116 / 125
幸せな時間と永遠の誓い
1
しおりを挟む「捻じ曲がってる…?」
シリルが姫の言葉を繰り返す。
「ええ、彼は雇い主に言い寄られて迷惑していたり、金の無心をしてくる親戚から逃げたい女性へ新しい働き口や家を紹介する仕事をしているのですよ。
レイフィールドのみならず、クロスフィールドでも仕事の幅を広げているようですね」
知るはずのない本業を姫の口から聞いて焦る。自分の悪評を知っているから姫を連れてくるときに利用したのに、…知っていた?!
「ずいぶん限定的な仕事だな」
「それでも需要は大きいようですよ。 このご時世、女性一人で仕事を探し求めるのは大変ですからね。 特にこの国では」
男も黙って頷く。
「まったくイヤな時代だ」
「だからこそ変えたいと思っておいでなのでしょう?」
姫の言葉に男の目が光る。
「手伝いたいと言っていたな。 俺が何者なのかも当然知っているってことか」
「ええ、もちろん。 有名ですから、お名前は以前から存じていました。
国軍派でもなく、貴族派でもない新たな道を作ろうと模索している奇特な方がいると」
「ずいぶん良い耳をしてるな。 そこの男は知らなかったみたいだが」
そう言ってレイドを指す。それではまさかこの男が。
「レイドも聞いたことはあるでしょう、彼の名は」
まさかと思ったから気に留めなかったが先程聞いた名は―――!
「私の想像している方と同じなら、あなたは革命派、赤い大地のリーダー、ビル・ゴードンということですか…!」
流石に驚いた。名前ばかりが聞こえていたが、彼は姿を見せないことで有名で、市民の中には彼を都市伝説と思っている者もいるくらいだ。
「なんだ知ってたのか」
「当たり前です! あなたの名前を知らない人間なんてこの街にいませんよ!」
「そうか、俺も有名になったもんだ。 おかげで外もおちおち歩けない」
それはそうだろう。国軍派にとっても貴族派にとっても彼は邪魔な存在だ。とても護衛なしでは外は歩けないだろう。いくら顔がほとんど知られていないといっても、知っている人間はゼロではないのだから。
革命派と聞いてシリルが更に震えだした。下手したら彼はここから生きて出られない可能性もある。
「この国が生まれ変わればその機会はいくらでもあります」
「あんたはこの国を代々治めてきた男の娘だ。 おまけにいい度胸もしている。
さっきソイツが言ってたように女王となって君臨することもできるだろう。
何故俺たちへの協力を言い出す?」
「私はこの国に興味がありません」
姫の言い方に男の眉がぴくりと上がる。彼はこの国のために命を懸けて動いているのだ、その言い方は癇に障るだろう。
「しかしながら前王の血を引いていることは事実ですし、残念なことに貴族派の人間にそれを知られてしまってもいます。
彼らはレイドを使って私を連れてくるよう画策していた。
仮にレイドの手を払っても、次はもっと荒いやり方で私を入手しようとするかもしれません。
それでは遅いと思ったからこの機会に私のことを忘れてもらいたいのです」
レイドのやり口はまだ甘いと看破して、誘いに乗った。そこまで読んでいたとは。
「あなた方がこの国の覇権を取れば、血筋によらない政治が出来る可能性がある。
それは私の望みとも合致するのです」
「それだけで起こすには大それた行動だがな」
「私の大事なものはもう決まっています。 そのために出来ることなら何でもします」
船の上でも言っていた。その時からこうすることを決めていたみたいに、迷いがない。
「後、彼のような男は御免です」
姫が付け加えた言葉に男は大笑した。
「ははっ、確かに。 あんたのような女を相手にするにはソイツじゃ無理だろうな」
確かに姫のような女性をシリルが従えることは不可能だろうし、シリルでは姫について行くこともできないだろう。
男はひとしきり笑った後、姫の申し出を受け入れた。
「いいだろう。 あんたに手伝ってもらうことは、きっと多くある」
旧王家の血を引く姫が自分たちに賛同している、ということは特に貴族派に対して有利に働く。彼らの正当性を揺らがせ自分たちに理があることを大きく広められる。
姫の視線がレイドに据えられ、思考が中断した。
彼女の視線を受け、男もレイドに意識を移す。
「そっちはどうするんだ? お嬢ちゃんと同じく俺たちに協力するのか?」
矛先が向いて言葉に窮した。
突然のことに驚いているからではなく、レイドには協力できない理由がある。
この国の窮状を思えば、彼らに協力したいと思う。しかし…。
迷うレイドを姫の声が呼ぶ。
「レイド」
姫の目が自分を見ている。手を伸ばすのを待っている。
―――けれど、私は…!
