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自由奔放な少女達
1. 凄腕のメスガキども
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「いったあー!」
「よっしゃあー!まかしといて‼︎」
とある森の中で。
通常より大きな猪が突進して来る。
ランクCの魔物ワイルドボア。
確かに特殊攻撃や魔法を使う事は無いけど、でっかい牙と巨体の突進力は、喰らえば私達には致命的。
何故なら、今ワイルドボアを追い詰めようとしてるのは3人の少女だから。
でも…。
「はぁあああーっ!」
私は高く飛び上がると全力で短槍をワイルドボアの眉間に投げ付ける。
ブッギャアァァァー!
眉間を貫いた短槍は、ワイルドボアの息の根を止めるのに充分な程突き刺さって。
ドゥ!ドドン‼︎
ワイルドボアは倒れた。
「やったね❤︎」
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
冒険者ギルド。
「さ、流石ですね。ホントに仕留めてくるなんて」
受付嬢さん。
依頼受注手続きの時、「大丈夫?」って何度も聞いてきたけど…。
で、裏手にある解体場へ。
私が持つ神聖属性魔法は、個人の個々のステータスをメチャクチャ上げるヤツがあって。見た目よりは遥かに高い獣人としての筋力を更に上昇させた私は、ワイルドボアの巨体を苦もなく引きずって街まで戻ってきて。
「実はゴリラなんじゃない?」
「狼族!」
私の名はリーファ。
狼族の、そこそこ可愛いと思ってる女の子。短槍を武器とするパーティの主戦力でステータス上昇や回復魔法を持つ神聖属性魔法の使い手。
「ね、獣人って、みんな怪力なの?」
精霊魔法と魔導魔法が使えるダークエルフのハーフエルフの娘、カノン。
「んな訳ないでしょ。私は全然なんだから」
野伏兼盗賊でパーティリーダー、キツネ族の美少女で早業二刀流ナイフ使いのサラ。
この3人で「元気っ娘」。
成人前の14歳、13歳、12歳と言う超若手パーティ。
「牙と毛皮、肉の半分は買取で。半分は私達がこのまま持って帰るわ」
「わかりました。早速解体に入らせてます。依頼達成の手続きを。そ、そこにサイン」
一般的には無学と思われがちの獣人だけど冒険者は例外、結構読み書き出来る者が多いんだ。契約書とか依頼書が読めないとそもそも仕事になんないし。
ただ、それも場所にもよる。
大陸の西方諸国は、私達獣人を亜人とすら認めていない。二足歩行魔物の括りだ。他国の冒険者証を持つ者だけが例外扱い。
特に、今私達のいるウィルザード帝国は獣人を亜人と認め臣民たる事を保証している。だから帝国の冒険者証を持つ獣人をどうこうすると、帝国臣民に手を出したも同然だ。これは、何代か前の皇帝ロラン7世が明言したんだって。
大陸南方の大国ウィルザード帝国に、西方諸国は6ヶ国全てが合力してもケンカは売れそうもない程国力の差があるって聞いた。つまり私達の身元は、必要無ければ行きたくもないけど、西方諸国でも魔物として討伐されずに済むんだとか。
話、それたね。
「よお、サラ!上手い事いったみたいだなぁ」
「お陰様でね。ほんじゃお裾分けだ」
ギルドに併設された酒場で、他の冒険者から祝福の声。サラはそれに応えてカウンターに小金貨1枚を放る。
「アタシらの奢りだよ」
歓声と口笛が鳴り響く。
コレは、冒険者の不文律。暗黙の了解。
私達だけじゃなく、依頼が上手くいった冒険者が「成功のお裾分け」って1杯分位を奢る。それが出来る程の大成功って感じで。
と、そこへ。
「お、いたいた。リーファ、コレ、何とか出来るか?」
