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本当のさよなら
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あれからしばらくして七海先生は病院を去った。
そのせいで産婦人科の看護師達は少しテンションが下がってしまった気がする。
それだけ先生は素晴らしい人だったから仕方ない、寂しくなるのは当然だよね。
でも、新しく配属になった先生も腕の良い女医さんで、みんなで新しい命のため、患者さんのために一致団結してスタートしていた。
私も、気持ちを新たにして頑張らないと。
仕事に関してはそうやって思えたけど、プライベートのことも早くキチンとしなきゃね。
七海先生に…返事をしないと。
結局、お互い忙しくて約束の1週間はとっくに過ぎてしまっていたから…
明日は私が休みで時間が取れることもあって、勇気を出して自分から七海先生に連絡してみた。
先生はこの前の返事をしたいという言葉を受け入れて、快く会うことを承諾してくれた。
何だかとても緊張する。
あの時、七海先生は精一杯告白してくれた。
だから、ちゃんと誠意を持って本当の気持ちを伝えたい。
もちろん、そのことは蒼真さんにも話して了解をもらった。
2人きりで会うことには抵抗があるけど、それでも「藍花の気持ちをキチンと伝えてほしい」って言われた。
そして…
次の日の夜、私は七海先生に久しぶりに会った。
『こんばんは』
先生、今日はスーツ姿なんだ。
とてもスタイルが良くて、タイトめのスーツが良く似合って素敵だ。
そんな眼鏡のイケメンを、周りの女性達が気にしない訳がなかった。
どこにいても目を引くその容姿、蒼真さんもそうだけど、やっぱり華があり過ぎる。
『こんばんは。藍花ちゃん、来てくれてありがとう』
『いえ、こんな素敵なところに誘って頂いて…嬉しいです』
そのせいで産婦人科の看護師達は少しテンションが下がってしまった気がする。
それだけ先生は素晴らしい人だったから仕方ない、寂しくなるのは当然だよね。
でも、新しく配属になった先生も腕の良い女医さんで、みんなで新しい命のため、患者さんのために一致団結してスタートしていた。
私も、気持ちを新たにして頑張らないと。
仕事に関してはそうやって思えたけど、プライベートのことも早くキチンとしなきゃね。
七海先生に…返事をしないと。
結局、お互い忙しくて約束の1週間はとっくに過ぎてしまっていたから…
明日は私が休みで時間が取れることもあって、勇気を出して自分から七海先生に連絡してみた。
先生はこの前の返事をしたいという言葉を受け入れて、快く会うことを承諾してくれた。
何だかとても緊張する。
あの時、七海先生は精一杯告白してくれた。
だから、ちゃんと誠意を持って本当の気持ちを伝えたい。
もちろん、そのことは蒼真さんにも話して了解をもらった。
2人きりで会うことには抵抗があるけど、それでも「藍花の気持ちをキチンと伝えてほしい」って言われた。
そして…
次の日の夜、私は七海先生に久しぶりに会った。
『こんばんは』
先生、今日はスーツ姿なんだ。
とてもスタイルが良くて、タイトめのスーツが良く似合って素敵だ。
そんな眼鏡のイケメンを、周りの女性達が気にしない訳がなかった。
どこにいても目を引くその容姿、蒼真さんもそうだけど、やっぱり華があり過ぎる。
『こんばんは。藍花ちゃん、来てくれてありがとう』
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