「レイド! 裏切るつもりか!?」
シリルが叫ぶ。ここでは彼の声は誰にも届かない。けれど、ここを出た後はそうもいかない…!
「レイド。 心のままに選べ、なんて酷いことは言いません」
全てを見通すような瞳。浮かべる微笑みはどこまでも清らかにレイドを捉えた。
「あなたの憂いが晴れたなら、きっと力を貸してくれると信じていますから」
「姫…」
そこまで自分を信じて力を欲してくれていると思うと胸が熱くなる。
今ここでその手を取れたなら…!
彼女と出会ってから一番大きな葛藤が胸を支配する。
「ジェラール! 入ってきてください」
「!」
姫が名を呼ぶと扉の方から軍靴の音が響いてきた。
「待たせ過ぎだ」
入ってきたのは黒髪に黒い制服を着た少年。顔に似合わぬ不敵な笑みを浮かべ、部屋にいる人間を見回す。
「アーリア」
ジェラールが投げた封書を姫が受け取る。
「レイド」
姫はそのまま封書をレイドに手渡す。ごく普通の白い封筒で宛名もない。
姫の顔を見ると先程までの微笑みは何処へ行ったのか、意味ありげな笑みでレイドを見つめている。
「どうぞ読んでください。 レイド宛です」
心当たりがないので少し躊躇う。しかし部屋にいる人間たちの視線が刺さり、手紙を開く。
封を切ると中からは表と同じように白い便箋が出てくる。
そこに書かれた文字を見て息が止まった。
見知った文字は間違えるはずもない、何年も見てきた仲間の文字だ。
ここにあるはずのない手紙と、その内容に驚き過ぎて言葉が出てこない。
何度も何度も文字の上に視線を滑らせて確かめていると、横からくすっと笑い声が聞こえてきた。
「そんな風に疑うと思いました」
姫の表情は悪戯の種明かしをする子供のようで、レイドは呆然と姫の顔を見ることしかできない。
「姫…、これは?」
「あなたの大切な方からのお手紙ですよ?」
間違いなく本人が書いたと言う。
「そんな、どうやって…」
「彼に持ってきてもらいました」
満面の笑みで扉を指す。そこにはボロボロの服を着た青年が立っていた。
「アルド! どうしてここに…。 いや、それよりも無事なのか!」
思わず駆け寄る。青年は疲労の色濃いものの、怪我らしい怪我はしていない。
ほっと安堵の息を吐く。
彼がここにいるのなら、手紙も本物ということか…。
「レイド…!」
アルドが歓喜の瞳で名を呼ぶ。
現実感がわかない。これは夢ではないのか。
「アルド…、みんなは?」
「聞いてくれ! みんな無事だ! 怪我してるヤツもいるけど大した怪我じゃない」
緊張して強張っていた身体から力が抜けていく。
「本当に…」
「全員助かった! そこの人らが俺たちを連れ出してくれたんだ!」
アルドがジェラールを示す。
人質になったレイドの仲間全員を探し出して救出したと言う。
信じられない…。レイドがどれだけ探しても見つけられなかったものを数日で彼は見つけ出して見せたのだ。
「これで侯爵や貴族派の人はあなたを利用する材料を失いました」
姫が自信に満ちた表情で再度レイドに手を伸ばす。
今度こそその手を取ると信じているように。
「私たちに協力してくれますね?」
姫がしたのは問いではなく、確認だった。
思わず笑う。アルドがおかしな目で見ていても気にならない。
久々に爽快な気分だった
差し出された手を、そっと取る。
「ええ、あなたは私の憂いを晴らしてくださった。 お力添えしない理由などありません。
私の持てる力全てで、あなたの望みを叶えましょう」
芝居のような台詞を浮かされる熱情のままに言い切る。
レイドの言葉に姫が笑う。今までになかった会心の笑みだった。
シリルが姫の言葉を繰り返す。
「ええ、彼は雇い主に言い寄られて迷惑していたり、金の無心をしてくる親戚から逃げたい女性へ新しい働き口や家を紹介する仕事をしているのですよ。
レイフィールドのみならず、クロスフィールドでも仕事の幅を広げているようですね」
知るはずのない本業を姫の口から聞いて焦る。自分の悪評を知っているから姫を連れてくるときに利用したのに、…知っていた?!
「ずいぶん限定的な仕事だな」
「それでも需要は大きいようですよ。 このご時世、女性一人で仕事を探し求めるのは大変ですからね。 特にこの国では」
男も黙って頷く。
「まったくイヤな時代だ」
「だからこそ変えたいと思っておいでなのでしょう?」
姫の言葉に男の目が光る。
「手伝いたいと言っていたな。 俺が何者なのかも当然知っているってことか」
「ええ、もちろん。 有名ですから、お名前は以前から存じていました。
国軍派でもなく、貴族派でもない新たな道を作ろうと模索している奇特な方がいると」
「ずいぶん良い耳をしてるな。 そこの男は知らなかったみたいだが」
そう言ってレイドを指す。それではまさかこの男が。
「レイドも聞いたことはあるでしょう、彼の名は」
まさかと思ったから気に留めなかったが先程聞いた名は―――!
