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自由奔放な少女達
7. 皇太子の婚約者
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皇帝・皇妃両陛下との歓談。
獣人では有り得ないとさえ言える状況。それでも貴族の方々からの不満を感じないのは『銀の聖女』の名は大きいんだと思うワケで。
聖職者もだけど、貴族もまた実力主義の所が帝国にはあるから。高位貴族程、有事に対しての軍事力や対応力~まぁ実力にも色々あるけど、専門知識得意分野とか、その存在意義?を問われるのが帝国貴族なんだとか。
今回、私が見せた神聖属性魔法の使い手としての実力は、レン様曰く「文句のつけようが無い程の凄いモノ」らしい。
いや、もう少し言い方あるでしょー?
ついでに『銀の(ガラ悪い)聖女』って。
ほっとけ。
と、そこへ大司教と共にやって来た少女が。
私より少し歳上かな?
紫がかった黒髪が美しく、それに紫色の瞳に合わせたドレスがとても素敵。
「はじめまして、『銀の聖女』様。私、カチュア=ヴェルダートと申します」
「ヴェルダート侯爵の?では、大司教猊下の?私、リーファです。よろしくお願いします」
「儂もはじめまして、じゃな。以前は公務で皇宮におったからの」
「そうです。その節は挨拶もせずに失礼致しました、大司教猊下」
「いやいや。ベリュー沼地帯では、最高教会司祭が迷惑かけた様じゃな」
「そんな…」
「謙遜も礼も不要じゃ。騎士団の報告を見るに、彼等は邪魔にしかなっとらん」
それは否定出来ない。
ホント、何しに来やがったって想いしかなかったもの。
「そんな中での瘴気竜討伐に黒沼浄化、騎士や司祭の治療回復までやってのけたのじゃ。もっと誇っても良い」
「そうですわ、『銀の聖女』様…、あの、リーファ様とお呼びしても」
「勿論です、カチュア様。私は獣人、亜人平民です。どうぞ呼び捨てでお願いします」
人族は勿論、亜人でもエルフやドワーフ等の妖精族はまだ平民でも1等臣民。私達獣人や妖魔族は2等臣民となる。それでも帝国臣民と宣される意味は大きい。
西方諸国の二足歩行魔物扱いは極端だけど、他の国も少しはマシって言う程度でしかないから。
この大陸で獣人が真っ当に生きようと思えば、ウィルザード帝国か東方の獣人王国ゲゥドーンしか無い。北方の大国ローデルシア王国は獣人を魔物扱いはしないけれど、亜人奴隷としか見ていないから。
「皇家公認の『聖女』じゃ。其方は人族に準ずる扱いになっておるぞ。それに儂等帝国最高教会も『銀の聖女』に司教待遇を与える旨、発表した」
本気で?
司教って、だって、結構上だよ?
確か、見習、侍祭、司祭、高司祭、司教、高司教、大司教だったよね。
「その、私、ガラ悪いって」
「ほっほっほ、あまり気にせん事じゃ。とは言え、こうして宮廷作法通りに過ごせるとなると、ちと考えねばならぬかのう」
「ご容赦くださいませ、猊下」
こちとら、結構必死なんだよ。
公爵令嬢だったのは、かれこれ306年前なんだから(笑)。
「まぁ、あくまでも名誉職じゃ。気楽に、の」
名誉職って聞いて、少しホッとした。
文字通り、ガラじゃ無いから。
「そうだわ、リーファ様。お近付きの印に、是非我が侯爵家に御招待したいのですが」
「それは良い。ウチの孫娘とも色々交友を深めてくれると有り難い限りじゃ」
これは…、流石に断れないよ、ね。
名誉職を賜った御礼もあるし。
「喜んで。御招きに預かります」
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
後日、皇宮の力を借りて(侍女さん達に感謝)、再びドレスアップしてヴェルダート侯爵家へ。
カチュア様は、私より2つ上。
レン様よりも1つ下。そう、私とレン様は3つしか違わない。
これから大きくなるであろうレン様が私を抱き上げるのは、少し大変だったかもだけど。
ベリュー沼地帯からの帰り、隆起点はともかく、それ以外は馬車が来れる所まで私を抱き上げ、移動してくれたらしいから。
「では、元から神聖属性魔法を?」
「はい。何故かは分かりません。それこそ神の気まぐれかもしれません。私は『銀魔狼』という聖属性魔物の特質を持って生を受けました」
「『銀魔狼』?あの伝説の聖属性魔物の?」
「私を鑑定した最高教会の高司祭が驚いていました」