ギルドへ入ってきた髭面の大男。
ランクBのベテラン冒険者、ラルフ。
見せた左腕の手首から肘までが、ドス黒く変色してグツグツ泡立っていて。
「は?何やったの、コレ。呪われてない?」
「ヴォルゲン迷宮の中程なんだが、パーティの若いのがトラップ引いちまってね。出て来たのは雑魚だったんだが、妙なモン吐きやがってね」
「咄嗟に若手クンを庇ったんだ。ちょっと待って」
私は酒場のテーブルにある、安酒入ってるジョッキを手にすると「おい!俺の酒‼︎」。
「間に合わせの『聖水』造るから」
神聖魔法を唱えて、魔力を酒に込めると、そのまま泡立つラルフの左腕にぶっ掛ける。
ジュワワワー。
「ぐっ、おい、熱湯か?ヒリヒリしてっぞ?」
「ついでに傷も洗ってんの。変なモノは…まぁ、ボリスの唾液位は入ってるかもだけど」
「最悪だぁ」
「人の酒、勝手に持っていってなんて事言いやがる!」
お酒取られて怒ってる中年の冒険者を横目に、私は解呪の魔法を唱える。
「神の御名の元に、『呪いよ、消え失せて』」
うっすらと輝く私の手に強い清き光が生まれ、ラルフの左腕を包み込んでいく。
光が収まった時、ラルフの左腕は元に戻って、何とか解呪に成功した。
「凄え」
「マジかよ」
笑顔で左腕を振り回すラルフ。
「流石は『銀の聖女』様だな」
「やめてよ。それ、『聖なる銀色の光を身にまとう公爵令嬢』の二つ名でしょう。私は毛並が銀なだけで聖職者でもないんだから」
かつて、公爵令嬢なのに人々癒しを与えた、それこそお節介好きとさえ言える聖女がいたんだ。
「次からは教会へ行くのを進めるけど」
「司祭もお手上げの呪いだったんだよ。次は迷わずリーファを訪ねる事にするよ」
「ちょっと?若手冒険者に何させてんのよ⁉︎」
「おいおい。ワイルドボアを狩れるヤツをペーペーとは言わんぞ、リーファ」
酒場からも混ぜっ返される。
「我等が『銀の聖女』に乾杯!」
もう、勝手にして。
「よっしゃあー!まかしといて‼︎」
とある森の中で。
通常より大きな猪が突進して来る。
ランクCの魔物ワイルドボア。
確かに特殊攻撃や魔法を使う事は無いけど、でっかい牙と巨体の突進力は、喰らえば私達には致命的。
何故なら、今ワイルドボアを追い詰めようとしてるのは3人の少女だから。
でも…。
「はぁあああーっ!」
私は高く飛び上がると全力で短槍をワイルドボアの眉間に投げ付ける。
ブッギャアァァァー!
眉間を貫いた短槍は、ワイルドボアの息の根を止めるのに充分な程突き刺さって。
ドゥ!ドドン‼︎
ワイルドボアは倒れた。
「やったね❤︎」
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
冒険者ギルド。
「さ、流石ですね。ホントに仕留めてくるなんて」
受付嬢さん。
依頼受注手続きの時、「大丈夫?」って何度も聞いてきたけど…。
で、裏手にある解体場へ。
私が持つ神聖属性魔法は、個人の個々のステータスをメチャクチャ上げるヤツがあって。見た目よりは遥かに高い獣人としての筋力を更に上昇させた私は、ワイルドボアの巨体を苦もなく引きずって街まで戻ってきて。
「実はゴリラなんじゃない?」
「狼族!」
私の名はリーファ。
狼族の、そこそこ可愛いと思ってる女の子。短槍を武器とするパーティの主戦力でステータス上昇や回復魔法を持つ神聖属性魔法の使い手。
「ね、獣人って、みんな怪力なの?」
精霊魔法と魔導魔法が使えるダークエルフのハーフエルフの娘、カノン。
「んな訳ないでしょ。私は全然なんだから」
野伏兼盗賊でパーティリーダー、キツネ族の美少女で早業二刀流ナイフ使いのサラ。
この3人で「元気っ娘」。
成人前の14歳、13歳、12歳と言う超若手パーティ。