「私の想像している方と同じなら、あなたは革命派、赤い大地のリーダー、ビル・ゴードンということですか…!」
流石に驚いた。名前ばかりが聞こえていたが、彼は姿を見せないことで有名で、市民の中には彼を都市伝説と思っている者もいるくらいだ。
「なんだ知ってたのか」
「当たり前です! あなたの名前を知らない人間なんてこの街にいませんよ!」
「そうか、俺も有名になったもんだ。 おかげで外もおちおち歩けない」
それはそうだろう。国軍派にとっても貴族派にとっても彼は邪魔な存在だ。とても護衛なしでは外は歩けないだろう。いくら顔がほとんど知られていないといっても、知っている人間はゼロではないのだから。
革命派と聞いてシリルが更に震えだした。下手したら彼はここから生きて出られない可能性もある。
「この国が生まれ変わればその機会はいくらでもあります」
「あんたはこの国を代々治めてきた男の娘だ。 おまけにいい度胸もしている。
さっきソイツが言ってたように女王となって君臨することもできるだろう。
何故俺たちへの協力を言い出す?」
「私はこの国に興味がありません」
姫の言い方に男の眉がぴくりと上がる。彼はこの国のために命を懸けて動いているのだ、その言い方は癇に障るだろう。
「しかしながら前王の血を引いていることは事実ですし、残念なことに貴族派の人間にそれを知られてしまってもいます。
彼らはレイドを使って私を連れてくるよう画策していた。
仮にレイドの手を払っても、次はもっと荒いやり方で私を入手しようとするかもしれません。
それでは遅いと思ったからこの機会に私のことを忘れてもらいたいのです」
レイドのやり口はまだ甘いと看破して、誘いに乗った。そこまで読んでいたとは。
「あなた方がこの国の覇権を取れば、血筋によらない政治が出来る可能性がある。
それは私の望みとも合致するのです」
「それだけで起こすには大それた行動だがな」
「私の大事なものはもう決まっています。 そのために出来ることなら何でもします」
船の上でも言っていた。その時からこうすることを決めていたみたいに、迷いがない。
「後、彼のような男は御免です」
姫が付け加えた言葉に男は大笑した。
「ははっ、確かに。 あんたのような女を相手にするにはソイツじゃ無理だろうな」
確かに姫のような女性をシリルが従えることは不可能だろうし、シリルでは姫について行くこともできないだろう。
男はひとしきり笑った後、姫の申し出を受け入れた。
「いいだろう。 あんたに手伝ってもらうことは、きっと多くある」
旧王家の血を引く姫が自分たちに賛同している、ということは特に貴族派に対して有利に働く。彼らの正当性を揺らがせ自分たちに理があることを大きく広められる。
姫の視線がレイドに据えられ、思考が中断した。
彼女の視線を受け、男もレイドに意識を移す。
「そっちはどうするんだ? お嬢ちゃんと同じく俺たちに協力するのか?」
矛先が向いて言葉に窮した。
突然のことに驚いているからではなく、レイドには協力できない理由がある。
この国の窮状を思えば、彼らに協力したいと思う。しかし…。
迷うレイドを姫の声が呼ぶ。
「レイド」
姫の目が自分を見ている。手を伸ばすのを待っている。
―――けれど、私は…!
「レイド! 裏切るつもりか!?」
シリルが叫ぶ。ここでは彼の声は誰にも届かない。けれど、ここを出た後はそうもいかない…!
「レイド。 心のままに選べ、なんて酷いことは言いません」
全てを見通すような瞳。浮かべる微笑みはどこまでも清らかにレイドを捉えた。
「あなたの憂いが晴れたなら、きっと力を貸してくれると信じていますから」
「姫…」
そこまで自分を信じて力を欲してくれていると思うと胸が熱くなる。
今ここでその手を取れたなら…!