「そうじゃな。その場に居らなんだ事をあの時程悔やんだ事は無かったわい」
同席のチャールズ大司教も和やかで。
周りの侍女さん達も獣人を奇異な目で見てない。少なくとも面には出してない。
まぁ、一応、私はヴェルダート侯爵家に招かれた客たる『聖女』なワケだから。
「本当に会いたかったのです。殿下はリーファ様の事ばかり色々話されてますから」
「カチュア様は皇太子殿下と?」
「よく会うのです。私は殿下の婚約者に内定しています。来年、殿下の成人の儀に併せて発表される事になっています」
「それは…、おめでとうございます」
「ありがとうございます。フフ、こうして穏やかに話せるなんて。リーファ様、凄いお方です」
嫉妬がない、と言えば嘘だろう。
何せ婚約が内定している皇太子が、他の女性の話をしょっちゅうするのだから。
それが格下の平民獣人だとしても。
「ベリュー沼地帯のご活躍を聞いて、私は敵わないな、とも思ったのです。だから会った上で、事によっては身を引こうとも」
「有り得ませんわ。皇家に獣人の血を入れる等、神も御許しにはならないでしょうから。それに、人族と獣人族では交配しても子は望めない筈です」
皇家が途絶えてしまう。そこまでレン様が愚かだとは、とても思えない。
「そうなのですか?」
「ほぼ無理の筈。出来たとしても獣人形質が強かったと。だから人族の子は絶対に生まれませんし、私も望まれる子を産みたいと思っています。まぁ、産める様になるまで後8年はかかりますけど」
獣人の妊娠機能は20歳を迎えないといけない。子を孕める身体の成熟度が、どうしても生後20年必要となっているから。
因みに妖精族は120年、妖魔族で85年だから獣人はそれでも早い方だ。
カチュア様の、孫娘の決意を、チャールズ大司教は何も口を挟まなかった。
私達の意を尊重し決断を見守る、優しく信頼できる大人の存在は、本当に有り難いって思う。
「カチュア様が皇太子妃、ゆくゆくは皇妃…、益々帝国は安泰、臣民として喜ばしい限りです」
高位貴族人族との友情。
私は、得難い友人を得ました。
神に、そして帝国にただ感謝です。
獣人では有り得ないとさえ言える状況。それでも貴族の方々からの不満を感じないのは『銀の聖女』の名は大きいんだと思うワケで。
聖職者もだけど、貴族もまた実力主義の所が帝国にはあるから。高位貴族程、有事に対しての軍事力や対応力~まぁ実力にも色々あるけど、専門知識得意分野とか、その存在意義?を問われるのが帝国貴族なんだとか。
今回、私が見せた神聖属性魔法の使い手としての実力は、レン様曰く「文句のつけようが無い程の凄いモノ」らしい。
いや、もう少し言い方あるでしょー?
ついでに『銀の(ガラ悪い)聖女』って。
ほっとけ。
と、そこへ大司教と共にやって来た少女が。
私より少し歳上かな?
紫がかった黒髪が美しく、それに紫色の瞳に合わせたドレスがとても素敵。
「はじめまして、『銀の聖女』様。私、カチュア=ヴェルダートと申します」
「ヴェルダート侯爵の?では、大司教猊下の?私、リーファです。よろしくお願いします」
「儂もはじめまして、じゃな。以前は公務で皇宮におったからの」
「そうです。その節は挨拶もせずに失礼致しました、大司教猊下」
「いやいや。ベリュー沼地帯では、最高教会司祭が迷惑かけた様じゃな」
「そんな…」
「謙遜も礼も不要じゃ。騎士団の報告を見るに、彼等は邪魔にしかなっとらん」
それは否定出来ない。
ホント、何しに来やがったって想いしかなかったもの。
「そんな中での瘴気竜討伐に黒沼浄化、騎士や司祭の治療回復までやってのけたのじゃ。もっと誇っても良い」
「そうですわ、『銀の聖女』様…、あの、リーファ様とお呼びしても」
「勿論です、カチュア様。私は獣人、亜人平民です。どうぞ呼び捨てでお願いします」
人族は勿論、亜人でもエルフやドワーフ等の妖精族はまだ平民でも1等臣民。私達獣人や妖魔族は2等臣民となる。それでも帝国臣民と宣される意味は大きい。
西方諸国の二足歩行魔物扱いは極端だけど、他の国も少しはマシって言う程度でしかないから。
この大陸で獣人が真っ当に生きようと思えば、ウィルザード帝国か東方の獣人王国ゲゥドーンしか無い。北方の大国ローデルシア王国は獣人を魔物扱いはしないけれど、亜人奴隷としか見ていないから。
「皇家公認の『聖女』じゃ。其方は人族に準ずる扱いになっておるぞ。それに儂等帝国最高教会も『銀の聖女』に司教待遇を与える旨、発表した」
本気で?
