1 / 21
自由奔放な少女達
1. 凄腕のメスガキども
しおりを挟む
「いったあー!」
「よっしゃあー!まかしといて‼︎」
とある森の中で。
通常より大きな猪が突進して来る。
ランクCの魔物ワイルドボア。
確かに特殊攻撃や魔法を使う事は無いけど、でっかい牙と巨体の突進力は、喰らえば私達には致命的。
何故なら、今ワイルドボアを追い詰めようとしてるのは3人の少女だから。
でも…。
「はぁあああーっ!」
私は高く飛び上がると全力で短槍をワイルドボアの眉間に投げ付ける。
ブッギャアァァァー!
眉間を貫いた短槍は、ワイルドボアの息の根を止めるのに充分な程突き刺さって。
ドゥ!ドドン‼︎
ワイルドボアは倒れた。
「やったね❤︎」
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
冒険者ギルド。
「さ、流石ですね。ホントに仕留めてくるなんて」
受付嬢さん。
依頼受注手続きの時、「大丈夫?」って何度も聞いてきたけど…。
で、裏手にある解体場へ。
私が持つ神聖属性魔法は、個人の個々のステータスをメチャクチャ上げるヤツがあって。見た目よりは遥かに高い獣人としての筋力を更に上昇させた私は、ワイルドボアの巨体を苦もなく引きずって街まで戻ってきて。
「実はゴリラなんじゃない?」
「狼族!」
私の名はリーファ。
狼族の、そこそこ可愛いと思ってる女の子。短槍を武器とするパーティの主戦力でステータス上昇や回復魔法を持つ神聖属性魔法の使い手。
「ね、獣人って、みんな怪力なの?」
精霊魔法と魔導魔法が使えるダークエルフのハーフエルフの娘、カノン。
「んな訳ないでしょ。私は全然なんだから」
野伏兼盗賊でパーティリーダー、キツネ族の美少女で早業二刀流ナイフ使いのサラ。
この3人で「元気っ娘」。
成人前の14歳、13歳、12歳と言う超若手パーティ。
「牙と毛皮、肉の半分は買取で。半分は私達がこのまま持って帰るわ」
「わかりました。早速解体に入らせてます。依頼達成の手続きを。そ、そこにサイン」
一般的には無学と思われがちの獣人だけど冒険者は例外、結構読み書き出来る者が多いんだ。契約書とか依頼書が読めないとそもそも仕事になんないし。
ただ、それも場所にもよる。
大陸の西方諸国は、私達獣人を亜人とすら認めていない。二足歩行魔物の括りだ。他国の冒険者証を持つ者だけが例外扱い。
特に、今私達のいるウィルザード帝国は獣人を亜人と認め臣民たる事を保証している。だから帝国の冒険者証を持つ獣人をどうこうすると、帝国臣民に手を出したも同然だ。これは、何代か前の皇帝ロラン7世が明言したんだって。
大陸南方の大国ウィルザード帝国に、西方諸国は6ヶ国全てが合力してもケンカは売れそうもない程国力の差があるって聞いた。つまり私達の身元は、必要無ければ行きたくもないけど、西方諸国でも魔物として討伐されずに済むんだとか。
話、それたね。
「よお、サラ!上手い事いったみたいだなぁ」
「お陰様でね。ほんじゃお裾分けだ」
ギルドに併設された酒場で、他の冒険者から祝福の声。サラはそれに応えてカウンターに小金貨1枚を放る。
「アタシらの奢りだよ」
歓声と口笛が鳴り響く。
コレは、冒険者の不文律。暗黙の了解。
私達だけじゃなく、依頼が上手くいった冒険者が「成功のお裾分け」って1杯分位を奢る。それが出来る程の大成功って感じで。
と、そこへ。
「お、いたいた。リーファ、コレ、何とか出来るか?」
ギルドへ入ってきた髭面の大男。
ランクBのベテラン冒険者、ラルフ。
見せた左腕の手首から肘までが、ドス黒く変色してグツグツ泡立っていて。
「は?何やったの、コレ。呪われてない?」
「ヴォルゲン迷宮の中程なんだが、パーティの若いのがトラップ引いちまってね。出て来たのは雑魚だったんだが、妙なモン吐きやがってね」
「咄嗟に若手クンを庇ったんだ。ちょっと待って」
私は酒場のテーブルにある、安酒入ってるジョッキを手にすると「おい!俺の酒‼︎」。
「間に合わせの『聖水』造るから」
神聖魔法を唱えて、魔力を酒に込めると、そのまま泡立つラルフの左腕にぶっ掛ける。
ジュワワワー。
「ぐっ、おい、熱湯か?ヒリヒリしてっぞ?」
「ついでに傷も洗ってんの。変なモノは…まぁ、ボリスの唾液位は入ってるかもだけど」
「最悪だぁ」
「人の酒、勝手に持っていってなんて事言いやがる!」
