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恵雨
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【よう、栄醐。久しぶりだな。
そしてそちらが星斗くんか。
こんにちは。】
顔を見るなり明るい声をかけてきた
その男は弁護士、葛城天士。
「…こんにちは。」
星斗はなんとか返事を返し
栄醐の手をぎゅっと握った。
その手を握り返し栄醐は
リビングに天士を通し
座るように促し
前に星斗とふたりで並んで
座りゆっくりと手をさする。
【改めて。葛城天士です。
栄醐とは幼なじみで同級生。
今は咲倉総合病院の顧問弁護士も
しています。】
その男は誠実そうな眼差しを
星斗に向け微笑みかけた。
その様子に栄醐が少し慌てて言う。
『星斗は俺のだからな!』
【ふ…。わかってるよ。
俺と栄醐じゃ好み違うの
知ってるでしょーが。
あ、星斗くんはとても可愛いと
思うんだけどいかにも気の強そうな
感じのが好みでね…】
そう言うと星斗にウインクする天士に
仕事しろ!と栄醐。
【はぁい。も~自分で言っといて…
ねぇ?星斗くん。】
星斗は曖昧に微笑み
コーヒーを入れますね、と
キッチンへ行ってコーヒーを
3つ持ってきた。
まずは…と天士が書類を何通か
鞄から出して目を通す。
【星斗くんのことだけれど。
大丈夫かな?】
『星斗。大丈夫。
俺がついてるからな。』
「…。え…ご。僕、大丈夫だから。」
栄醐の手を握りしめながら
少し震えている星斗。
【結論から言うと今現在。
星斗くんの戸籍は星斗くん
ひとりだけになってる。】
にわかに緊張する星斗。
【お母様は20年前に離婚され
戸籍を出られていて
18年前に再婚されている。
お父様は…4年前に亡くなられていた。】
「え?そん…な…。な…んで…。」
【病死と聞きました。
再婚されて奥さまの姓を
名乗られていたそうで…。
その奥さまがお家のほうに
手紙を出されたそうですが
受け取られてませんね。】
「………。」
【星斗くん、かなり前から
お家のほうには戻られてませんよね?】
「…はい。…5年くらいは
戻っていないと思います…。」
【栄醐。星斗くんのお家は
お父様が星斗くん名義に
変更しているそうだ。
誰も住んでないなら
荒れてしまっていそうだが…
一度行って整理したほうが
よさそうだ。諸々の手続きは
手伝うから。】
『うん、ありがとう。
………星斗、大丈夫か?震えてる…。』
「………。栄醐…。1回ギュッってして…。」
『ん。おいで星斗。』
腕の中にすっぽりと星斗を
抱きしめ背中をさする栄醐。
『星斗。おまえを養子縁組して
俺の戸籍に入れようと思ってる。
星斗の考えを聞かせてくれ。』
「よーしえんぐ、み?」
『あぁ…。本当は奥さんにしたい。
けれど…。今の日本の法律では
無理だから…。
せめて戸籍上で養子、つまり
子供、って形にはなるけど
同じ姓を名乗って欲しいんだ。』
「栄醐………。僕なんかに
そんな資格ある、の?」
『星斗にはこれからの人生
俺と幸せに生きてほしいと思ってる。
おまえを離したくないし離さない。』
「栄醐っ……。」
抱きついてキスをする星斗。
【んごほっ!ごほっ!んんっ。
もしもしー?俺いるんだけど?】
「っ!あ…ご、ごめんなさいっ…」
『星斗、いいんだ。
見せつけてやろう。
………戸籍の件…どう?』
「僕…ぼく………。栄醐が
ほんとにいいなら、僕…。
いいの?ほんとにいいの?
