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思いもよらない仲間の秘密
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『蓮見さん、ちょっといいですか?』
『あっ、うん』
ナースステーションに戻る手前で春香さんに声をかけられた。
『さっき、何を話してたんですか?』
『え?何って…歩夢君とってこと?』
『そうです。来栖さんと蓮見さん、楽しそうにしてたから…』
えっ、見てたのかな?
戻ったと思ってたのに。
『別にたいしたことは話してないよ。仕事のこととか…』
ごめんね、歩夢君のプライベートなことは絶対に言えない。
『蓮見さんって…男性には誰にでもニコニコしてますけど、彼氏いるんですか?』
えっ?
何だかトゲのある言い方。
『誰にでもって…私は男性だからニコニコしてるわけじゃないよ』
それに白川先生の前ではたぶんニコニコ出来てないと思うし。
『蓮見さんに前から聞きたかったんです。来栖さんのことが好きなんですか?』
『えっ!?』
あまりの突然の質問に、思わず声を上げてしまった。
『静かにして下さい!周りに迷惑ですよ』
怒られてしまった…
『あ、あ、すみません』
って、春香さんが驚かせるからだよ。
『来栖さんが好きなんですか?いつも楽しそうに話してますよね。それって、好きだからですよね?』
そんな冷静な顔で迫られたら怖いよ。
『ちょっと待って。私、歩夢君のこと、男性として好きとかそいいうことじゃなくて、人として好きなんだよ。歩夢君だけじゃなくて、ナースステーションの看護師さんは、男性も女性もみんなすごいと思ってるし』
『本当ですか?』
『どうしたの?何だか春香さんおかしいよ』
少し黙ってたけど、すぐにまた私を見て、
『私、来栖 歩夢さんのこと…好きなんです。もちろん男として』
えっ…
春香さん…
突然のカミングアウト。
『そ、そうなんだ』
あまりに急過ぎて、何て言えばいいのかわからない。
『本当に好きじゃないなら、私と来栖さんのこと応援して下さい』
『あっ、うん』
ナースステーションに戻る手前で春香さんに声をかけられた。
『さっき、何を話してたんですか?』
『え?何って…歩夢君とってこと?』
『そうです。来栖さんと蓮見さん、楽しそうにしてたから…』
えっ、見てたのかな?
戻ったと思ってたのに。
『別にたいしたことは話してないよ。仕事のこととか…』
ごめんね、歩夢君のプライベートなことは絶対に言えない。
『蓮見さんって…男性には誰にでもニコニコしてますけど、彼氏いるんですか?』
えっ?
何だかトゲのある言い方。
『誰にでもって…私は男性だからニコニコしてるわけじゃないよ』
それに白川先生の前ではたぶんニコニコ出来てないと思うし。
『蓮見さんに前から聞きたかったんです。来栖さんのことが好きなんですか?』
『えっ!?』
あまりの突然の質問に、思わず声を上げてしまった。
『静かにして下さい!周りに迷惑ですよ』
怒られてしまった…
『あ、あ、すみません』
って、春香さんが驚かせるからだよ。
『来栖さんが好きなんですか?いつも楽しそうに話してますよね。それって、好きだからですよね?』
そんな冷静な顔で迫られたら怖いよ。
『ちょっと待って。私、歩夢君のこと、男性として好きとかそいいうことじゃなくて、人として好きなんだよ。歩夢君だけじゃなくて、ナースステーションの看護師さんは、男性も女性もみんなすごいと思ってるし』
『本当ですか?』
『どうしたの?何だか春香さんおかしいよ』
少し黙ってたけど、すぐにまた私を見て、
『私、来栖 歩夢さんのこと…好きなんです。もちろん男として』
えっ…
春香さん…
突然のカミングアウト。
『そ、そうなんだ』
あまりに急過ぎて、何て言えばいいのかわからない。
『本当に好きじゃないなら、私と来栖さんのこと応援して下さい』
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