90 / 172
可愛い笑顔とパン作りの楽しさ
2
しおりを挟む
買ったパンを持ち込んで食べられるカフェも併設されて、木製のテーブルとイスで、木のぬくもりを感じながら、焼きたてのパンを食べることが出来る。
決まった時間になると、着ぐるみの可愛らしいウサギさんとクマさんが登場して、子ども達とのミニ撮影会も行われるらしく…
森の中の動物たちがパンの美味しい匂いにつられてやって来た…
そんな、ちょっとした物語を想像させる。
前田さん達は、本当に楽しいことを考えてくれて、私まで絵本の世界にいるような気持ちになって心が踊り出した。
パン教室は、その会場のすぐ隣に元々ある料理教室用のキッチンを使うことになってる。
パン売り場の世界観と同じ雰囲気を出すために、教室にも大きな木や動物やお花なんかを色画用紙で作って、壁面飾りとして貼り付けてくれて、可愛くて本当に子ども達が喜んでくれそうだ。
イベント開始数分前。
入口辺りには行列が出来る程、たくさんの人が並んでいる。
それを見たら「もうやるしかない!」と思わざるを得なかった。
私は、応援してくれてるみんなの顔を思い浮かべて自分に気合いを入れた。
パン教室の準備は完了してたから、1回目が始まるまで「杏」のスペースを手伝うことにした。
そこには店員が4人着いていて、他の人は百貨店ではなく「杏」にいて、あんこさん中心に総動員でパンを焼いていた。
夜中から大量に仕込みをして、どんどん焼き上げていった。
出来上がったパンを百貨店まで運ぶのも「杏」の従業員だけでは人手が足りなかった。
それを心配して、東堂社長がぜひ自分達にも運ぶのを手伝わせて欲しいと言ってくれて…
東堂製粉所の仕事もあるのにと、最初はあんこさんは断ったみたいだったけど…
それでもやりたいと言ってくれる社長の熱意に負けて、結局お願いすることになった。
間違いなく東堂社長は…頑張ってるあんこさんの役に立ちたい、支えたいと…そう思ってくれたんだ。
決まった時間になると、着ぐるみの可愛らしいウサギさんとクマさんが登場して、子ども達とのミニ撮影会も行われるらしく…
森の中の動物たちがパンの美味しい匂いにつられてやって来た…
そんな、ちょっとした物語を想像させる。
前田さん達は、本当に楽しいことを考えてくれて、私まで絵本の世界にいるような気持ちになって心が踊り出した。
パン教室は、その会場のすぐ隣に元々ある料理教室用のキッチンを使うことになってる。
パン売り場の世界観と同じ雰囲気を出すために、教室にも大きな木や動物やお花なんかを色画用紙で作って、壁面飾りとして貼り付けてくれて、可愛くて本当に子ども達が喜んでくれそうだ。
イベント開始数分前。
入口辺りには行列が出来る程、たくさんの人が並んでいる。
それを見たら「もうやるしかない!」と思わざるを得なかった。
私は、応援してくれてるみんなの顔を思い浮かべて自分に気合いを入れた。
パン教室の準備は完了してたから、1回目が始まるまで「杏」のスペースを手伝うことにした。
そこには店員が4人着いていて、他の人は百貨店ではなく「杏」にいて、あんこさん中心に総動員でパンを焼いていた。
夜中から大量に仕込みをして、どんどん焼き上げていった。
出来上がったパンを百貨店まで運ぶのも「杏」の従業員だけでは人手が足りなかった。
それを心配して、東堂社長がぜひ自分達にも運ぶのを手伝わせて欲しいと言ってくれて…
東堂製粉所の仕事もあるのにと、最初はあんこさんは断ったみたいだったけど…
それでもやりたいと言ってくれる社長の熱意に負けて、結局お願いすることになった。
間違いなく東堂社長は…頑張ってるあんこさんの役に立ちたい、支えたいと…そう思ってくれたんだ。
2
お気に入りに追加
196
あなたにおすすめの小説
【完結】もう一度やり直したいんです〜すれ違い契約夫婦は異国で再スタートする〜
