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一緒に働く仲間と私
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きっとみんなが歩夢君の天使みたいな笑顔に支えられて元気をもらってる。
新人1年目なのにすごいなって感心するよ。
だけど、いつも人のことばかり気にかけてたら歩夢君が疲れてしまわないか心配。
『ありがとう。でも全然大丈夫だよ。本当に私、歩夢君に心配かけちゃってダメな先輩だよね。もっとしっかりしなきゃね』
白川先生に言われて落ち込んでるせいか、つい後輩の前でこんなネガティブな言葉が出てしまった。
『何言ってるんですか!藍花さんはしっかり頑張ってますよ。いつも見てて思います。患者さんの目線に立って考えたり話したりしてるなって。誰にでも細かく気配りも出来るし、優しいし、僕はそんな藍花さんからいっぱい学んでます。本当に尊敬してるんです。それに…』
勢いよく話してくれてた歩夢君の言葉が急に止まった。
『歩夢君…?』
『あ、いや、すみません。ちょっと喋りすぎましたね。山下さんのシャワーの時間なんで声掛けてきます。藍花さんも頑張って下さいね!』
右手を上げて、ニコッと笑う歩夢君。
『ありがとう』
私も笑顔で返した。
歩夢君、いったい何が言いたかったのかな?
申し訳ないくらい私のことをたくさん褒めてくれたけど、ちょっと…言葉の続きが気になってしまった。
「うん、私も落ち込んでる場合じゃないよね。頑張らなきゃ」私は心の中で静かに自分を鼓舞した。
ナースステーションの動きは慌ただしい。
私達の仕事は夜勤もあるし、かなり大変だけど、でも人間関係を大事にしながら、みんなで声を掛け合って励まし合いながら頑張ってる。
優しい歩夢君にも随分助けてもらってるし、もちろん中川師長はじめ、他の看護師達にも支えられて、私はすごく良い環境で仕事が出来てるんだって思う。
まだまだ先は長いよ、一喜一憂ばかりでいろいろあるけど、やっぱり前を向いて進みたい。
私は改めてみんなに感謝した。
新人1年目なのにすごいなって感心するよ。
だけど、いつも人のことばかり気にかけてたら歩夢君が疲れてしまわないか心配。
『ありがとう。でも全然大丈夫だよ。本当に私、歩夢君に心配かけちゃってダメな先輩だよね。もっとしっかりしなきゃね』
白川先生に言われて落ち込んでるせいか、つい後輩の前でこんなネガティブな言葉が出てしまった。
『何言ってるんですか!藍花さんはしっかり頑張ってますよ。いつも見てて思います。患者さんの目線に立って考えたり話したりしてるなって。誰にでも細かく気配りも出来るし、優しいし、僕はそんな藍花さんからいっぱい学んでます。本当に尊敬してるんです。それに…』
勢いよく話してくれてた歩夢君の言葉が急に止まった。
『歩夢君…?』
『あ、いや、すみません。ちょっと喋りすぎましたね。山下さんのシャワーの時間なんで声掛けてきます。藍花さんも頑張って下さいね!』
右手を上げて、ニコッと笑う歩夢君。
『ありがとう』
私も笑顔で返した。
歩夢君、いったい何が言いたかったのかな?
申し訳ないくらい私のことをたくさん褒めてくれたけど、ちょっと…言葉の続きが気になってしまった。
「うん、私も落ち込んでる場合じゃないよね。頑張らなきゃ」私は心の中で静かに自分を鼓舞した。
ナースステーションの動きは慌ただしい。
私達の仕事は夜勤もあるし、かなり大変だけど、でも人間関係を大事にしながら、みんなで声を掛け合って励まし合いながら頑張ってる。
優しい歩夢君にも随分助けてもらってるし、もちろん中川師長はじめ、他の看護師達にも支えられて、私はすごく良い環境で仕事が出来てるんだって思う。
まだまだ先は長いよ、一喜一憂ばかりでいろいろあるけど、やっぱり前を向いて進みたい。
私は改めてみんなに感謝した。
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