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第1部1章 初仕事編
3 泥酔転生
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「きゃあ! だ、誰だお前は!」
承治は、甲高い女性の声によって再び目を覚ました。
意識はぼんやりとし、視界は揺れ続けている。頭の調子は相変わらずのようだ。
周囲に目を向けると、今度は明るい空間から一転して、薄暗い個室の中に承治はいた。
そして、目の前には豪華なベッドの前で腰を抜かす一人の少女が居合わせている。
青い瞳を持ち、色素の薄い茶色の長い髪を靡かせた彼女は、西洋風の顔立ちで白地の薄いキャミソールを纏っている。その様相は、一見すると就寝前のようにも見えた。
そんな現状を認識した承治は、ますます自分の置かれている状況がわからなくなる。
「ここはぁ、どこれすか?」
承治はとりあえず目の前の少女に話しかけてみる。
すると、少女は怯える目つきで応じた。
「ここは余の寝室だ! お前は誰の許可を得てここに入った!」
少女の剣幕に、承治はいささか焦りを覚える。
「ぼかぁあやしいものじゃないれす。ほんとうれすよ」
「お前、酔っているのか? それに、奇妙な格好をしておるのう。軍人か、貴族のようにも見えるが……」
「ぼかぁ、おおつき、じょーじっていいます。ふつーのどくしんサラリーマンれす。あなたは?」
唐突に自己紹介を始めた承治に対し、少女は困惑した様子で応える。
「余の名は、ユンフォニア・サクソン・アノ・カリヨン・ピッケ・コンスティーナ・ファゴット・カスタリアだ。この国カスタリアの第一王女であるが……」
「ユン、なに? ながいなまえらなぁ」
「ユンフォニアだ」
「ゆんふぉにあ、さん?」
「うむ」
互いに自己紹介を終えたところで、承治は再びパフォーマンスの低下した頭を捻る。
目の前にいるのは日本人離れした容姿と名前を持つ少女。そして薄暗い個室。飲み会で泥酔した自分。
それらの情報を足し合わせ、承治はひとつの結論を出した。
「ああ! ここ、がいじんさんのやってるきゃばくらなんらね! にじかいなの? みんなは?」
意味不明な承治の言動に、ユンフォニアと名乗る少女は困惑する。
「きゃばくら? にじかい? お前は何を言っておるのだ」
そんな反応を気にも留めず、承治はふとあることを思い出してポケットをまさぐる。
「そうそう。ゆんふぉにあさん。ぼく、まほうがつかえるんれすよ。みてくらさいよ」
その言葉に、ユンフォニアは驚き身構えた。
「魔法だと!? お前、魔術師なのか! ここで何をする気だ!」
「ふっふっふ、ぼくのまほうをごらんあれ!」
そう告げた承治は、手のひらを前に突き出して軽く振る。
すると、何もない空間から一枚のトランプカードが姿を現した。
その様子を見たユンフォニアはきょとんとする。
「まらまらつづくんれすよぉ。このとらんぷにはねぇ、まほうがかかっててねぇ、これを、かーどのたばにまぜてねぇ、さあ、きってくらさい」
承治は先ほど出したカードを束に混ぜ、ユンフォニアに差し出す。
ユンフォニアは恐る恐る束を受け取り、軽くシャッフルをして承治に返した。
「ではいきまふよぉ。てくまくまやこんてくまくまやこん……ほい!」
そして、先ほどの宴会で披露した時と同じく、シャッフルされた束の一番上を承治がめくると、最初に入れたカードと同じものが出てきた。
それを見たユンフォニアは、堪らず笑いをこぼす。
「余をバカにしておるのか。それは魔法ではなく、〝奇術〟というものであろう。確かに良い腕だが」
「ね、ね? すごいれしょ? すごいれしょ? みんなこれをばかにするんれすよぉ。ひどいれすよねぇ」
「まあ、その技を魔法と偽ればバカにされても仕方あるまい」
承治のマジックにより、どことなく和んだ二人は顔を見合わせて笑い合う。
すると、不意に部屋の扉がノックされ、第三の人物が現れた。
「姫様、何やらお騒がしいようで……きゃあ! 誰ですかあなた!」
部屋を訪れたのは、またしても美女だった。
黄色い悲鳴を上げた彼女は承治の存在に驚き、酷く狼狽する。
「ひ、姫様! こ、この者は一体……」
彼女の言葉にようやく自分の置かれた状況を思い出したユンフォニアは、きょとんとした顔から一転して険しい表情を取り戻す。
そして、部屋に入室した美女に向けて大声で告げた。
「そ、そうだ! クセ者だ! 衛兵を呼べ! この者を捕えるのだ!」
すると、すぐさま甲冑と剣で武装した兵士達が続々と部屋に雪崩れ込む。
彼らは謎の不審者に当惑しつつ、剣を抜いて承治に迫った。
「なっ……貴様、何者だ! どうやってここに入った!」
「こいつ、酔ってるのか!? 呪いに注意しろ!」
「殺されたくなければ両手を頭の上に乗せて跪け!」
「殺してはなりません! 姫様のお部屋を汚すおつもりですか!」
部屋は一挙に騒然となり、兵士達はこぞって承治に飛びかかり体を押さえつける。
「やっ、らめぇ! いたいいたいいたい! なんらの!? ぼくわるいことしてまへん! やらぁ!」
兵士達は押さえつけた承治の体をボカボカと殴りつけ、身動きを取らなくなったところで抱え上げる。
そのまま、いそいそと承治を部屋から連れ出していった。
騒ぎから一転して、部屋は静寂に包まれる。
途中から入室した美女は、状況が飲みこめずユンフォニアに問いかけた。
「姫様、あの者は一体……」
いささか落ちついたユンフォニアは頭を抱えて応える。
「すまんヴィオラ。驚かせてしまったのう。それが、余にもよう分からんのだ。部屋で本を読んでいたら、あやつはいつの間にかここにおった。転移魔法のようでもなかったし、一体何者なのか……」
ヴィオラと呼ばれた美女は、真剣な面持ちで応える。
「とにかく、不審者には変わりありません。あの者の調査と処遇は、わたくしが責任をもって行います。姫様は、どうかご心配なさらぬよう」
「うむ。しかし、悪いやつでもなさそうだったが……」
そう告げたユンフォニアが床に目を向けると、承治が取り出したトランプが一枚床に落ちていた。
承治は、甲高い女性の声によって再び目を覚ました。
意識はぼんやりとし、視界は揺れ続けている。頭の調子は相変わらずのようだ。
周囲に目を向けると、今度は明るい空間から一転して、薄暗い個室の中に承治はいた。
そして、目の前には豪華なベッドの前で腰を抜かす一人の少女が居合わせている。
青い瞳を持ち、色素の薄い茶色の長い髪を靡かせた彼女は、西洋風の顔立ちで白地の薄いキャミソールを纏っている。その様相は、一見すると就寝前のようにも見えた。
そんな現状を認識した承治は、ますます自分の置かれている状況がわからなくなる。
「ここはぁ、どこれすか?」
承治はとりあえず目の前の少女に話しかけてみる。
すると、少女は怯える目つきで応じた。
「ここは余の寝室だ! お前は誰の許可を得てここに入った!」
少女の剣幕に、承治はいささか焦りを覚える。
「ぼかぁあやしいものじゃないれす。ほんとうれすよ」
「お前、酔っているのか? それに、奇妙な格好をしておるのう。軍人か、貴族のようにも見えるが……」
「ぼかぁ、おおつき、じょーじっていいます。ふつーのどくしんサラリーマンれす。あなたは?」
唐突に自己紹介を始めた承治に対し、少女は困惑した様子で応える。
「余の名は、ユンフォニア・サクソン・アノ・カリヨン・ピッケ・コンスティーナ・ファゴット・カスタリアだ。この国カスタリアの第一王女であるが……」
「ユン、なに? ながいなまえらなぁ」
「ユンフォニアだ」
「ゆんふぉにあ、さん?」
「うむ」
互いに自己紹介を終えたところで、承治は再びパフォーマンスの低下した頭を捻る。
目の前にいるのは日本人離れした容姿と名前を持つ少女。そして薄暗い個室。飲み会で泥酔した自分。
それらの情報を足し合わせ、承治はひとつの結論を出した。
「ああ! ここ、がいじんさんのやってるきゃばくらなんらね! にじかいなの? みんなは?」