彼女と出会ってから一番大きな葛藤が胸を支配する。
「ジェラール! 入ってきてください」
「!」
姫が名を呼ぶと扉の方から軍靴の音が響いてきた。
「待たせ過ぎだ」
入ってきたのは黒髪に黒い制服を着た少年。顔に似合わぬ不敵な笑みを浮かべ、部屋にいる人間を見回す。
「アーリア」
ジェラールが投げた封書を姫が受け取る。
「レイド」
姫はそのまま封書をレイドに手渡す。ごく普通の白い封筒で宛名もない。
姫の顔を見ると先程までの微笑みは何処へ行ったのか、意味ありげな笑みでレイドを見つめている。
「どうぞ読んでください。 レイド宛です」
心当たりがないので少し躊躇う。しかし部屋にいる人間たちの視線が刺さり、手紙を開く。
封を切ると中からは表と同じように白い便箋が出てくる。
そこに書かれた文字を見て息が止まった。
見知った文字は間違えるはずもない、何年も見てきた仲間の文字だ。
ここにあるはずのない手紙と、その内容に驚き過ぎて言葉が出てこない。
何度も何度も文字の上に視線を滑らせて確かめていると、横からくすっと笑い声が聞こえてきた。
「そんな風に疑うと思いました」
姫の表情は悪戯の種明かしをする子供のようで、レイドは呆然と姫の顔を見ることしかできない。
「姫…、これは?」
「あなたの大切な方からのお手紙ですよ?」
間違いなく本人が書いたと言う。
「そんな、どうやって…」
「彼に持ってきてもらいました」
満面の笑みで扉を指す。そこにはボロボロの服を着た青年が立っていた。
「アルド! どうしてここに…。 いや、それよりも無事なのか!」
思わず駆け寄る。青年は疲労の色濃いものの、怪我らしい怪我はしていない。
ほっと安堵の息を吐く。
彼がここにいるのなら、手紙も本物ということか…。
「レイド…!」
アルドが歓喜の瞳で名を呼ぶ。
現実感がわかない。これは夢ではないのか。
「アルド…、みんなは?」
「聞いてくれ! みんな無事だ! 怪我してるヤツもいるけど大した怪我じゃない」
緊張して強張っていた身体から力が抜けていく。
「本当に…」
「全員助かった! そこの人らが俺たちを連れ出してくれたんだ!」
アルドがジェラールを示す。
人質になったレイドの仲間全員を探し出して救出したと言う。
信じられない…。レイドがどれだけ探しても見つけられなかったものを数日で彼は見つけ出して見せたのだ。
「これで侯爵や貴族派の人はあなたを利用する材料を失いました」
姫が自信に満ちた表情で再度レイドに手を伸ばす。
今度こそその手を取ると信じているように。
「私たちに協力してくれますね?」
姫がしたのは問いではなく、確認だった。
思わず笑う。アルドがおかしな目で見ていても気にならない。
久々に爽快な気分だった
差し出された手を、そっと取る。
「ええ、あなたは私の憂いを晴らしてくださった。 お力添えしない理由などありません。
私の持てる力全てで、あなたの望みを叶えましょう」
芝居のような台詞を浮かされる熱情のままに言い切る。
レイドの言葉に姫が笑う。今までになかった会心の笑みだった。
11
お気に入りに追加
127
あなたにおすすめの小説
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
あまやかしても、いいですか?
藤川巴/智江千佳子
恋愛
結婚相手は会社の王子様。
「俺ね、ダメなんだ」
「あーもう、キスしたい」
「それこそだめです」
甘々(しすぎる)男子×冷静(に見えるだけ)女子の
契約結婚生活とはこれいかに。
年下研修医の極甘蜜愛
虹色すかい
恋愛
医局秘書として市内の病院に勤務する廣崎彩27歳。普段はスマートに仕事をこなすクールな彼女だが、定期的にやって来る「眠れない夜」に苦しんでいる。
そんな彩に、5年越しの思いを寄せる3歳年下の藤崎仁寿。人当たりがよくて優しくて。仔犬のように人懐っこい笑顔がかわいい彼は、柔和な見た目とは裏腹に超ポジティブで鋼のような心を持つ臨床研修医だ。
病気や過去の経験から恋愛に積極的になれないワケありOLとユーモラスで心優しい研修医の、あたたかくてちょっと笑えるラブストーリー。
仁寿の包み込むような優しさが、傷ついた彩の心を癒していく――。
シリアスがシリアスにならないのは、多分、朗らかで元気な藤崎先生のおかげ♡
*****************************
※他サイトでも同タイトルで公開しています。
ウブな政略妻は、ケダモノ御曹司の執愛に堕とされる
Adria
恋愛
旧題:紳士だと思っていた初恋の人は私への恋心を拗らせた執着系ドSなケダモノでした
ある日、父から持ちかけられた政略結婚の相手は、学生時代からずっと好きだった初恋の人だった。
でも彼は来る縁談の全てを断っている。初恋を実らせたい私は副社長である彼の秘書として働くことを決めた。けれど、何の進展もない日々が過ぎていく。だが、ある日会社に忘れ物をして、それを取りに会社に戻ったことから私たちの関係は急速に変わっていった。
彼を知れば知るほどに、彼が私への恋心を拗らせていることを知って戸惑う反面嬉しさもあり、私への執着を隠さない彼のペースに翻弄されていく……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる