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答えの出せない告白
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え?
『歩夢君のことを…ですか?』
蒼真さんの次は歩夢君の名前が出てきて驚いた。
『ええ。普段はあんな元気な子だけど、実はとても繊細でね』
本当に…そうだと思う。
『歩夢君はいつもあちこち周りに気を配ってて、自分の気持ちとか大丈夫かなって心配になる時があります』
『そうなのよね。歩夢は昔から人のことばかり心配してね。本当にいい子なの。私の妹の子だから身内自慢みたいになるけど、とにかく小さな頃からとても優しくて…私も自分の子どもみたいに大切なのよ』
その気持ち、よくわかる。
だって、中川師長と歩夢君、本当の親子みたいだもん。
お互いをすごく信頼してる。
『歩夢君はナースステーションに無くてはならない存在です。いつもみんなが元気をもらってます。患者さんからもとても人気があるし、まだ1年目なのに見習うところが本当に多いです』
この意見に反対する看護師は絶対いないだろう。
『ありがとうね。藍花ちゃんにそう言ってもらえて歩夢は本当に嬉しいと思うわ。あの子、他の誰に言われるよりも藍花ちゃんに気にしてもらいたいと思ってるはずだから』
『え?』
『歩夢はね…藍花ちゃんのこと、大好きだと思うよ』
だ、大好きって…
中川師長のトーン、相変わらず真面目でどう受け取ればいいかわからないよ。
いつもの感じじゃないから戸惑う。
好きっていうの、それは…人としてだよね。
『歩夢君、私にはちゃんと普通に接してくれてますから。他の看護師と同じですよ。歩夢君はそういう人だから…』
春香さんにも話したことだ。
『普通じゃないよ。あの子の顔をみればすぐにわかる。藍花ちゃんに話す時の顔、本当に幸せそうだから。もう、ここまで言ったからいうけど、春香ちゃんも歩夢のこと想ってくれてるみたいでね』
そっか…中川師長も知ってるんだ。
『歩夢君のことを…ですか?』
蒼真さんの次は歩夢君の名前が出てきて驚いた。
『ええ。普段はあんな元気な子だけど、実はとても繊細でね』
本当に…そうだと思う。
『歩夢君はいつもあちこち周りに気を配ってて、自分の気持ちとか大丈夫かなって心配になる時があります』
『そうなのよね。歩夢は昔から人のことばかり心配してね。本当にいい子なの。私の妹の子だから身内自慢みたいになるけど、とにかく小さな頃からとても優しくて…私も自分の子どもみたいに大切なのよ』
その気持ち、よくわかる。
だって、中川師長と歩夢君、本当の親子みたいだもん。
お互いをすごく信頼してる。
『歩夢君はナースステーションに無くてはならない存在です。いつもみんなが元気をもらってます。患者さんからもとても人気があるし、まだ1年目なのに見習うところが本当に多いです』
この意見に反対する看護師は絶対いないだろう。
『ありがとうね。藍花ちゃんにそう言ってもらえて歩夢は本当に嬉しいと思うわ。あの子、他の誰に言われるよりも藍花ちゃんに気にしてもらいたいと思ってるはずだから』
『え?』
『歩夢はね…藍花ちゃんのこと、大好きだと思うよ』
だ、大好きって…
中川師長のトーン、相変わらず真面目でどう受け取ればいいかわからないよ。
いつもの感じじゃないから戸惑う。
好きっていうの、それは…人としてだよね。
『歩夢君、私にはちゃんと普通に接してくれてますから。他の看護師と同じですよ。歩夢君はそういう人だから…』
春香さんにも話したことだ。
『普通じゃないよ。あの子の顔をみればすぐにわかる。藍花ちゃんに話す時の顔、本当に幸せそうだから。もう、ここまで言ったからいうけど、春香ちゃんも歩夢のこと想ってくれてるみたいでね』
そっか…中川師長も知ってるんだ。
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