お酒取られて怒ってる中年の冒険者を横目に、私は解呪の魔法を唱える。
「神の御名の元に、『呪いよ、消え失せて』」
うっすらと輝く私の手に強い清き光が生まれ、ラルフの左腕を包み込んでいく。
光が収まった時、ラルフの左腕は元に戻って、何とか解呪に成功した。
「凄え」
「マジかよ」
笑顔で左腕を振り回すラルフ。
「流石は『銀の聖女』様だな」
「やめてよ。それ、『聖なる銀色の光を身にまとう公爵令嬢』の二つ名でしょう。私は毛並が銀なだけで聖職者でもないんだから」
かつて、公爵令嬢なのに人々癒しを与えた、それこそお節介好きとさえ言える聖女がいたんだ。
「次からは教会へ行くのを進めるけど」
「司祭もお手上げの呪いだったんだよ。次は迷わずリーファを訪ねる事にするよ」
「ちょっと?若手冒険者に何させてんのよ⁉︎」
「おいおい。ワイルドボアを狩れるヤツをペーペーとは言わんぞ、リーファ」
酒場からも混ぜっ返される。
「我等が『銀の聖女』に乾杯!」
もう、勝手にして。
「よっしゃあー!まかしといて‼︎」
とある森の中で。
通常より大きな猪が突進して来る。
ランクCの魔物ワイルドボア。
確かに特殊攻撃や魔法を使う事は無いけど、でっかい牙と巨体の突進力は、喰らえば私達には致命的。
何故なら、今ワイルドボアを追い詰めようとしてるのは3人の少女だから。
でも…。
「はぁあああーっ!」
私は高く飛び上がると全力で短槍をワイルドボアの眉間に投げ付ける。
ブッギャアァァァー!
眉間を貫いた短槍は、ワイルドボアの息の根を止めるのに充分な程突き刺さって。
ドゥ!ドドン‼︎
ワイルドボアは倒れた。
「やったね❤︎」
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
冒険者ギルド。
「さ、流石ですね。ホントに仕留めてくるなんて」
受付嬢さん。
依頼受注手続きの時、「大丈夫?」って何度も聞いてきたけど…。
で、裏手にある解体場へ。
私が持つ神聖属性魔法は、個人の個々のステータスをメチャクチャ上げるヤツがあって。見た目よりは遥かに高い獣人としての筋力を更に上昇させた私は、ワイルドボアの巨体を苦もなく引きずって街まで戻ってきて。
「実はゴリラなんじゃない?」
「狼族!」
私の名はリーファ。
狼族の、そこそこ可愛いと思ってる女の子。短槍を武器とするパーティの主戦力でステータス上昇や回復魔法を持つ神聖属性魔法の使い手。
「ね、獣人って、みんな怪力なの?」
精霊魔法と魔導魔法が使えるダークエルフのハーフエルフの娘、カノン。
「んな訳ないでしょ。私は全然なんだから」
野伏兼盗賊でパーティリーダー、キツネ族の美少女で早業二刀流ナイフ使いのサラ。
この3人で「元気っ娘」。
成人前の14歳、13歳、12歳と言う超若手パーティ。
「牙と毛皮、肉の半分は買取で。半分は私達がこのまま持って帰るわ」
「わかりました。早速解体に入らせてます。依頼達成の手続きを。そ、そこにサイン」
一般的には無学と思われがちの獣人だけど冒険者は例外、結構読み書き出来る者が多いんだ。契約書とか依頼書が読めないとそもそも仕事になんないし。
ただ、それも場所にもよる。
大陸の西方諸国は、私達獣人を亜人とすら認めていない。二足歩行魔物の括りだ。他国の冒険者証を持つ者だけが例外扱い。
特に、今私達のいるウィルザード帝国は獣人を亜人と認め臣民たる事を保証している。だから帝国の冒険者証を持つ獣人をどうこうすると、帝国臣民に手を出したも同然だ。これは、何代か前の皇帝ロラン7世が明言したんだって。
大陸南方の大国ウィルザード帝国に、西方諸国は6ヶ国全てが合力してもケンカは売れそうもない程国力の差があるって聞いた。つまり私達の身元は、必要無ければ行きたくもないけど、西方諸国でも魔物として討伐されずに済むんだとか。
話、それたね。
「よお、サラ!上手い事いったみたいだなぁ」
「お陰様でね。ほんじゃお裾分けだ」
ギルドに併設された酒場で、他の冒険者から祝福の声。サラはそれに応えてカウンターに小金貨1枚を放る。
「アタシらの奢りだよ」
歓声と口笛が鳴り響く。
コレは、冒険者の不文律。暗黙の了解。
私達だけじゃなく、依頼が上手くいった冒険者が「成功のお裾分け」って1杯分位を奢る。それが出来る程の大成功って感じで。
と、そこへ。
「お、いたいた。リーファ、コレ、何とか出来るか?」
ギルドへ入ってきた髭面の大男。
