26 / 152
再び巡り会う奇跡
2
しおりを挟む
久しぶりに見る龍聖君。
こんなにも素敵な男性になって…
元々の美しい顔立ちに、さらに魅力が増していて、この3年の間に何倍も大人になった気がした。
この容姿だと、きっとアメリカではモテモテで、彼女だって…できたんだろうな。
もしかして、彼女を日本に連れてきてるかも知れない。
その上、もう結婚も決まってるかも知れない、ううん、すでに結婚してるかも知れない。
知れない、知れないって…私、勝手な妄想し過ぎかも知れない。
ああ、ダメだ、変なことばかり考えてしまってる。
あれから3年も経ってるんだよ、龍聖君に素敵なお相手がいないわけないじゃない。
なのに私は…
幸せになるなんて息巻いてたくせに、まだ1人の彼氏もできてない。
本当に情けないよ。
今、龍聖君は幸せなんだ。
だからこの先も『最後の思い出』を作ったあの夜のことなんて話題にも上がらないだろう。
私も、とっくに忘れてしまった…みたいな顔をしておこうと思う。
今でもまだ龍聖君の感触が残ってるとか、鮮明に覚えてるとか、そんなこと言われたら気持ち悪いだろうし、未練タラタラの女だって思われたくない。
だから、そのことも言葉にしないようにする。
龍聖君がどんな状況にあったとしても、私は、その幸せな人生をちゃんと応援するって決めたんだから。
「ここ数日は忙しかったから、まだ誰にも連絡してないんだ。また、少し落ち着いたらみんなで集まろう」
「えっ、あ、うん、そうだね。みんな喜ぶよ」
嘘でしょ?
またみんなで集まれるの?
もう二度と龍聖君に会えないかも知れないって、なぜか勝手に思ってた。
たとえ日本に戻ったとしても、鳳条グループの御曹司が私なんかと会ってくれるわけないって。
なのに、またこうして再会できるなんて…やっぱり、すごく嬉しい。
もちろん…
あくまで友達として、高校時代からの仲間として…だけどね。
こんなにも素敵な男性になって…
元々の美しい顔立ちに、さらに魅力が増していて、この3年の間に何倍も大人になった気がした。
この容姿だと、きっとアメリカではモテモテで、彼女だって…できたんだろうな。
もしかして、彼女を日本に連れてきてるかも知れない。
その上、もう結婚も決まってるかも知れない、ううん、すでに結婚してるかも知れない。
知れない、知れないって…私、勝手な妄想し過ぎかも知れない。
ああ、ダメだ、変なことばかり考えてしまってる。
あれから3年も経ってるんだよ、龍聖君に素敵なお相手がいないわけないじゃない。
なのに私は…
幸せになるなんて息巻いてたくせに、まだ1人の彼氏もできてない。
本当に情けないよ。
今、龍聖君は幸せなんだ。
だからこの先も『最後の思い出』を作ったあの夜のことなんて話題にも上がらないだろう。
私も、とっくに忘れてしまった…みたいな顔をしておこうと思う。
今でもまだ龍聖君の感触が残ってるとか、鮮明に覚えてるとか、そんなこと言われたら気持ち悪いだろうし、未練タラタラの女だって思われたくない。
だから、そのことも言葉にしないようにする。
龍聖君がどんな状況にあったとしても、私は、その幸せな人生をちゃんと応援するって決めたんだから。
「ここ数日は忙しかったから、まだ誰にも連絡してないんだ。また、少し落ち着いたらみんなで集まろう」
「えっ、あ、うん、そうだね。みんな喜ぶよ」
嘘でしょ?
またみんなで集まれるの?
もう二度と龍聖君に会えないかも知れないって、なぜか勝手に思ってた。
たとえ日本に戻ったとしても、鳳条グループの御曹司が私なんかと会ってくれるわけないって。
なのに、またこうして再会できるなんて…やっぱり、すごく嬉しい。
もちろん…
あくまで友達として、高校時代からの仲間として…だけどね。
0
お気に入りに追加
137
あなたにおすすめの小説
シングルマザーになったら執着されています。
金柑乃実
恋愛
佐山咲良はアメリカで勉強する日本人。
同じ大学で学ぶ2歳上の先輩、神川拓海に出会い、恋に落ちる。
初めての大好きな人に、芽生えた大切な命。
幸せに浸る彼女の元に現れたのは、神川拓海の母親だった。
彼女の言葉により、咲良は大好きな人のもとを去ることを決意する。
新たに出会う人々と愛娘に支えられ、彼女は成長していく。
しかし彼は、諦めてはいなかった。
偽りの花婿は花嫁に真の愛を誓う
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「このまま中止するか、俺を代理にして式を挙げるか」
結婚式当日。
大幅に遅れに遅れてやってきた花婿は……知らない男でした。
彼曰く、本来の花婿はついさっき、結婚詐欺で逮捕。
決断を迫られた私は、見ず知らずの彼と結婚式を挙げることに。
……そこまではまあよかった、が。
「李亜、俺のものになれ」
結婚式費用と引き換えに、彼に買われた……。
咲乃李亜 28
FoSCompany営業統括部 営業職に就いていたキャリアウーマン
寿退社したものの、結婚詐欺に遭って一文無し
仕事の面では優秀
けれどそのせいで冷たく見られがち
見た目が地味すぎて老けて見られる
自分のことには引っ込み思案
×
御津川慧護 34
世界に名だたるMITSUGAWA警備の若き社長
顔、いい
背も高い
ただし、性格はGoing My Way
猪突猛進、狙った獲物は逃がさない
初夜からはじまる慧護との関係に、李亜は落ちるのか……!?
冷血弁護士と契約結婚したら、極上の溺愛を注がれています
朱音ゆうひ
恋愛
恋人に浮気された果絵は、弁護士・颯斗に契約結婚を持ちかけられる。
颯斗は美男子で超ハイスペックだが、冷血弁護士と呼ばれている。
結婚してみると超一方的な溺愛が始まり……
「俺は君のことを愛すが、愛されなくても構わない」
冷血サイコパス弁護士x健気ワーキング大人女子が契約結婚を元に両片想いになり、最終的に両想いになるストーリーです。
別サイトにも投稿しています(https://www.berrys-cafe.jp/book/n1726839)
私の心の薬箱~痛む胸を治してくれたのは、鬼畜上司のわかりづらい溺愛でした~
景華
恋愛
顔いっぱいの眼鏡をかけ、地味で自身のない水無瀬海月(みなせみつき)は、部署内でも浮いた存在だった。
そんな中初めてできた彼氏──村上優悟(むらかみゆうご)に、海月は束の間の幸せを感じるも、それは罰ゲームで告白したという残酷なもの。
真実を知り絶望する海月を叱咤激励し支えたのは、部署の鬼主任、和泉雪兎(いずみゆきと)だった。
彼に支えられながら、海月は自分の人生を大切に、自分を変えていこうと決意する。
自己肯定感が低いけれど芯の強い海月と、わかりづらい溺愛で彼女をずっと支えてきた雪兎。
じれながらも二人の恋が動き出す──。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる