円城寺家のイケメン探偵～脅迫状に込められた思い～

円城寺家の人々

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だけど…


ここにいる円城寺家の人達は…


意外と普通？な感覚も持ち合わせてて…


だから、こんな私でも一緒にいられる。


『柊音。お前は立派な円城寺家の跡取りだ。俺からは…おじい様から頂いたこの「万年筆」をお前に譲ろう。俺には…もう必要ないから。柊音に全てを託す』


そう言ったのは、円城寺家長男の円城寺 湊音(みなと)さん。


25歳、180cmのダンディ系な超イケメン。


顔立ちがハッキリしてて、声が低めでセクシー。


髪型は、黒髪ツーブロックでトップにボリュームを持たせ清潔感がある。


スーツがめちゃくちゃ良く似合うカッコいい男性のお手本みたいな人。


明るく話好きで…誰にでも優しいから、女性人気が半端ない。


ニューヨークにアリスさんという嘘みたいに色気ムンムンな彼女がいるけど…まだ結婚はしないみたい。


有名大学を首席で卒業、司法試験に1発合格し、知り合いの弁護士事務所で「新米弁護士」として活躍中だ。


「俺には…必要ない」というのは、湊音さんの夢は弁護士になることで、その夢を叶えたから、お父さんの跡を継ぐことが出来ない…という意味。


『湊音兄さん、ありがとう。こんな大切な物…嬉しいよ。父さんの仕事は、僕が立派に継いでみせるから安心して』


涙無しでは聞けないようなセリフを言ったのは、円城寺家三男の円城寺 柊音(しをん)君。


まだ15歳、中学3年生にして、もうお父さんの跡を継ぐ決意をしてる柊音君には、本当に驚かされるし感動すら覚える。


真面目で、人を思いやれる優しい性格。


見た目は確かに華奢でまだまだ子どもの雰囲気は抜けないけれど、身長は170cmもあり可愛い系のイケメン。


有名私立中学でテニス部キャプテンとくれば、少女漫画でよくありそうな「みんなの憧れ」的存在だ。


おまけに髪型は、黒髪マッシュにパーマ、私服OKの学校内ではオシャレ過ぎてひときわ光ってる。


もはや向かう所敵なしの人気者だ。