優しい愛に包まれて～イケメンとの同居生活はドキドキの連続です～

お客様との幸せな1日

1

大きな玄関を開けて入って来られたお客様を、まずは3人のイケメン君達がお出迎えした。


最初の記念すべきお客様は、女性の2人組。


いきなりのイケメンのお出迎えに、早速、キャーキャー言って楽しんでくれているようだった。


私は、ロビーで受付を行った。


お客様を最上の笑顔でお迎えする。


必ず大満足して楽しんでいただく、そんな思いでいっぱいだった。


『ようこそいらっしゃいました。本日は本当にありがとうございます』


『ブログを読んですごく楽しみにしてました』


颯君のブログ、本当に嬉しい言葉。


『ありがとうございます。ブログを見てどの企画に興味を持って頂きましたか？』


『私は英会話です。文都君…ですよね。ブログで見てすぐにファンになりました。アメリカで過ごして、発音もネイティブみたいだって。私、海外旅行が趣味なんです。だから、いろいろ教えてもらいたいなって。すごく楽しみにしてます』


文都君のファンのお客様。


ブログだけでファンを作れるんだから、本当にすごいよ。


『私は祥太君のピアノが楽しみで。楽団のコンサート、行ったことがあるんです。なかなかチケットが取れないのに2回も行けていいなって、友達に言われたりして。その祥太君に目の前で会えるなんて夢みたいです！祥太君イケメンだし、まさかこんな近くでピアノが聴けるなんて…もう、すぐに予約しました』


祥太君とその祥太君が弾くピアノ、その人気もやっぱりすごい。


『ありがとうございます、ごゆっくりおくつろぎ下さい』


私はお客様にお礼を言って、お義母さんが部屋に案内してくれた。


さっきの緊張は何処へやら、慣れた感じで、さすがだと思った。


次のお客様は4名様の家族連れ。


ベッドは1部屋に2台なので、4名様の場合は2部屋お取りする。


『私達は、ここのお料理とお部屋をブログで拝見して予約させてもらいました。本当に素敵なペンションですね。写真よりも実物はとても迫力があっていいわ』


と、奥様が言ってくれた。