情熱的なあなたに抱かれ私は甘い夢を見る~新人看護師は無敵な外科医にしつけられてます~

けいこ

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一緒に働く仲間と私

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『おはようございます。前田さん』


『あっ、おはようございます』


病室の窓から、穏やかな秋の朝日が優しく差し込む。


今日も…看護師としての1日が始まる。 


『お熱測って下さいね』


私は、その62歳の物静かな女性の患者さんに体温計を渡した。


『36度7分ですね。血圧も失礼します』


前田さんの腕にカフ(腕帯)を巻き付け、血圧を測る。


『115の72ですね。良い感じです』


『ありがとうございます。あの、すみません…ちょっと頭痛がするんですけど…』


申し訳なさそうに私を見る前田さん。


『大丈夫ですよ、先生に伝えますね。頭痛薬を出していただけると思いますのでちょっと待って下さいね』


私達、看護師の仕事は四六時中休みがない。


患者さんの容態が急変しないよう常に気を配らなければならないし、早朝だろうが夜中だろうが呼ばれたら駆けつける 。


「今日も何も無く、無事に1日が終わった」
って…そう言える日が本当に嬉しい。


だけど、もちろん病院だから何かが起こる時もあって…


喜んだり落ち込んだりの繰り返しで。


私はずっと看護師になりたくて、大学で4年間の勉強を終え、2年前に国家試験を受けて看護師資格を取った。


この病院に就職してから、毎日の仕事の中で、自分は人の命に関わる大切な仕事をしてるんだってこと…少しづつ実感してきてる。


今はひたすら目の前の患者さんに真摯に向き合って、いろんなことをしっかりこなせるように頑張るだけだと思ってる。


『蓮見さん、ごめん。ちょっとこっち手伝って』


『はい!』


私の名前は蓮見 藍花(はすみ あいか)24歳。


160cm、自分では普通の体型だと思ってるのに、たまにスタイルいいねって…恥ずかしいけど褒めてもらえる時がある。
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