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自由奔放な少女達
3. 招かれざる客が来た!
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翌日。
私達3人は、ある意味珍しい三者三様単独行動。
のんびりとするつもりだったんだけど、そうもいかない招かれざる客が来ちゃって。
「それはご挨拶だな、リーファ」
私を軽々と片手で持てそうな紅髪の偉丈夫。
皇太子付近衛騎士で、帝都近衛騎士団第4団長ラグナス=ダスカー。
「で、貴方がいるって事は」
「あぁ。勿論私もいるよ」
うわぁい。
オッサンの後ろじゃ完全に隠れちゃうよ。私よりはチョイ年上の少年。貴族のボンボンで騎士見習いって雰囲気だけど…。
帝国皇太子ロラン11世・レン=ウィルザード。
「殿下、この様な所へ…」
「レンでいいと言ってる筈だよ、リーファ」
「この様な場所へ何用でしょうか、レン様」
「…頑固だね」
こちとら獣人だ。お貴族様とは立場が違うから。
「獣人らしからぬ礼儀作法を見せるくせにか?」
何せ、前世は公爵令嬢だ。
貴族の嗜みは全て頭にあるし、転生体の此の身は、とりあえず所作通りに動ける。
「全くだ。俺なんかより作法が見事だぜ、リーファ」
いや、オッサンが豪放で貴族らしさが欠片も無いだけで。ホント、それもどうなんだろ?
「獣人に劣るって、残念過ぎませんか?」
「まぁ、そう言うなよ」
ダーメだ。全く意に介して無いよ。
「それはそうと、教会が匙を投げた呪いを見事解いたって聞いたよ。流石は『銀の聖女』だね」
「その呼び名は…って、早耳過ぎません?」
昨日の事だ。帝都まで1日で伝わる筈が?
曲がりなりにもエンテロブルは辺境なんだから。
「鮮度の高い情報は、それだけで武器となるのさ。陛下には及ばなくとも、それなりの情報網は持ってるつもりだよ」
「帝国の御代は安泰、誠に喜ばしい限りですわ」
「それは、褒め言葉と受け取っておくよ。ま、立ち話もなんだ。少し付き合って貰えると助かる」
「仰せのままに、レン様」
そこそこグレードの高いレストラン。
金持ち商人とか、たまに貴族の方も舌鼓を打ちに来られるとか。
本来なら、もっと貴族御用達の場もあるだろうけど、そんな所獣人の私が入れるワケも無く。
その個室で。
「流石に、今回は教会も騒いでいてね。何せメンツ丸潰れだ。帝国は聖職者に権力は与えないけど、そうは言っても権威付けは必要でね」
「レン様が『銀の聖女』なんて広めるからです」
「でもピッタリだろう。って言うか、私が言い出したから教会もおとなしく認めている」
帝国は確かに獣人を亜人として、臣民として認めている。だから一般庶民の権利はある。
そうは言っても、亜人の中でも最下位と言える獣人の立場は、それ程良い訳じゃ無くて。
ぶっちゃけ、奴隷じゃ無いよって言う程度。
冒険者なら兎も角、普通獣人って粗暴粗野で無学。なまじ力がある者が多い為に、ならず者扱いの代名詞にもなってる。「非力なんだから」って言うサラだって、人間の同年代女子と比べたら、まず腕相撲で負ける事は有り得ない。私に至っては、目の前のオッサンと互角の力比べだって(魔法の上乗せは必要だけど)出来る。
「それ以上に、君の持つ聖宝武具の説得力もある。それは人を選ぶんだから」
私の背にある銀の短槍は、私以外の手にはそもそも持てない程の重さになる。その上、邪なる念を持てば、聖光が持つ者を焼き尽くすとさえ言われる逸品。私が聖女だと言う何よりの証明となってしまってる。
「何か、レン様に嵌められている気がしてきました」
「気のせいだよ、リーファ。おっと、前置きが長くなったけどね。実は…」
「今まで前置きだったのですか?もう話は終わったと思ったのですけど」
「もう少し付き合って欲しいね。一応引くて数多のモテモテって自負は有るんだけど」
「それは否定いたしません。臣民として素直に憧れ、お慕いしていますよ、レン様」
コレはホント。
私も、皇子に憧れる只の女の子の一面位持ち合わせてる。
「うん、マジで嬉しいよ、リーファ。え~とね。実は帝国北方のベリュー瘴気沼地帯は知ってるよね」
神話の時代?