「牙と毛皮、肉の半分は買取で。半分は私達がこのまま持って帰るわ」
「わかりました。早速解体に入らせてます。依頼達成の手続きを。そ、そこにサイン」
一般的には無学と思われがちの獣人だけど冒険者は例外、結構読み書き出来る者が多いんだ。契約書とか依頼書が読めないとそもそも仕事になんないし。
ただ、それも場所にもよる。
大陸の西方諸国は、私達獣人を亜人とすら認めていない。二足歩行魔物の括りだ。他国の冒険者証を持つ者だけが例外扱い。
特に、今私達のいるウィルザード帝国は獣人を亜人と認め臣民たる事を保証している。だから帝国の冒険者証を持つ獣人をどうこうすると、帝国臣民に手を出したも同然だ。これは、何代か前の皇帝ロラン7世が明言したんだって。
大陸南方の大国ウィルザード帝国に、西方諸国は6ヶ国全てが合力してもケンカは売れそうもない程国力の差があるって聞いた。つまり私達の身元は、必要無ければ行きたくもないけど、西方諸国でも魔物として討伐されずに済むんだとか。
話、それたね。
「よお、サラ!上手い事いったみたいだなぁ」
「お陰様でね。ほんじゃお裾分けだ」
ギルドに併設された酒場で、他の冒険者から祝福の声。サラはそれに応えてカウンターに小金貨1枚を放る。
「アタシらの奢りだよ」
歓声と口笛が鳴り響く。
コレは、冒険者の不文律。暗黙の了解。
私達だけじゃなく、依頼が上手くいった冒険者が「成功のお裾分け」って1杯分位を奢る。それが出来る程の大成功って感じで。
と、そこへ。
「お、いたいた。リーファ、コレ、何とか出来るか?」
ギルドへ入ってきた髭面の大男。
ランクBのベテラン冒険者、ラルフ。
見せた左腕の手首から肘までが、ドス黒く変色してグツグツ泡立っていて。
「は?何やったの、コレ。呪われてない?」
「ヴォルゲン迷宮の中程なんだが、パーティの若いのがトラップ引いちまってね。出て来たのは雑魚だったんだが、妙なモン吐きやがってね」
「咄嗟に若手クンを庇ったんだ。ちょっと待って」
私は酒場のテーブルにある、安酒入ってるジョッキを手にすると「おい!俺の酒‼︎」。
「間に合わせの『聖水』造るから」
神聖魔法を唱えて、魔力を酒に込めると、そのまま泡立つラルフの左腕にぶっ掛ける。
ジュワワワー。
「ぐっ、おい、熱湯か?ヒリヒリしてっぞ?」
「ついでに傷も洗ってんの。変なモノは…まぁ、ボリスの唾液位は入ってるかもだけど」
「最悪だぁ」
「人の酒、勝手に持っていってなんて事言いやがる!」
お酒取られて怒ってる中年の冒険者を横目に、私は解呪の魔法を唱える。
「神の御名の元に、『呪いよ、消え失せて』」
うっすらと輝く私の手に強い清き光が生まれ、ラルフの左腕を包み込んでいく。
光が収まった時、ラルフの左腕は元に戻って、何とか解呪に成功した。
「凄え」
「マジかよ」
笑顔で左腕を振り回すラルフ。
「流石は『銀の聖女』様だな」
「やめてよ。それ、『聖なる銀色の光を身にまとう公爵令嬢』の二つ名でしょう。私は毛並が銀なだけで聖職者でもないんだから」
かつて、公爵令嬢なのに人々癒しを与えた、それこそお節介好きとさえ言える聖女がいたんだ。
「次からは教会へ行くのを進めるけど」
「司祭もお手上げの呪いだったんだよ。次は迷わずリーファを訪ねる事にするよ」
「ちょっと?若手冒険者に何させてんのよ⁉︎」
「おいおい。ワイルドボアを狩れるヤツをペーペーとは言わんぞ、リーファ」
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もう、勝手にして。
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