…ぅぅ…グズッ………。」
『いいに決まってるじゃん。
俺がそうしたいんだ。』
「栄醐…。うん、うん………。」
【…ふっ。じゃあ、そちらのほうは
そういうふうに手続きを
進めていこう。
あとは…お母様、だけど
会いたいなら連絡先は
とりあえずわかるけれど…
どうする?】
「………いまさら会いたくない。」
【…そうか。まぁ、また気が変わったら
言ってくれたらいつでも手配するよ。】
『ありがとう。天士。よろしく頼む。』
【ん。それから、これからが
やっかいな話だけど。
虎家とかいうの
かなりやばいな。
やはり反社会勢力と繋がっているようだ。
ありとあらゆる悪いことに
手を出してる。クスリ売買とか
売春斡旋とか闇カジノとか
拳銃密売とか…まだ出そうだ。】
「そんな…。」
またガタガタと震えだす星斗を
抱きしめる栄醐。
『星斗…逃げだせて
本当によかった…。』
「栄醐………。」
ギュッ、と抱きついて星斗は
ふぅ、と深呼吸をする。
『告発できそうか?』
【警察も裏で今、動いているみたいだ。
検挙、逮捕されるのは
時間の問題だろう。】
「…ね。栄醐…。寛、は?
寛はどうなるの?」
『悪事の片棒を
担がされてなきゃいいが…。』
【でも護衛とか見張りとかしてる、と
言ったんだろう?
関わってしまってるかもしれないな…。】
『…。この間電話をかけてきたのが
寛なら助けを
求めてたのかな…なにかあったのか…
もう一度かかってくるといいが…』
「寛…。」
【その子のことはもう一度
探りをいれてみるよ。】
『すまん、頼むな。天士。』
【何言ってんだ~。
俺とおまえの仲じゃないか!】
『やべぇ…こいつには全部
知られてるからなぁ…』
【星斗くん、こいつはね…
昔から独占欲が強くてさぁ…
クラスで飼ってたうさぎも
独占しちゃって家に
連れて帰っちゃって…】
『おおい!しゃべりすぎだぞ!』
「ふふ…可愛い…。」
【可愛いもんか!あの時だって…うぐっ!】
栄醐は天士の口を塞いでしまう。
『だからしゃべるな!もう…』
クスクスと小さく笑い星斗は
いい大人ふたりがじゃれあって
いるのを微笑ましく見つめた。
「いいですね…。友達って。」
『星斗…。俺が友達にも
なってやるから。な。』
【栄醐の伴侶は
俺の友達でもある。
俺とも仲良くしてくれるだろ?】
「栄醐…。天士さん…。ありがとう。」
星斗は涙ぐんでお辞儀をする。
そんな星斗を栄醐は
抱きこんでソファに沈みこんだ。
『おまえ、もう帰れよ。』
【ちぇ、いいな~俺も誰かいい人
いないかなぁ…。】
「え。天士さん、独身なんですか?」
栄醐に負けないくらい
きれいな顔でスタイルも抜群の
天士が独り身とは
思わなくて星斗は声をあげた。
【あぁ。そうなんだよ…。
なんでだろう…】
『こいつは気の強いやつが好きでさ。
いつもこっぴどくフラれ…
いてっ!殴ることないだろう~』
【おまえのがしゃべりすぎだ!】
星斗はまたクスクスと笑って
ふたりのかけあいを見つめていた。
天士が帰りソファで栄醐に
甘えるように寄りかかり
星斗は感謝を口にする。
「栄醐…。本当にありがとう…。
本当に、本当にいいの?
僕を養子?にして
ずっと一緒にいてくれるの?
本当に?本当に…ほんと…
んあっ、んぅ………。」
涙を流す星斗に深くキスをして
栄醐は強く抱きしめる。
『あぁ。まぁ書類上では
子供だけど、俺は星斗を
俺の奥さんにする気でいる。
俺のものに。俺の星斗…。
俺だけのもの…。俺も星斗だけのもの。
ずっと一緒にいて…。星斗…星斗………。』
「え…ごぉ…。うん。ぼく。
僕、栄醐にずっとついて行く…。
一生そばにいるから。」
『星斗…。愛してるよ。』
「栄醐愛してる。」
ゆっくりキスをして抱きしめあい
しばらくお互いのぬくもりと
鼓動を感じあった。
そしてそちらが星斗くんか。
こんにちは。】
顔を見るなり明るい声をかけてきた
その男は弁護士、葛城天士。
「…こんにちは。」
星斗はなんとか返事を返し
栄醐の手をぎゅっと握った。
その手を握り返し栄醐は
リビングに天士を通し
座るように促し
前に星斗とふたりで並んで
座りゆっくりと手をさする。
【改めて。葛城天士です。
栄醐とは幼なじみで同級生。
今は咲倉総合病院の顧問弁護士も
しています。】
その男は誠実そうな眼差しを
星斗に向け微笑みかけた。
その様子に栄醐が少し慌てて言う。
『星斗は俺のだからな!』
【ふ…。わかってるよ。
俺と栄醐じゃ好み違うの
知ってるでしょーが。
あ、星斗くんはとても可愛いと
思うんだけどいかにも気の強そうな
感じのが好みでね…】
そう言うと星斗にウインクする天士に
仕事しろ!と栄醐。
【はぁい。も~自分で言っといて…
ねぇ?星斗くん。】
星斗は曖昧に微笑み
コーヒーを入れますね、と
キッチンへ行ってコーヒーを
3つ持ってきた。
まずは…と天士が書類を何通か
鞄から出して目を通す。
【星斗くんのことだけれど。
大丈夫かな?】
『星斗。大丈夫。
俺がついてるからな。』
「…。え…ご。僕、大丈夫だから。」
栄醐の手を握りしめながら
少し震えている星斗。
【結論から言うと今現在。
星斗くんの戸籍は星斗くん
ひとりだけになってる。】
にわかに緊張する星斗。
【お母様は20年前に離婚され
戸籍を出られていて
18年前に再婚されている。
お父様は…4年前に亡くなられていた。】
「え?そん…な…。な…んで…。」
【病死と聞きました。
再婚されて奥さまの姓を
名乗られていたそうで…。
その奥さまがお家のほうに
手紙を出されたそうですが
受け取られてませんね。】
「………。」
【星斗くん、かなり前から
お家のほうには戻られてませんよね?】
「…はい。…5年くらいは
戻っていないと思います…。」
【栄醐。星斗くんのお家は
お父様が星斗くん名義に
変更しているそうだ。
誰も住んでないなら
荒れてしまっていそうだが…
一度行って整理したほうが
よさそうだ。諸々の手続きは
手伝うから。】
『うん、ありがとう。
………星斗、大丈夫か?震えてる…。』
「………。栄醐…。1回ギュッってして…。」
『ん。おいで星斗。』
腕の中にすっぽりと星斗を
抱きしめ背中をさする栄醐。
『星斗。おまえを養子縁組して
俺の戸籍に入れようと思ってる。
星斗の考えを聞かせてくれ。』
「よーしえんぐ、み?」
『あぁ…。本当は奥さんにしたい。
けれど…。今の日本の法律では
無理だから…。
せめて戸籍上で養子、つまり
子供、って形にはなるけど
同じ姓を名乗って欲しいんだ。』
「栄醐………。僕なんかに
そんな資格ある、の?」
『星斗にはこれからの人生
俺と幸せに生きてほしいと思ってる。
おまえを離したくないし離さない。』
「栄醐っ……。」
抱きついてキスをする星斗。
【んごほっ!ごほっ!んんっ。
もしもしー?俺いるんだけど?】
「っ!あ…ご、ごめんなさいっ…」
『星斗、いいんだ。
見せつけてやろう。
………戸籍の件…どう?』
「僕…ぼく………。栄醐が
ほんとにいいなら、僕…。
いいの?ほんとにいいの?
