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あなたと歩む人生

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その後、瑞の支えもあり、優希は無事に医師になった。


今は、鎌倉にある別の病院で働いてる。
しばらくは外の世界で頑張って、まだまだこれからだけど、お父さんみたいに「総合内科専門医資格」を取るんだって、今から張り切ってる。


「愛莉、今日は久しぶりにシーキャンドルに行こうか」


「本当に?   嬉しい。久しぶりだね」


お互いずいぶん年を重ねたけど、今でも、瑞は私を大切にしてくれてる。


何一つ、変わらずに。


確かにここにくるまでにはいろいろな困難もあった。
でも、それが人生だと思う。
順風満帆では、成長もできないし、喜びも生まれない。私が負けそうになった時、つらく悲しい時、そんな人生の大変な時には、いつだって瑞が支えてくれた。
だから私は……
ここまで頑張ってこれたんだ。
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