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新しい家族の誕生
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大好きな月那にはずっと近くにいてもらいたいけど、そういうわけにはいかないよね…
私は病院から少しだけ離れて新居を建ててもらったし、月那はマッサージ店の近くのマンションを買ったしね。
でも、たまにはこうして会いたいな。
月那のアドバイス、やっぱり直接聞きたいし。
『ねえ、あれからみんなどうしてるの?病院行ってもなかなか情報聞き出せないしさ』
『月那、スパイじゃないんだから』
『似たようなもんよ。客商売、情報が全てでしょ』
『ダメだよ、病院の内部事情をお客さんに話したら』
『当たり前だよ。言っちゃダメなことは言わないようにしてる。たぶんね』
『たぶんって、ダメだって~』
『嘘うそ。ちゃんとわかってますよ。だけど、白川先生と藍花のことは当然みんな知ってるよ。患者さん達も喜んでたし。あの子なら仕方ないって、白川先生のファンのおば様達がみんな言ってたから』
蒼真さんのファンって…
まるでアイドルみたいだな。
『それでもさ。未だに病院じゃ、みんな白川先生のことハートマークのついたキラキラした瞳で見てるから気をつけた方がいいよ~』
そう言って、意地悪そうに微笑む。
『病院じゃなくても蒼真さんといるとみんなそんな目で見てるから…本当にどこにいても注目の的で…』
それは仕方ない、あのルックスでは絶対に目立ってしまうから。
ただでさえそうなのに、最近はますます男性としての魅力に磨きがかかってる気がするし。
『うらやましいよね、本当。だってさ、太一といても誰も見ないから』
月那が大きな声で笑う。
だけど、みんなは月那のことを見てるんだよ。
太一さんには申し訳ないけど、2人は美女と野獣というか…
月那みたいなすごい美人はなかなかいないし、どうしても目がいっちゃうんだよね。
すごくわかる、うちとは逆。
『まあ、それよりさ、歩夢君はどうしてるの?元気なの?』
私は病院から少しだけ離れて新居を建ててもらったし、月那はマッサージ店の近くのマンションを買ったしね。
でも、たまにはこうして会いたいな。
月那のアドバイス、やっぱり直接聞きたいし。
『ねえ、あれからみんなどうしてるの?病院行ってもなかなか情報聞き出せないしさ』
『月那、スパイじゃないんだから』
『似たようなもんよ。客商売、情報が全てでしょ』
『ダメだよ、病院の内部事情をお客さんに話したら』
『当たり前だよ。言っちゃダメなことは言わないようにしてる。たぶんね』
『たぶんって、ダメだって~』
『嘘うそ。ちゃんとわかってますよ。だけど、白川先生と藍花のことは当然みんな知ってるよ。患者さん達も喜んでたし。あの子なら仕方ないって、白川先生のファンのおば様達がみんな言ってたから』
蒼真さんのファンって…
まるでアイドルみたいだな。
『それでもさ。未だに病院じゃ、みんな白川先生のことハートマークのついたキラキラした瞳で見てるから気をつけた方がいいよ~』
そう言って、意地悪そうに微笑む。
『病院じゃなくても蒼真さんといるとみんなそんな目で見てるから…本当にどこにいても注目の的で…』
それは仕方ない、あのルックスでは絶対に目立ってしまうから。
ただでさえそうなのに、最近はますます男性としての魅力に磨きがかかってる気がするし。
『うらやましいよね、本当。だってさ、太一といても誰も見ないから』
月那が大きな声で笑う。
だけど、みんなは月那のことを見てるんだよ。
太一さんには申し訳ないけど、2人は美女と野獣というか…
月那みたいなすごい美人はなかなかいないし、どうしても目がいっちゃうんだよね。
すごくわかる、うちとは逆。
『まあ、それよりさ、歩夢君はどうしてるの?元気なの?』
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