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喜雨
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地下駐車場からエレベーターに
乗ると待ちきれない、といった様子の
栄醐が星斗の唇を貪る。
星斗もその熱にこたえ
必死に舌を絡ませた。
キスをしたまま星斗を
抱きかかえてエレベーターから
降りると鍵を開けるのも
もどかしく部屋に入る。
荷物を放り出して窓際の
ソファーまで行き
体を投げ出すように座ると
抱きついていた星斗は
栄醐の膝に乗り
両頬に手を添えて目を見つめた。
栄醐もうるんだ目をむける。
「栄醐…好き…。」
『星斗。愛してるよ。』
噛みつくようにキスをする星斗。
「んぐっ…んうぅん…は…あ…
ん…んん…え、ご…もっと…」
『せぃと…ぅん…んぁ…ぅ…ん…』
栄醐は星斗のスエットを脱がせ
尖りに吸いつく。
そこはぷっくりと勃って
赤く腫れたように疼いた。
もう片方も同じように吸いつき
あいた手は背中を愛おしく撫でる。
優しい手に星斗は
涙を流しながら喘いでいた。
「え…ご……。栄醐…あ!あん…
んっ、ぁぁ…栄醐っ!」
『星斗…星斗…んっ、俺の星斗…
んっ…ぅむっ…星斗…星斗…』
「あぁぁん!栄醐っ!好き…栄醐ぉ!」
自然とふたりともお互いのものに
手がいき残っていた服を脱がせあい
愛撫しあう。
『ぅ…』「あ!ぁぁ…」
熱に浮かされ荒い息を吐いて
お互いのものを慈しんだ。
『…あ!せぃと…そこ…っつ!んっ!』
「え…ご……。こ、こ?」
『んっ!あ!悦いっ…星斗、いいよ…』
「んっ………んあっ!え…ごっ!
そこだめっ!ああああ!
や、も、あっ!あんっ…
だめっ!もう…」
『一緒にィこう…っつ!』
栄醐は自分のものと星斗のもの
両方一緒に握って扱く。
『あぁ!ィくっ!』「んやぁぁ!」
白濁を零し栄醐の手は
ふたりの白い粘液で覆われた。
クチュクチュ、とその粘液を混ぜ
栄醐はほら、ひとつになった、と
微笑む。
星斗はハッとした。
頬を涙が幾筋も伝う。
「栄醐…ありがとう………。
本当に栄醐が好き…
愛しいって…愛してるって…
こんな感じ…?」
『星斗………。』
「うわぁぁぁん…栄醐…っ!」
星斗の瞳から流れ続ける
涙を何度も拭い栄醐は
額にキスをし背中をさすってやった。
そのうち眠りについた星斗を
ベッドに寝かせ栄醐は
自分も横に寝て一緒に毛布をかける。
無意識にすり寄ってくる星斗を
抱きしめて目を閉じた。
目を覚ますと星斗に頭を
かき抱かれていることに気づく栄醐。
幸せな笑みが漏れる。
目の前にある胸にちゅ、と
口づけるとビクッと反応した
星斗はいっそう力を込めて
栄醐を抱きしめた。
「栄醐、起こしちゃった?
ごめん…。栄醐の顔
見てたら抱きしめたくなっちゃって…
つい………。」
『顔、見せて…?星斗…ちゅ…。』
「んっ!ふふ…なんか恥ずかしい…」
『ふ…なんでだよ………』
「………。僕。準備してきたから
栄醐に抱いてほしい。」
『せ、星斗…。体、大丈夫、か?』
「ん…。繋がりたいの…
栄醐と…。」
『星斗………。』
栄醐が星斗にキスしようと
胸から顔を離すと真っ赤になった
星斗の顔が蕩けていて
とても扇情的で思わず唇を奪う。
「んっ!んはぁ…ぅん…ん…
んむっ…ん……栄醐…」
栄醐は首筋に吸いつき
手は尖りをまさぐる。
数時間前に愛撫された尖りは
まだ熱を持っていて痛いくらいに
はりつめていた。
その尖りを指ではじき捏ねて
押し潰したりつまんだりするたびに
星斗からほとばしる
嬌声は熱く震える。
「あっ、あ、あぁ!んやっ!
は、ぁぁんっ!え…ごっ!あ!」
『星斗…ほぐ、すよ…』
「も、いいっ!きて!」
『だ、めだ…星斗。
ちゃんとしな、いと…』
「だって、もう………
ん、あっ!あああ!」
栄醐はスキンを指にはめて
オイルを使って星斗のナカを
ほぐしていく。
『な、んでスキン使う、か…
わかるか、星斗…
それは…おまえのナカを
傷つけない、ためだ…ん…
星斗………悦いとこは、ここだろ…』
「栄醐…嬉しっ………
あん!あ!そこ…んは!ああ!
だめっ!や!あ!やぁん!あああ!」
前立腺を刺激され星斗は
喉を反らせてよがった。
『星斗。入れる、よ………。』
栄醐はスキンをつける。
「んっ…はや、く…」
星斗は自ら足を開き
栄醐の腰へと絡めた。
栄醐は星斗の蕾に自身を押しあて
ゆっくりとナカに挿入していった。
「栄醐!栄醐!」
『星斗…ぅっ…締めつけが…っつ、あ…』
ゆっくりと侵入していく
栄醐の切っ先を星斗の襞が
絡めとりキュウキュウと締めあげる。
快楽に顔を歪ませながら
腰を揺すり奥まで入っていくと
星斗が一際高い声をあげた。
「あああ!栄醐!
栄醐…えぇ…んあっ!」
『星斗…入った…』
栄醐は抽挿を繰り返し
荒い息を吐く。
パンパンと肌と肌の当たる音が
響き星斗の喘ぎ声と
栄醐を呼ぶ声が
耳をくすぐって栄醐も
夢中で星斗のナカを
味わい名前を呼んだ。
「あっ、あっ、あ!栄醐!
栄醐ん、あ、あ!栄醐っ!」
『星斗…星斗…俺っ!こんな…
こん、なsex今までしたことないっ!
んぅ!ん…、あ!星斗!
心底愛し合ってするsex、って
ん、はっ、はぁ!こ、んなにっ!
こんなに幸せだなんて!
俺、初めて、知っ、た!星斗!
星斗!あ、ぁぁ!ぅ、はっ、は…』
「えぇ、ご!あ、あ、ぁぁ!
愛してる!愛してる!
ん、あ!ぁぁ!は、ぁ!」
『愛してる…っ!星斗っ!』
栄醐は星斗のものを掴むと
自分の抽挿と同じリズムで扱く。
「あっ、あっ、あっ…
も、だめ、え、ごっ!」
『星斗っ一緒にっ!
ィくぞっ!んっ!はっ…』
「あぁぁぁぁ!」『うぅっ!』
同時に果てナカと腹に白濁を吐き出し
恍惚の表情を浮かべる。
「愛してる…」『愛してる。』
抱きあってまた眠りについたふたり。
栄醐のスマホが震えていた。
乗ると待ちきれない、といった様子の
栄醐が星斗の唇を貪る。
星斗もその熱にこたえ
必死に舌を絡ませた。
キスをしたまま星斗を
抱きかかえてエレベーターから
降りると鍵を開けるのも
もどかしく部屋に入る。
荷物を放り出して窓際の
ソファーまで行き
体を投げ出すように座ると
抱きついていた星斗は
栄醐の膝に乗り
両頬に手を添えて目を見つめた。
栄醐もうるんだ目をむける。
「栄醐…好き…。」
『星斗。愛してるよ。』
噛みつくようにキスをする星斗。
「んぐっ…んうぅん…は…あ…
ん…んん…え、ご…もっと…」
『せぃと…ぅん…んぁ…ぅ…ん…』
栄醐は星斗のスエットを脱がせ
尖りに吸いつく。
そこはぷっくりと勃って
赤く腫れたように疼いた。
もう片方も同じように吸いつき
あいた手は背中を愛おしく撫でる。
優しい手に星斗は
涙を流しながら喘いでいた。
「え…ご……。栄醐…あ!あん…
んっ、ぁぁ…栄醐っ!」
『星斗…星斗…んっ、俺の星斗…
んっ…ぅむっ…星斗…星斗…』
「あぁぁん!栄醐っ!好き…栄醐ぉ!」
自然とふたりともお互いのものに
手がいき残っていた服を脱がせあい
愛撫しあう。
『ぅ…』「あ!ぁぁ…」
熱に浮かされ荒い息を吐いて
お互いのものを慈しんだ。
『…あ!せぃと…そこ…っつ!んっ!』
「え…ご……。こ、こ?」
『んっ!あ!悦いっ…星斗、いいよ…』
「んっ………んあっ!え…ごっ!
そこだめっ!ああああ!
や、も、あっ!あんっ…
だめっ!もう…」
『一緒にィこう…っつ!』
栄醐は自分のものと星斗のもの
両方一緒に握って扱く。
『あぁ!ィくっ!』「んやぁぁ!」
白濁を零し栄醐の手は
ふたりの白い粘液で覆われた。
クチュクチュ、とその粘液を混ぜ
栄醐はほら、ひとつになった、と
微笑む。
星斗はハッとした。
頬を涙が幾筋も伝う。
「栄醐…ありがとう………。
本当に栄醐が好き…
愛しいって…愛してるって…
こんな感じ…?」
『星斗………。』
「うわぁぁぁん…栄醐…っ!」
星斗の瞳から流れ続ける
涙を何度も拭い栄醐は
額にキスをし背中をさすってやった。
そのうち眠りについた星斗を
ベッドに寝かせ栄醐は
自分も横に寝て一緒に毛布をかける。
無意識にすり寄ってくる星斗を
抱きしめて目を閉じた。
目を覚ますと星斗に頭を
かき抱かれていることに気づく栄醐。
幸せな笑みが漏れる。
目の前にある胸にちゅ、と
口づけるとビクッと反応した
星斗はいっそう力を込めて
栄醐を抱きしめた。
「栄醐、起こしちゃった?
ごめん…。栄醐の顔
見てたら抱きしめたくなっちゃって…
つい………。」
『顔、見せて…?星斗…ちゅ…。』
「んっ!ふふ…なんか恥ずかしい…」
『ふ…なんでだよ………』
「………。僕。準備してきたから
栄醐に抱いてほしい。」
『せ、星斗…。体、大丈夫、か?』
「ん…。繋がりたいの…
栄醐と…。」
『星斗………。』
栄醐が星斗にキスしようと
胸から顔を離すと真っ赤になった
星斗の顔が蕩けていて
とても扇情的で思わず唇を奪う。
「んっ!んはぁ…ぅん…ん…
んむっ…ん……栄醐…」
栄醐は首筋に吸いつき
手は尖りをまさぐる。
数時間前に愛撫された尖りは
まだ熱を持っていて痛いくらいに
はりつめていた。
その尖りを指ではじき捏ねて
押し潰したりつまんだりするたびに
星斗からほとばしる
嬌声は熱く震える。
「あっ、あ、あぁ!んやっ!
は、ぁぁんっ!え…ごっ!あ!」
『星斗…ほぐ、すよ…』
「も、いいっ!きて!」
『だ、めだ…星斗。
ちゃんとしな、いと…』
「だって、もう………
ん、あっ!あああ!」
栄醐はスキンを指にはめて
オイルを使って星斗のナカを
ほぐしていく。
『な、んでスキン使う、か…
わかるか、星斗…
それは…おまえのナカを
傷つけない、ためだ…ん…
星斗………悦いとこは、ここだろ…』
「栄醐…嬉しっ………
あん!あ!そこ…んは!ああ!
だめっ!や!あ!やぁん!あああ!」
前立腺を刺激され星斗は
喉を反らせてよがった。
『星斗。入れる、よ………。』
栄醐はスキンをつける。
「んっ…はや、く…」
星斗は自ら足を開き
栄醐の腰へと絡めた。
栄醐は星斗の蕾に自身を押しあて
ゆっくりとナカに挿入していった。
「栄醐!栄醐!」
『星斗…ぅっ…締めつけが…っつ、あ…』
ゆっくりと侵入していく
栄醐の切っ先を星斗の襞が
絡めとりキュウキュウと締めあげる。
快楽に顔を歪ませながら
腰を揺すり奥まで入っていくと
星斗が一際高い声をあげた。
「あああ!栄醐!
栄醐…えぇ…んあっ!」
『星斗…入った…』
栄醐は抽挿を繰り返し
荒い息を吐く。
パンパンと肌と肌の当たる音が
響き星斗の喘ぎ声と
栄醐を呼ぶ声が
耳をくすぐって栄醐も
夢中で星斗のナカを
味わい名前を呼んだ。
「あっ、あっ、あ!栄醐!
栄醐ん、あ、あ!栄醐っ!」
『星斗…星斗…俺っ!こんな…
こん、なsex今までしたことないっ!
んぅ!ん…、あ!星斗!
心底愛し合ってするsex、って
ん、はっ、はぁ!こ、んなにっ!
こんなに幸せだなんて!
俺、初めて、知っ、た!星斗!
星斗!あ、ぁぁ!ぅ、はっ、は…』
「えぇ、ご!あ、あ、ぁぁ!
愛してる!愛してる!
ん、あ!ぁぁ!は、ぁ!」
『愛してる…っ!星斗っ!』
栄醐は星斗のものを掴むと
自分の抽挿と同じリズムで扱く。
「あっ、あっ、あっ…
も、だめ、え、ごっ!」
『星斗っ一緒にっ!
ィくぞっ!んっ!はっ…』
「あぁぁぁぁ!」『うぅっ!』
同時に果てナカと腹に白濁を吐き出し
恍惚の表情を浮かべる。
「愛してる…」『愛してる。』
抱きあってまた眠りについたふたり。
栄醐のスマホが震えていた。
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