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新たな夢に向かって~慧side~
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広大な土地で親戚が酪農を営んでいて、その敷地内にある店で、父の兄が、バターやチーズ、新鮮な牛乳を販売している。
叔父の店はとても有名で、北海道でも有数の優良店だ。
乳搾りやバター作り体験などが出来、各地から観光客がやって来て人気がある。
そこで一緒に仕事をしないかと、父さんと共に数ヶ月前から誘われていたんだ…
敷地内に東堂製粉所を立て、そこで小麦粉を販売しながら、俺は酪農も勉強する。
父さんは…
いつまで社長が出来るかわからないし、いつかは俺が東堂製粉所を継がなければならないだろう。
その時、いろんなことを勉強しておけば、全てに役に立つと思ってる。
東堂製粉所をもっと大きくして、たくさんの人にうちの小麦粉を使ってもらいたい。
「美味しい」って…
日本一の小麦粉だって…
みんなに言ってもらいたい。
それが俺の夢だから…
雫ちゃんに背中を押してもらえた気もしてる。
せっかくのチャンス。
精一杯、向こうで頑張っていきたい。
父さんは、あんこさんの側にいたいんだと思うし、無理に連れて行くのは止めようと思ってる。
好きな人の側にいられることは…
やっぱり幸せなことだから。
もちろん、父さんがあんこさんにフラレてなければね…
あの2人の関係は、昔から微妙だから。
息子の俺にはわからない部分がいっぱいあって…
大人の恋は…
やっぱり難しいのかな…
とにかく、早速、北海道行きの準備を始めようと思う。
新たな道を…
俺なりに前向きに捉えて進もうと思う。
「雫ちゃんが幸せで、2人の未来が輝かしいものであるように…」
なんて、そんなカッコいいこと…
心から願える日は本当に来るんだろうか…
まだまだ…ちょっと…
俺には、難しそうかな…
叔父の店はとても有名で、北海道でも有数の優良店だ。
乳搾りやバター作り体験などが出来、各地から観光客がやって来て人気がある。
そこで一緒に仕事をしないかと、父さんと共に数ヶ月前から誘われていたんだ…
敷地内に東堂製粉所を立て、そこで小麦粉を販売しながら、俺は酪農も勉強する。
父さんは…
いつまで社長が出来るかわからないし、いつかは俺が東堂製粉所を継がなければならないだろう。
その時、いろんなことを勉強しておけば、全てに役に立つと思ってる。
東堂製粉所をもっと大きくして、たくさんの人にうちの小麦粉を使ってもらいたい。
「美味しい」って…
日本一の小麦粉だって…
みんなに言ってもらいたい。
それが俺の夢だから…
雫ちゃんに背中を押してもらえた気もしてる。
せっかくのチャンス。
精一杯、向こうで頑張っていきたい。
父さんは、あんこさんの側にいたいんだと思うし、無理に連れて行くのは止めようと思ってる。
好きな人の側にいられることは…
やっぱり幸せなことだから。
もちろん、父さんがあんこさんにフラレてなければね…
あの2人の関係は、昔から微妙だから。
息子の俺にはわからない部分がいっぱいあって…
大人の恋は…
やっぱり難しいのかな…
とにかく、早速、北海道行きの準備を始めようと思う。
新たな道を…
俺なりに前向きに捉えて進もうと思う。
「雫ちゃんが幸せで、2人の未来が輝かしいものであるように…」
なんて、そんなカッコいいこと…
心から願える日は本当に来るんだろうか…
まだまだ…ちょっと…
俺には、難しそうかな…
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