最高ランクの御曹司との甘い生活にすっかりハマってます

大好きなみんなと

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きっと…


絢斗は、萌佳の成長を喜んでいるんだろう。


私も同じ気持ち。


そして、自分自身も…


もっと成長したいと思った。


『ねえ、絢斗。実は私も、子育てが充分落ち着いたら、またいつかコンシェルジュとして働きたいなって…』


私は、誰にも言ってなかった思いをここで話した。


みんなの前はちょっとズルいかな？


でも…


『もちろんだ。君が1番大事にしてきたコンシェルジュの仕事だ。子育てがあるからって諦める必要はない。落ち着いたらグレースホテル東京に戻って、また山内さん達を支えてあげて欲しい』


『絢斗…本当に？すごく…嬉しい。ありがとう』


今はもちろん北斗の子育てを精一杯頑張る。


子育ては一生だもんね。


でもいつか、コンシェルジュとしてまた憧れのグレースホテル東京で働けたら、こんな幸せなことはないよ。


絢斗は、私の未来のこともちゃんと考えてくれてたんだね。


そう思ったら、感謝でいっぱいになった。


『良かったね、一花。一花がコンシェルジュカウンターにいるだけで、お客様は安心されるから。そうだ！グレースホテル東京に戻ったら、松田君のこと、浮気しないように見張っててね』


可愛く笑う萌佳。


『浮気なんかするわけないだろ。僕は…』


一瞬、みんな黙った。


松田君の、次の言葉が気になる…


『…僕には、萌佳しかいないんだから』


うわぁ…


その本気の言葉に私までドキドキしたよ。


松田君は、額の汗もぬぐわず、一気にビールを飲み干した。


『や、やめてよ。こんなとこで恥ずかしい』


って、いいながらも、萌佳、すごく嬉しそう。


本当に最高の2人だ。


奥さんになる萌佳と、生まれてくる赤ちゃんを守ろうとする松田さんの姿。


すごくかっこいい。