ランクBのベテラン冒険者、ラルフ。
見せた左腕の手首から肘までが、ドス黒く変色してグツグツ泡立っていて。
「は?何やったの、コレ。呪われてない?」
「ヴォルゲン迷宮の中程なんだが、パーティの若いのがトラップ引いちまってね。出て来たのは雑魚だったんだが、妙なモン吐きやがってね」
「咄嗟に若手クンを庇ったんだ。ちょっと待って」
私は酒場のテーブルにある、安酒入ってるジョッキを手にすると「おい!俺の酒‼︎」。
「間に合わせの『聖水』造るから」
神聖魔法を唱えて、魔力を酒に込めると、そのまま泡立つラルフの左腕にぶっ掛ける。
ジュワワワー。
「ぐっ、おい、熱湯か?ヒリヒリしてっぞ?」
「ついでに傷も洗ってんの。変なモノは…まぁ、ボリスの唾液位は入ってるかもだけど」
「最悪だぁ」
「人の酒、勝手に持っていってなんて事言いやがる!」
お酒取られて怒ってる中年の冒険者を横目に、私は解呪の魔法を唱える。
「神の御名の元に、『呪いよ、消え失せて』」
うっすらと輝く私の手に強い清き光が生まれ、ラルフの左腕を包み込んでいく。
光が収まった時、ラルフの左腕は元に戻って、何とか解呪に成功した。
「凄え」
「マジかよ」
笑顔で左腕を振り回すラルフ。
「流石は『銀の聖女』様だな」
「やめてよ。それ、『聖なる銀色の光を身にまとう公爵令嬢』の二つ名でしょう。私は毛並が銀なだけで聖職者でもないんだから」
かつて、公爵令嬢なのに人々癒しを与えた、それこそお節介好きとさえ言える聖女がいたんだ。
「次からは教会へ行くのを進めるけど」
「司祭もお手上げの呪いだったんだよ。次は迷わずリーファを訪ねる事にするよ」
「ちょっと?若手冒険者に何させてんのよ⁉︎」
「おいおい。ワイルドボアを狩れるヤツをペーペーとは言わんぞ、リーファ」
酒場からも混ぜっ返される。
「我等が『銀の聖女』に乾杯!」
もう、勝手にして。
16
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~
川原源明
ファンタジー
秋津直人、85歳。
50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。
嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。
彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。
白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。
胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。
そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。
まずは最強の称号を得よう!
地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語
※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編
※医療現場の恋物語 馴れ初め編
転生してテイマーになった僕の異世界冒険譚
ノデミチ
ファンタジー
田中六朗、18歳。
原因不明の発熱が続き、ほぼ寝たきりの生活。結果死亡。
気が付けば異世界。10歳の少年に!
女神が現れ話を聞くと、六朗は本来、この異世界ルーセリアに生まれるはずが、間違えて地球に生まれてしまったとの事。莫大な魔力を持ったが為に、地球では使う事が出来ず魔力過多で燃え尽きてしまったらしい。
お詫びの転生ということで、病気にならないチートな身体と莫大な魔力を授かり、「この世界では思う存分人生を楽しんでください」と。
寝たきりだった六朗は、ライトノベルやゲームが大好き。今、自分がその世界にいる!
勇者? 王様? 何になる? ライトノベルで好きだった「魔物使い=モンスターテイマー」をやってみよう!
六朗=ロックと名乗り、チートな身体と莫大な魔力で異世界を自由に生きる!
カクヨムでも公開しました。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています

10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる