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監禁

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アキの出現のおかげで
殴られることも減り
体の負担も軽くなった
彩明あやあきは6年生では
学校に通うことが
できたものの
中学に入って
しばらくした頃にはもう
家から出してもらえなく
なっていた。



中学生になった彩明あやあき
ちょうど明穂あきほの背格好と
ほぼ一緒になり
顔や体も痩せて
大人の体つきになって
ますます明穂あきほ
そっくりになった。



そんな彩明あやあきを見て
父・彩人あやとに異変が
起こり始めたのだ。




もう彩人あやとには
彩明あやあき明穂あきほにしか
見えなくなっていて
彩明あやあき
一挙手一投足を監視し
気に入らないと
暴力に走った。
学校へ行くのさえも許されず
明穂あきほの服を着させられ
家にいることを強要される。


また彩人あやと彩明あやあきの様子が
おかしいのにも気づき始めた。

普段は大人しく
ビクビクと逃げ惑う少年が
あのsex時だけ妖艶な
娼婦のように
かわるのだから
当然といえば
そうかもしれない。



それからは、明穂あきほの服を
着せられ地下室に
監禁される。


そしてそれから
1年ちょっと監禁は続いた。


中学2年生から3年生の
青春を過ごしているはずの
彩明あやあきはそんな生活に
心底憔悴していた。


(もう…もう、嫌だ。
こんな所にいるのは。
嫌だ!いやだ!
ああああああぁぁ!)


いつの間にか意識を
失った彩明あやあき
アキに変わっていた。




アキはこの現状を
愕然と見渡す。
いつもあれsexの時しか
出てこない
アキは服も脱がされた
状態からだったのもあり
普段の彩明あやあきの現状が
わからなかったのだ。



(こんな…こんなことって…
これはまるで牢獄…。
囚人服のように女物の服を
着せられ見えない
鎖に繋がれて…)




アキは心底彩明あやあき
救いたいと思った。
あの父親は異常者だ。

完全に狂っている。





ボク…ボクが行動を
おこさなければ
ならない。

彩明あやあきを救わなければ
壊れてしまうだろうと
思った。
もう壊れてしまっている
のかもしれないけど。

ボクがいる時点で…。


それにしても。
それでも彩明あやあき
救わなければ。
アキは使われていない
ノートを見つけ
彩明あやあきへの
手紙を書き始めた。


彩明あやあき
アキです。
今までこの現状を
知らなくてごめん。

苦しかったよね…

ボクは彩明あやあきを救いたい。
どうすればいいんだろう。

逃げて警察に
駆け込んですべてを話す?

隙を見て逃げる
段取りを考えてみようよ。 

このノートになんでも
書いて。対策を練ろう。

アキ



そこまで書いてアキはため息をついた。




そこへ彩人あやとが入ってくる。

「あき…あき、あき。」

「…。アヤトさん。」

「ん、今日はやけに
素直じゃないか…。
いつも脱がせるまで
抵抗するのに。」

「…きて。」アキはベッドに誘う。

「今日は素直だから…
ご褒美をあげよう…」

そう言うと彩明あやあきの服を脱がせ
自分も裸になり、縄を取り出した。

うつぶせにさせられ
手足をベッドの柵に
くくりつけられる。

「…。ん?抵抗しないのか?」




(抵抗したほうがいいのか…)

「………ん!やだぁ!やだ!
離して!んぁぁ!」

「ふふふ…その調子。」




いきなり彩人は縄を
振り上げ柔肌に打ちつけた。



痛みを感じないアキですら
打ちつけられる
振動に心を震わせる。


(早くやめさせなければ…!
彩明あやあきの体がっ!)

「あああああ!やめて!
打たないで!
ああああああぁぁぁ!」


「ほら、ご褒美だよ…」
にやにやしながら
打ち続ける彩人あやと

「あああああ!
あああぁぁぁ!や、めて!」



アキは不自由な手で
なんとか反り勃つ
彩人あやとのものに触れる。

「!!う!」

アキは掴んで上下させると
「アヤトさ、ん、
ほどい、て…」と囁いた。



「あき…」彩人あやと
右手右足だけをほどく。



少し自由になったアキは
彩人あやとのものを
咥えて必死にしゃぶる。




一度果てた彩人あやと
縄をすべて解き
アキをあおむけにして
体中を舐めまわす。


「あんっ!あ!んっ!
んあっ、は!あぁぁ!
んん、はぁ…」喘ぐアキの
声でまた自身を大きくした
彩人あやとはベッドに
背をもたせかけて座り
アキを上に乗せいきなり
そこに突き立てた。



「ぁぁぁあああ!」
腰をホールドされ思い切り
出し入れされ
ガクンガクンと
体が揺さぶられる。


「あん!あん!あ!
あ!あ!!、!、!、
!、!!、!、!!!」

「う、ううっ!あき…!
あき…ううぅぅぅ!」





ふたたび果てて満足したのか
彩人あやと
よろよろと出ていく。
しかし、しっかり外から
鍵をかけるのは忘れなかった。





「はぁ、はぁ、はぁ…。」

(あれは、鬼…。
紛れもない鬼だ…)


アキは愕然として
ベッドに横たわる。


(この現状をなんとか
しなければ…
彩明あやあきは死んでしまう…)



「なんとかしなければ。」 
そう呟き、アキは目を閉じた。
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