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キラキラした時間
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大浴場から出たら、そこに3人がいた。
うわ!
『結姉。一緒に写真撮ってよ』
ちょっと…もしかして私を待ってたの?
『ダメダメ!こんなスッピンでは撮りません』
『昼間ちゃんと撮れなかったから、もう少し一緒に撮りたいなって思って…』
文都君が言った。
『…ごめん。本当にスッピンだから、ちょっと…恥ずかしいよ』
『スッピンはいつも見てるけど。結菜ちゃんのスッピンは普通のスッピンじゃないから大丈夫だよ』
それ、どういう意味?
『うん、わかる。結姉のスッピン、可愛すぎて化粧してる時より好きだから』
『僕は、どちらも好きです』
『文都君ズルいよ。俺ももちろんどっちも好きだけど、どちらかと言えばスッピンだって言いたかっただけ』
颯君が口をとがらせた。
『まあまあ、2人とも。まとめると、結菜ちゃんのスッピンはとっても可愛い。化粧してても、してなくても関係ないってことだから。だから一緒に撮ろうよ』
そんなことまとめられても…
スッピンの話題で盛り上がってくれるなんて、すごく恥ずかしいけど、でも、嫌な気持ちはしなかった。
30歳の私…もうそんなにピチピチお肌じゃないんだけど、でも3人はニコニコ笑って、わがままな兄弟のように私を引っ張って写真を撮ろうとした。
ううん、撮ってくれた。
こんな私と…楽しそうに。
祥太君は、私の腰に腕を回して。
文都君は、照れながら私に頭を近づけた。
颯君は、肩を抱き寄せた。
スッピンの写真はあまりみたくなかったけど、それでも、みんなでワイワイ言いながら撮影を楽しんでくれたから…まあいいかって。
笑顔いっぱいの写真だからね。
『じゃあ、私は1度部屋に戻るね。後でみんなでそっちの部屋に行くから』
私達は、みんなで飲み直そうと約束していた。
今日は、がっつり飲みたい気分だったし。
部屋に戻って、お義母さんとひなこちゃんに声をかけて、一緒に男性陣の部屋に行った。
『お邪魔します』
そこから、お義母さんを含め、私達は夜中まで楽しく6人で過ごした。
うわ!
『結姉。一緒に写真撮ってよ』
ちょっと…もしかして私を待ってたの?
『ダメダメ!こんなスッピンでは撮りません』
『昼間ちゃんと撮れなかったから、もう少し一緒に撮りたいなって思って…』
文都君が言った。
『…ごめん。本当にスッピンだから、ちょっと…恥ずかしいよ』
『スッピンはいつも見てるけど。結菜ちゃんのスッピンは普通のスッピンじゃないから大丈夫だよ』
それ、どういう意味?
『うん、わかる。結姉のスッピン、可愛すぎて化粧してる時より好きだから』
『僕は、どちらも好きです』
『文都君ズルいよ。俺ももちろんどっちも好きだけど、どちらかと言えばスッピンだって言いたかっただけ』
颯君が口をとがらせた。
『まあまあ、2人とも。まとめると、結菜ちゃんのスッピンはとっても可愛い。化粧してても、してなくても関係ないってことだから。だから一緒に撮ろうよ』
そんなことまとめられても…
スッピンの話題で盛り上がってくれるなんて、すごく恥ずかしいけど、でも、嫌な気持ちはしなかった。
30歳の私…もうそんなにピチピチお肌じゃないんだけど、でも3人はニコニコ笑って、わがままな兄弟のように私を引っ張って写真を撮ろうとした。
ううん、撮ってくれた。
こんな私と…楽しそうに。
祥太君は、私の腰に腕を回して。
文都君は、照れながら私に頭を近づけた。
颯君は、肩を抱き寄せた。
スッピンの写真はあまりみたくなかったけど、それでも、みんなでワイワイ言いながら撮影を楽しんでくれたから…まあいいかって。
笑顔いっぱいの写真だからね。
『じゃあ、私は1度部屋に戻るね。後でみんなでそっちの部屋に行くから』
私達は、みんなで飲み直そうと約束していた。
今日は、がっつり飲みたい気分だったし。
部屋に戻って、お義母さんとひなこちゃんに声をかけて、一緒に男性陣の部屋に行った。
『お邪魔します』
そこから、お義母さんを含め、私達は夜中まで楽しく6人で過ごした。
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