…ぅぅ…グズッ………。」
『いいに決まってるじゃん。
俺がそうしたいんだ。』
「栄醐…。うん、うん………。」
【…ふっ。じゃあ、そちらのほうは
そういうふうに手続きを
進めていこう。
あとは…お母様、だけど
会いたいなら連絡先は
とりあえずわかるけれど…
どうする?】
「………いまさら会いたくない。」
【…そうか。まぁ、また気が変わったら
言ってくれたらいつでも手配するよ。】
『ありがとう。天士。よろしく頼む。』
【ん。それから、これからが
やっかいな話だけど。
虎家とかいうの
かなりやばいな。
やはり反社会勢力と繋がっているようだ。
ありとあらゆる悪いことに
手を出してる。クスリ売買とか
売春斡旋とか闇カジノとか
拳銃密売とか…まだ出そうだ。】
「そんな…。」
またガタガタと震えだす星斗を
抱きしめる栄醐。
『星斗…逃げだせて
本当によかった…。』
「栄醐………。」
ギュッ、と抱きついて星斗は
ふぅ、と深呼吸をする。
『告発できそうか?』
【警察も裏で今、動いているみたいだ。
検挙、逮捕されるのは
時間の問題だろう。】
「…ね。栄醐…。寛、は?
寛はどうなるの?」
『悪事の片棒を
担がされてなきゃいいが…。』
【でも護衛とか見張りとかしてる、と
言ったんだろう?
関わってしまってるかもしれないな…。】
『…。この間電話をかけてきたのが
寛なら助けを
求めてたのかな…なにかあったのか…
もう一度かかってくるといいが…』
「寛…。」
【その子のことはもう一度
探りをいれてみるよ。】
『すまん、頼むな。天士。』
【何言ってんだ~。
俺とおまえの仲じゃないか!】
『やべぇ…こいつには全部
知られてるからなぁ…』
【星斗くん、こいつはね…
昔から独占欲が強くてさぁ…
クラスで飼ってたうさぎも
独占しちゃって家に
連れて帰っちゃって…】
『おおい!しゃべりすぎだぞ!』
「ふふ…可愛い…。」
【可愛いもんか!あの時だって…うぐっ!】
栄醐は天士の口を塞いでしまう。
『だからしゃべるな!もう…』
クスクスと小さく笑い星斗は
いい大人ふたりがじゃれあって
いるのを微笑ましく見つめた。
「いいですね…。友達って。」
『星斗…。俺が友達にも
なってやるから。な。』
【栄醐の伴侶は
俺の友達でもある。
俺とも仲良くしてくれるだろ?】
「栄醐…。天士さん…。ありがとう。」
星斗は涙ぐんでお辞儀をする。
そんな星斗を栄醐は
抱きこんでソファに沈みこんだ。
『おまえ、もう帰れよ。』
【ちぇ、いいな~俺も誰かいい人
いないかなぁ…。】
「え。天士さん、独身なんですか?」
栄醐に負けないくらい
きれいな顔でスタイルも抜群の
天士が独り身とは
思わなくて星斗は声をあげた。
【あぁ。そうなんだよ…。
なんでだろう…】
『こいつは気の強いやつが好きでさ。
いつもこっぴどくフラれ…
いてっ!殴ることないだろう~』
【おまえのがしゃべりすぎだ!】
星斗はまたクスクスと笑って
ふたりのかけあいを見つめていた。
天士が帰りソファで栄醐に
甘えるように寄りかかり
星斗は感謝を口にする。
「栄醐…。本当にありがとう…。
本当に、本当にいいの?
僕を養子?にして
ずっと一緒にいてくれるの?
本当に?本当に…ほんと…
んあっ、んぅ………。」
涙を流す星斗に深くキスをして
栄醐は強く抱きしめる。
『あぁ。まぁ書類上では
子供だけど、俺は星斗を
俺の奥さんにする気でいる。
俺のものに。俺の星斗…。
俺だけのもの…。俺も星斗だけのもの。
ずっと一緒にいて…。星斗…星斗………。』
「え…ごぉ…。うん。ぼく。
僕、栄醐にずっとついて行く…。
一生そばにいるから。」
『星斗…。愛してるよ。』
「栄醐愛してる。」
ゆっくりキスをして抱きしめあい
しばらくお互いのぬくもりと
鼓動を感じあった。
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