主神ヴァイランシアが冥竜ヘルモスを退治し封じた時言われる場所。ヘルモスから溢れた血が黒沼となり大地を腐敗させ、少しずつ瘴気を漂わせているんだとか。
長い年月を経て、沼も減っていき瘴気も薄れて来ていると言われてたのに。
「中央部に最近、新たな黒沼が出来たんだ。大きさはまだそれ程でもないけど、深さがあり得ない位だと」
「レン様?まさか黒沼を浄化しろって言いませんよね。そんなの大司教猊下の御役目じゃ?」
「勿論、大司教は行く気満々さ。とは言え寄る年波がね。あの沼地帯は馬車では行けない箇所がある。馬もね。どうしても徒歩でよじ登らねばならないトコがあるんだ」
沼地帯はちょっとした山頂にある。
沼地を囲む様に隆起してるんだ。だからどのルートであっても、崖を登る必要がある。切り立った壁の如くって事は無く、気持ち傾斜がある上に足場となる窪み出っ張りも多いから、それ程登るのに苦にはならないんだけど、それも若者壮年の話だ。高齢の大司教は杖は元より、最近は4輪座車で移動してるとも聞かされた。
いくら神聖属性魔法でも、病や怪我じゃない加齢による衰えを回復させる術は無い。
魂を呼び戻す事は出来なくもないのに、時を戻す事は絶対に出来ない。生命神フェーダすら、それは禁忌だと言ってたから。
「この機会に、教会にぐうの音も出ない様にしたい。が、それ以上に、この沼はヤバいと!何とかしないと後々帝国、引いては世界に仇なす存在になると思えるんだ。頼む、リーファ」
ちょ⁉︎
皇太子が獣人に頭を下げないでください!
「頼む、じゃなくてやれ!でいいんですよ、レン様。私は、帝国臣民で一介の冒険者なんですから」
殿下の想いも、状況もよく分かった。
私が断る理由は何も無い。
多分後の2人も否とは言わないだろ。
「感謝するよ、リーファ」
「冒険者への謝意は、お解りですよね?」
「勿論、依頼料は弾むよ」
確かに吹っ掛けたけどさ。提示された依頼料は、5年位遊んでられそうな…。
物には限度があるんですよ、レン様。
私達3人は、ある意味珍しい三者三様単独行動。
のんびりとするつもりだったんだけど、そうもいかない招かれざる客が来ちゃって。
「それはご挨拶だな、リーファ」
私を軽々と片手で持てそうな紅髪の偉丈夫。
皇太子付近衛騎士で、帝都近衛騎士団第4団長ラグナス=ダスカー。
「で、貴方がいるって事は」
「あぁ。勿論私もいるよ」
うわぁい。
オッサンの後ろじゃ完全に隠れちゃうよ。私よりはチョイ年上の少年。貴族のボンボンで騎士見習いって雰囲気だけど…。
帝国皇太子ロラン11世・レン=ウィルザード。
「殿下、この様な所へ…」
「レンでいいと言ってる筈だよ、リーファ」
「この様な場所へ何用でしょうか、レン様」
「…頑固だね」
こちとら獣人だ。お貴族様とは立場が違うから。
「獣人らしからぬ礼儀作法を見せるくせにか?」
何せ、前世は公爵令嬢だ。
貴族の嗜みは全て頭にあるし、転生体の此の身は、とりあえず所作通りに動ける。
「全くだ。俺なんかより作法が見事だぜ、リーファ」
いや、オッサンが豪放で貴族らしさが欠片も無いだけで。ホント、それもどうなんだろ?
「獣人に劣るって、残念過ぎませんか?」
「まぁ、そう言うなよ」
ダーメだ。全く意に介して無いよ。
「それはそうと、教会が匙を投げた呪いを見事解いたって聞いたよ。流石は『銀の聖女』だね」
「その呼び名は…って、早耳過ぎません?」
昨日の事だ。帝都まで1日で伝わる筈が?
