっ、となぞり
キスマークをつけるように吸う。
【んっ…か……んっ、も…時間…
んあ………。っつう!…はっ…
ぁぁっ………。】
[はぁ…は………。ごめん…。つい。]
【もう…。ほら…待ち合わせ時間…。
あ、栄醐からメール…。
あれ?待ち合わせ1時間
遅らせてくれ、だって…。
なんかあった、のかなぁ…。】
[……それならもう少し、さ。]
【えっ…ちょ、待って…んんっ…】
アロハシャツの上から
天士の尖りに指を這わすと
もう固く張りつめていたそこは
さらに主張を始める。
シャツの上からの愛撫は
直接とはまた違う官能があるようで
天士はビクビクと喉を反らせた。
【寛っ…ああ!】
天士の手が
俺のすでに滾っている中心を
まさぐり扱いてくる。
[んっ…っ!て…んじっ…]
俺も天士のそこに手をやると
天士は俺のパンツを
下着ごとおろし自分も脱いで
俺のと兜合わせにして扱いていく。
擦り合わさるそこを
天士の手が包み動かされ
熱い息がお互いの顔にかかって
欲情を誘う。
【はぁ…はぁ……っは…寛っ…】
[天士…天士…うっ!]
2人の息づかいだけが
部屋に響いてさらに熱くなった。
【ィくっ…つ!】
[ぁぁぁっ…!]
白濁を零して果てると
どちらからともなく
照れ笑いが出る。
【ふふ…やっちゃったね………。
シャワーしようか。】
[ぐは……。ああ。]
一緒に軽くシャワーを浴びて
待ち合わせのロビーに降りていくと
しばらくして星斗たちがやって来た。
『すまん、急に時間変更して。』
咲鞍さんは
バツが悪そうに謝ってくる。
【どうしたんだ?栄醐。
星斗くん具合悪いとかじゃないよね?】
『いや、ちがう…。そのぉ………。
あれ?天士、それって…。』
【あ、え?わ!…あ、えっと…。
これは…。そのー。】
『ぐはは!…たぶんお前んとこと一緒。
俺、襲っちまったんだよ。
星斗があまりに可愛くて、さ。』
【おそっ………。えええ…。じゃあ…。】
星斗が真っ赤な顔をして
ウインドブレーカーをびしっと
上まで閉めて俺の方へやってきた。
[え?あれ?どうしたの?]
「寛…。聞かないで。」
[は?暑くねぇのか?
どうしたんだよ?]
「聞かないで。」
[星斗?なんだよ?]
星斗はさらに真っ赤になり
んもぅ…と呟くと
ウインドブレーカーのジッパーを
少しおろして首を見せた。
[あ!…わぁぁ…。
そ、それで、その格好…。]
「もう…栄醐のばかぁ…。」
ポケットに手をつっこみ
下を向く星斗。
[許してやれよ。俺も、さ。
実は…やっちまってるから…。
首筋につけちまった…。]
「へ?…あ!?…ええ~
そ、そうなんだ…」
おーい、行くぞ!と咲鞍さんの声。
「えへへ…。そうなんだ…。
寛はなんか意外。」
[っつ!からかうなよ、バカ。]
「んふふー!なんか気が楽になった!
えへへ…楽しもうね、寛!」
[ぐは…。ああ。行こうか。]
咲鞍さんに走り寄る
星斗の後ろ姿を見ながら
俺は天士のもとへ歩いた。
【同じだったね…。】
[……そうだな。くくく…。]
俺は素早く天士の頬にキスをする。
【ん、なっ………!】
天士はびっくりして
真っ赤になりながらも俺の手を握った。
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