四片霞彩
恋愛
「貴女の残りの命を私に下さい。貴女の命を有益に使います」
度重なる上司からのパワーハラスメントに耐え切れなくなった日向小春(ひなたこはる)が橋の上から身投げしようとした時、止めてくれたのは弁護士の若佐楓(わかさかえで)だった。
事情を知った楓に会社を訴えるように勧められるが、裁判費用が無い事を理由に小春は裁判を断り、再び身を投げようとする。
しかし追いかけてきた楓に再度止められると、裁判を無償で引き受ける条件として、契約結婚を提案されたのだった。
楓は所属している事務所の所長から、孫娘との結婚を勧められて困っており、 それを断る為にも、一時的に結婚してくれる相手が必要であった。
その代わり、もし小春が相手役を引き受けてくれるなら、裁判に必要な費用を貰わずに、無償で引き受けるとも。
ただ死ぬくらいなら、最後くらい、誰かの役に立ってから死のうと考えた小春は、楓と契約結婚をする事になったのだった。
その後、楓の結婚は回避するが、小春が会社を訴えた裁判は敗訴し、退職を余儀なくされた。
敗訴した事をきっかけに、裁判を引き受けてくれた楓との仲がすれ違うようになり、やがて国際弁護士になる為、楓は一人でニューヨークに旅立ったのだった。
それから、3年が経ったある日。
日本にいた小春の元に、突然楓から離婚届が送られてくる。
「私は若佐先生の事を何も知らない」
このまま離婚していいのか悩んだ小春は、荷物をまとめると、ニューヨーク行きの飛行機に乗る。
目的を果たした後も、契約結婚を解消しなかった楓の真意を知る為にもーー。
❄︎
※他サイトにも掲載しています。
隠れオタクの女子社員は若社長に溺愛される
永久保セツナ
恋愛
【最終話まで毎日20時更新】
「少女趣味」ならぬ「少年趣味」(プラモデルやカードゲームなど男性的な趣味)を隠して暮らしていた女子社員・能登原こずえは、ある日勤めている会社のイケメン若社長・藤井スバルに趣味がバレてしまう。
しかしそこから二人は意気投合し、やがて恋愛関係に発展する――?
肝心のターゲット層である女性に理解できるか分からない異色の女性向け恋愛小説!
クリスマスに咲くバラ
篠原怜
恋愛
亜美は29歳。クリスマスを目前にしてファッションモデルの仕事を引退した。亜美には貴大という婚約者がいるのだが今のところ結婚はの予定はない。彼は実業家の御曹司で、年下だけど頼りになる人。だけど亜美には結婚に踏み切れない複雑な事情があって……。■2012年に著者のサイトで公開したものの再掲です。
羽柴弁護士の愛はいろいろと重すぎるので返品したい。
泉野あおい
恋愛
人の気持ちに重い軽いがあるなんて変だと思ってた。
でも今、確かに思ってる。
―――この愛は、重い。
------------------------------------------
羽柴健人(30)
羽柴法律事務所所長 鳳凰グループ法律顧問
座右の銘『危ない橋ほど渡りたい。』
好き:柊みゆ
嫌い:褒められること
×
柊 みゆ(28)
弱小飲料メーカー→鳳凰グループ・ホウオウ総務部
座右の銘『石橋は叩いて渡りたい。』
好き:走ること
苦手:羽柴健人
------------------------------------------
【完結】溺愛予告~御曹司の告白躱します~
蓮美ちま
恋愛
モテる彼氏はいらない。
嫉妬に身を焦がす恋愛はこりごり。
だから、仲の良い同期のままでいたい。
そう思っているのに。
今までと違う甘い視線で見つめられて、
“女”扱いしてるって私に気付かせようとしてる気がする。
全部ぜんぶ、勘違いだったらいいのに。
「勘違いじゃないから」
告白したい御曹司と
告白されたくない小ボケ女子
ラブバトル開始
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる