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最後に言わせてほしい
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夜になり、空に星がいくつも浮かび出した頃、私達は最高潮に盛り上がっていた。
グランピングの中は明るく、その横のバーベキューエリアはほんのり薄暗く…
ランプの灯りが何ともロマンチックなムードを演出している。
『藍花ちゃん、疲れたよね?大丈夫?』
そうやって声をかけてくれたのは七海先生だった。
『私は大丈夫です。先生こそ疲れたでしょう。1日中みんなの相手をして…』
『僕は全然平気だよ。みんなのおかげでとても楽しいし』
心からの笑顔…すごく眩しい。
眼鏡の奥の瞳が優しくて…
『だったら良かったです。七海先生が楽しんでくれたなら、それが1番ですから』
私もとびきりの笑顔で答えた。
『藍花ちゃん、足はもう大丈夫なの?病院で怪我したって聞いてびっくりしたけど、ちゃんとしっかり歩いてるから安心したよ』
七海先生も知ってくれてたんだ。
『ありがとうございます。白川先生がすぐに治療して下さったんで、もうすっかり良くなりました。七海先生にまで心配かけてしまってすみません』
まだ少し痛むけど…そんなことは言えなかった。
『いや…でも、とにかく怪我が治って安心したよ。今日は、白川先生にはこんな風にお別れ会をしてもらって感謝してる。本当に彼は素晴らしいね』
七海先生がウインクをした。
うわ…
めちゃくちゃ可愛くてキュンとする。
『は、はい。白川先生は七海先生の後輩なんですよね?』
私は、そのドキドキを隠したくて慌てて質問をした。
『ああ、そうだよ。同じ大学』
『すごいですね。同じ大学で学んだお2人が同じ病院で働くことになるなんて』
『白川先生とは何か縁を感じるよ』
『きっと、お2人とも学生時代も今みたいに女の子に人気があったんでしょうね。想像出来ます』
グランピングの中は明るく、その横のバーベキューエリアはほんのり薄暗く…
ランプの灯りが何ともロマンチックなムードを演出している。
『藍花ちゃん、疲れたよね?大丈夫?』
そうやって声をかけてくれたのは七海先生だった。
『私は大丈夫です。先生こそ疲れたでしょう。1日中みんなの相手をして…』
『僕は全然平気だよ。みんなのおかげでとても楽しいし』
心からの笑顔…すごく眩しい。
眼鏡の奥の瞳が優しくて…
『だったら良かったです。七海先生が楽しんでくれたなら、それが1番ですから』
私もとびきりの笑顔で答えた。
『藍花ちゃん、足はもう大丈夫なの?病院で怪我したって聞いてびっくりしたけど、ちゃんとしっかり歩いてるから安心したよ』
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『ありがとうございます。白川先生がすぐに治療して下さったんで、もうすっかり良くなりました。七海先生にまで心配かけてしまってすみません』
まだ少し痛むけど…そんなことは言えなかった。
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七海先生がウインクをした。
うわ…
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『は、はい。白川先生は七海先生の後輩なんですよね?』
私は、そのドキドキを隠したくて慌てて質問をした。
『ああ、そうだよ。同じ大学』
『すごいですね。同じ大学で学んだお2人が同じ病院で働くことになるなんて』
『白川先生とは何か縁を感じるよ』
『きっと、お2人とも学生時代も今みたいに女の子に人気があったんでしょうね。想像出来ます』
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