意味不明な承治の言動に、ユンフォニアと名乗る少女は困惑する。
「きゃばくら? にじかい? お前は何を言っておるのだ」
そんな反応を気にも留めず、承治はふとあることを思い出してポケットをまさぐる。
「そうそう。ゆんふぉにあさん。ぼく、まほうがつかえるんれすよ。みてくらさいよ」
その言葉に、ユンフォニアは驚き身構えた。
「魔法だと!? お前、魔術師なのか! ここで何をする気だ!」
「ふっふっふ、ぼくのまほうをごらんあれ!」
そう告げた承治は、手のひらを前に突き出して軽く振る。
すると、何もない空間から一枚のトランプカードが姿を現した。
その様子を見たユンフォニアはきょとんとする。
「まらまらつづくんれすよぉ。このとらんぷにはねぇ、まほうがかかっててねぇ、これを、かーどのたばにまぜてねぇ、さあ、きってくらさい」
承治は先ほど出したカードを束に混ぜ、ユンフォニアに差し出す。
ユンフォニアは恐る恐る束を受け取り、軽くシャッフルをして承治に返した。
「ではいきまふよぉ。てくまくまやこんてくまくまやこん……ほい!」
そして、先ほどの宴会で披露した時と同じく、シャッフルされた束の一番上を承治がめくると、最初に入れたカードと同じものが出てきた。
それを見たユンフォニアは、堪らず笑いをこぼす。
「余をバカにしておるのか。それは魔法ではなく、〝奇術〟というものであろう。確かに良い腕だが」
「ね、ね? すごいれしょ? すごいれしょ? みんなこれをばかにするんれすよぉ。ひどいれすよねぇ」
「まあ、その技を魔法と偽ればバカにされても仕方あるまい」
承治のマジックにより、どことなく和んだ二人は顔を見合わせて笑い合う。
すると、不意に部屋の扉がノックされ、第三の人物が現れた。
「姫様、何やらお騒がしいようで……きゃあ! 誰ですかあなた!」
部屋を訪れたのは、またしても美女だった。
黄色い悲鳴を上げた彼女は承治の存在に驚き、酷く狼狽する。
「ひ、姫様! こ、この者は一体……」
彼女の言葉にようやく自分の置かれた状況を思い出したユンフォニアは、きょとんとした顔から一転して険しい表情を取り戻す。
そして、部屋に入室した美女に向けて大声で告げた。
「そ、そうだ! クセ者だ! 衛兵を呼べ! この者を捕えるのだ!」
すると、すぐさま甲冑と剣で武装した兵士達が続々と部屋に雪崩れ込む。
彼らは謎の不審者に当惑しつつ、剣を抜いて承治に迫った。
「なっ……貴様、何者だ! どうやってここに入った!」
「こいつ、酔ってるのか!? 呪いに注意しろ!」
「殺されたくなければ両手を頭の上に乗せて跪け!」
「殺してはなりません! 姫様のお部屋を汚すおつもりですか!」
部屋は一挙に騒然となり、兵士達はこぞって承治に飛びかかり体を押さえつける。
「やっ、らめぇ! いたいいたいいたい! なんらの!? ぼくわるいことしてまへん! やらぁ!」
兵士達は押さえつけた承治の体をボカボカと殴りつけ、身動きを取らなくなったところで抱え上げる。
そのまま、いそいそと承治を部屋から連れ出していった。
騒ぎから一転して、部屋は静寂に包まれる。
途中から入室した美女は、状況が飲みこめずユンフォニアに問いかけた。
「姫様、あの者は一体……」
いささか落ちついたユンフォニアは頭を抱えて応える。
「すまんヴィオラ。驚かせてしまったのう。それが、余にもよう分からんのだ。部屋で本を読んでいたら、あやつはいつの間にかここにおった。転移魔法のようでもなかったし、一体何者なのか……」
ヴィオラと呼ばれた美女は、真剣な面持ちで応える。
「とにかく、不審者には変わりありません。あの者の調査と処遇は、わたくしが責任をもって行います。姫様は、どうかご心配なさらぬよう」
「うむ。しかし、悪いやつでもなさそうだったが……」
そう告げたユンフォニアが床に目を向けると、承治が取り出したトランプが一枚床に落ちていた。
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