司教って、だって、結構上だよ?
確か、見習、侍祭、司祭、高司祭、司教、高司教、大司教だったよね。
「その、私、ガラ悪いって」
「ほっほっほ、あまり気にせん事じゃ。とは言え、こうして宮廷作法通りに過ごせるとなると、ちと考えねばならぬかのう」
「ご容赦くださいませ、猊下」
こちとら、結構必死なんだよ。
公爵令嬢だったのは、かれこれ306年前なんだから(笑)。
「まぁ、あくまでも名誉職じゃ。気楽に、の」
名誉職って聞いて、少しホッとした。
文字通り、ガラじゃ無いから。
「そうだわ、リーファ様。お近付きの印に、是非我が侯爵家に御招待したいのですが」
「それは良い。ウチの孫娘とも色々交友を深めてくれると有り難い限りじゃ」
これは…、流石に断れないよ、ね。
名誉職を賜った御礼もあるし。
「喜んで。御招きに預かります」
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後日、皇宮の力を借りて(侍女さん達に感謝)、再びドレスアップしてヴェルダート侯爵家へ。
カチュア様は、私より2つ上。
レン様よりも1つ下。そう、私とレン様は3つしか違わない。
これから大きくなるであろうレン様が私を抱き上げるのは、少し大変だったかもだけど。
ベリュー沼地帯からの帰り、隆起点はともかく、それ以外は馬車が来れる所まで私を抱き上げ、移動してくれたらしいから。
「では、元から神聖属性魔法を?」
「はい。何故かは分かりません。それこそ神の気まぐれかもしれません。私は『銀魔狼』という聖属性魔物の特質を持って生を受けました」
「『銀魔狼』?あの伝説の聖属性魔物の?」
「私を鑑定した最高教会の高司祭が驚いていました」
「そうじゃな。その場に居らなんだ事をあの時程悔やんだ事は無かったわい」
同席のチャールズ大司教も和やかで。
周りの侍女さん達も獣人を奇異な目で見てない。少なくとも面には出してない。
まぁ、一応、私はヴェルダート侯爵家に招かれた客たる『聖女』なワケだから。
「本当に会いたかったのです。殿下はリーファ様の事ばかり色々話されてますから」
「カチュア様は皇太子殿下と?」
「よく会うのです。私は殿下の婚約者に内定しています。来年、殿下の成人の儀に併せて発表される事になっています」
「それは…、おめでとうございます」
「ありがとうございます。フフ、こうして穏やかに話せるなんて。リーファ様、凄いお方です」
嫉妬がない、と言えば嘘だろう。
何せ婚約が内定している皇太子が、他の女性の話をしょっちゅうするのだから。
それが格下の平民獣人だとしても。
「ベリュー沼地帯のご活躍を聞いて、私は敵わないな、とも思ったのです。だから会った上で、事によっては身を引こうとも」
「有り得ませんわ。皇家に獣人の血を入れる等、神も御許しにはならないでしょうから。それに、人族と獣人族では交配しても子は望めない筈です」
皇家が途絶えてしまう。そこまでレン様が愚かだとは、とても思えない。
「そうなのですか?」
「ほぼ無理の筈。出来たとしても獣人形質が強かったと。だから人族の子は絶対に生まれませんし、私も望まれる子を産みたいと思っています。まぁ、産める様になるまで後8年はかかりますけど」
獣人の妊娠機能は20歳を迎えないといけない。子を孕める身体の成熟度が、どうしても生後20年必要となっているから。
因みに妖精族は120年、妖魔族で85年だから獣人はそれでも早い方だ。
カチュア様の、孫娘の決意を、チャールズ大司教は何も口を挟まなかった。
私達の意を尊重し決断を見守る、優しく信頼できる大人の存在は、本当に有り難いって思う。
「カチュア様が皇太子妃、ゆくゆくは皇妃…、益々帝国は安泰、臣民として喜ばしい限りです」
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これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
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