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この世の終わりまで一緒に

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「今回、事故にあって、それがきっかけになったかも知れない。だけど、俺は必ずいつか琴音に告白するって決めてた。それでもグジグジした情けない思いをなかなか断ち切れなくて、本当に…悪かった。男の俺がもっとしっかり決断しないとダメだった」


「ううん、そんなことない。私もダメだったから」


「琴音。今までの契約結婚、ここで解消してくれないか?」


「え?」


契約結婚の…解消?


それって…


「契約で結ばれた偽りの夫婦じゃなく、愛で結ばれた本物の夫婦になろう」


「…龍聖…君」


「琴音、俺はあなたを世界一幸せにします。だから、俺の奥さんになって下さい」


「…それは…プロポーズ?」


「ああ、そうだ」


「だったら…」


「だったら?」


「…私を龍聖君の奥さんにして下さい」


ストレートに愛で溢れたプロポーズ、私は1ミリも躊躇せずにOKした。


断るわけない、もう我慢はしない。


契約が終わったらフラれると思ってたのに、こんな幸せな結末、本当に夢じゃないの?


ううん、大丈夫、これは現実だよ。


やっと素直になれた2人の笑顔。


何の隠し事もない、最高の笑顔。


そして、私は龍聖君にキスをした。


恥ずかしいとは思わなかった、だって今この瞬間は、ただ素直に龍聖君に甘えたかったから。


この人と心と心で繋がりたい、そして、体と体も…


熱い想いが私の中に溢れ、龍聖君と『したい』って思った。


どんなに体の相性が良くても、本当の意味では満たされない。


それがいつも引っかかってた。


だから今、全てにおいて満たされるように、私は龍聖君と交わりたい、繋がっていたいと思った。


その気持ちがすぐに伝染し、奥のベッドルームに私を導いた龍聖君。


そこで、私達は何度も熱くて深いキスを交わした。


龍聖君のシャツを脱がせ、程よくついた美しい筋肉の線を唇でなぞり、最高に色っぽい裸体に吸い付いた。
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