曲がりなりにもエンテロブルは辺境なんだから。
「鮮度の高い情報は、それだけで武器となるのさ。陛下には及ばなくとも、それなりの情報網は持ってるつもりだよ」
「帝国の御代は安泰、誠に喜ばしい限りですわ」
「それは、褒め言葉と受け取っておくよ。ま、立ち話もなんだ。少し付き合って貰えると助かる」
「仰せのままに、レン様」
そこそこグレードの高いレストラン。
金持ち商人とか、たまに貴族の方も舌鼓を打ちに来られるとか。
本来なら、もっと貴族御用達の場もあるだろうけど、そんな所獣人の私が入れるワケも無く。
その個室で。
「流石に、今回は教会も騒いでいてね。何せメンツ丸潰れだ。帝国は聖職者に権力は与えないけど、そうは言っても権威付けは必要でね」
「レン様が『銀の聖女』なんて広めるからです」
「でもピッタリだろう。って言うか、私が言い出したから教会もおとなしく認めている」
帝国は確かに獣人を亜人として、臣民として認めている。だから一般庶民の権利はある。
そうは言っても、亜人の中でも最下位と言える獣人の立場は、それ程良い訳じゃ無くて。
ぶっちゃけ、奴隷じゃ無いよって言う程度。
冒険者なら兎も角、普通獣人って粗暴粗野で無学。なまじ力がある者が多い為に、ならず者扱いの代名詞にもなってる。「非力なんだから」って言うサラだって、人間の同年代女子と比べたら、まず腕相撲で負ける事は有り得ない。私に至っては、目の前のオッサンと互角の力比べだって(魔法の上乗せは必要だけど)出来る。
「それ以上に、君の持つ聖宝武具の説得力もある。それは人を選ぶんだから」
私の背にある銀の短槍は、私以外の手にはそもそも持てない程の重さになる。その上、邪なる念を持てば、聖光が持つ者を焼き尽くすとさえ言われる逸品。私が聖女だと言う何よりの証明となってしまってる。
「何か、レン様に嵌められている気がしてきました」
「気のせいだよ、リーファ。おっと、前置きが長くなったけどね。実は…」
「今まで前置きだったのですか?もう話は終わったと思ったのですけど」
「もう少し付き合って欲しいね。一応引くて数多のモテモテって自負は有るんだけど」
「それは否定いたしません。臣民として素直に憧れ、お慕いしていますよ、レン様」
コレはホント。
私も、皇子に憧れる只の女の子の一面位持ち合わせてる。
「うん、マジで嬉しいよ、リーファ。え~とね。実は帝国北方のベリュー瘴気沼地帯は知ってるよね」
神話の時代?
主神ヴァイランシアが冥竜ヘルモスを退治し封じた時言われる場所。ヘルモスから溢れた血が黒沼となり大地を腐敗させ、少しずつ瘴気を漂わせているんだとか。
長い年月を経て、沼も減っていき瘴気も薄れて来ていると言われてたのに。
「中央部に最近、新たな黒沼が出来たんだ。大きさはまだそれ程でもないけど、深さがあり得ない位だと」
「レン様?まさか黒沼を浄化しろって言いませんよね。そんなの大司教猊下の御役目じゃ?」
「勿論、大司教は行く気満々さ。とは言え寄る年波がね。あの沼地帯は馬車では行けない箇所がある。馬もね。どうしても徒歩でよじ登らねばならないトコがあるんだ」
沼地帯はちょっとした山頂にある。
沼地を囲む様に隆起してるんだ。だからどのルートであっても、崖を登る必要がある。切り立った壁の如くって事は無く、気持ち傾斜がある上に足場となる窪み出っ張りも多いから、それ程登るのに苦にはならないんだけど、それも若者壮年の話だ。高齢の大司教は杖は元より、最近は4輪座車で移動してるとも聞かされた。
いくら神聖属性魔法でも、病や怪我じゃない加齢による衰えを回復させる術は無い。
魂を呼び戻す事は出来なくもないのに、時を戻す事は絶対に出来ない。生命神フェーダすら、それは禁忌だと言ってたから。
「この機会に、教会にぐうの音も出ない様にしたい。が、それ以上に、この沼はヤバいと!何とかしないと後々帝国、引いては世界に仇なす存在になると思えるんだ。頼む、リーファ」
ちょ⁉︎
皇太子が獣人に頭を下げないでください!
「頼む、じゃなくてやれ!でいいんですよ、レン様。私は、帝国臣民で一介の冒険者なんですから」
殿下の想いも、状況もよく分かった。
私が断る理由は何も無い。
多分後の2人も否とは言わないだろ。
「感謝するよ、リーファ」
「冒険者への謝意は、お解りですよね?」
「勿論、依頼料は弾むよ」
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これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
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