53 / 67
ベルン侵攻!
53.
しおりを挟む
「ミリシア王国より要請がありました。陛下」
「うむ。元帥もよいな」
「御意」
ミリシア王国よりの非公式ながら、援軍の要請があり、ベルン王国は近衛師団3軍を援軍として出撃させた。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
ミリシア~ベルン国境より、ベルン王都方面へ入り込んだ街道。
の上空にある魔物の影。
って、グリフォンに乗ってるオレしかいないよね。
「近衛師団が…。あれ、ホントに援軍?ミリシア支援だと思う」
『思いたいが…、これは、軒先を貸したら母家を取られかねんな』
「だよねー。その、セラ=マドウ伯爵夫人だっけ?彼女にとってもコレは想定内なのかな?」
『流石に売国奴に堕ちたとは思いたくないな』
あ、オレ、1人漫才やってる訳じゃないからね。幻体通信使って、パルム夫人がグランの背に載ってる形にしてるから。
普通は、これだけ離れると幻体は届かない。だからちょいと支援出来る魔導具を使ってる。
通信針。
体内に埋め込む事により見た物聞いた物を相対する針を持つ者に伝えられる魔導具。
とは言え抜き差し着脱は自由意志で出来る上に使い捨てアイテム。しかも1日しか持続時間も保たない。
「で、あれ、どうすんの?」
『何もしない。寧ろあの者達に何かさせた方が話は早いだろう』
「敢えて侵略させるって?」
『そうだ。かなりの荒療治だがな。まさか全土を奪われる事はあるまい。かなり国土は割譲されるであろうがな』
「かなりの荒療治…ねぇ」
一歩間違うと国を失うよ?
「それは、最悪ミリシアが地図から消える事も止む無し、と考えてる?」
『最悪な。フフ、地図から消える、か。中々面白い表現だな。国が滅ぶ、と言われるかとも思っていたが』
直球過ぎ!オレ、も少し察する男だよ。
「デリカシーあるいい奴、って認識改めて欲しいですね」
『成る程。考えておこう』
「じゃ戻ります。フェンがいるとは言え、あまり貴女を1人にはしたくないですから」
『ふむ。未亡人も対象に入るのかな?もしかして私は口説かれている?』
「ネェよ」
流石に否定するよ。
『まぁ、孫のいる身だ。笑い飛ばしてくれるかと思ったがな』
「知りませんよ」
マジで漫才になりそうだ。オレは帝国との国境方面へ引き返す。
「このまま帰ります。後はよろしく」
『うむ。ほう、どうやら我が館では騒ぎになりつつあるな』
「貴女の失踪は、かなりの大事だと思いますよ」
中々肝のでかい夫人だな。
流石に一国の軍師だけの事はあるよ。マジで尊敬する。
魔法で姿を消した後、一旦地上に降りたオレはフェンを回収する。
幻体では無い、パルム夫人本人と別れの挨拶をすると、直様帝国への帰途に。
「本当に感謝する。ロディマス卿にも帝国正教会法皇にも。さて、マドウ夫人。私とはっきり敵対した事のツケを取り立てさせてもらおうかな」
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
で、国境過ぎて。
この辺はモルド辺境伯の領地。国境警備隊の砦もある最辺境の地、サマカーンの街。
「来た来た。コッチです、ロディマス卿」
街の外れ。ちょいと広くなっている場所。
手招きしている男女2人。
異世界人のハヤトさんとヒカリさん。モルド辺境伯令嬢ドリスさんに仕える護衛騎士の立場にある人達。
オレはグランを広場に降ろす。
駆け寄ってくる2人。
「今は冒険者として動いてます。"ロディ"で構わないですよ」
「じゃあ、ロディくん」
確か、日本ではこの人達大学生って言ってたな。どっちにしろ先輩だよ。当時のオレは高校生だし。だから、くん呼びがしっくりくるね。
「グラン。我が影に控えて」
グリフォンが目の前から消える。
「わかっていても不思議ね」
「これがないとスライムですら連れて回る事になりますから。益々テイマーが面倒な職になっちまいます」
「確かにな。で、首尾は?」
「微妙」
オレは見てきた状況を話す。
そこ迄守秘義務は無いし、ドリス嬢付き騎士で異世界人の2人は特例扱いに入る。
「ベルン王国がもしかすると…。そう言う可能性が、って事か」
「ほぼ、それを狙ってない?後さ。セラって言ったわね、ミリシアの諜報活動のTOP。闇魔導師だっけ?召喚者にいたわ」
「は?あ、でもセラ=マドウ伯爵夫人って。なんでも4~5年前からご主人の後を継いで諜報の長になったと聞きましたよ」
「そう?でも、これは偶然?セラって娘、かなりの策士で魅了の術に長けた闇魔導師だった…、まさか?でも、ひょっとして⁉︎ハヤト、あのアイテム!私達と一緒に熟した『精霊の聖地』のクエスト‼︎」
「『時空の扉』か。オイオイ。まさか召喚時にアレを使って召喚時代を変えたって言うのか?ンなバカな」
『時空の扉』って、1回だけ時間を巻き戻せる神のアイテム?
「成る程。強引だけど辻褄が合わない事もない、か。召喚者の人って、世界の歴史を知ってるって、ヒカリさん、こないだ言ってましたよね?」
「ここだけの話ね」
ハヤトさんとヒカリさんとの交流の中、2人はゲームという名の、この世界の歴史の事話してくれた。
「だからミリシアの動き、ドリスお嬢様に話せたんだけど、根拠がね。勘としか言えなくてね」
言ってないけど…、言えないけどオレも召喚者だ。特例扱いの転生者だけど。だからヒカリさん達にゲーム内の事を聞いての驚くフリは、我ながら中々の役者だったと思うよ。多分。
「そうね。貴方達にとっては信じられない話かもだけどね」
「こうなると信じざるを得ませんね。その、歴史からは…」
「外れてる。私達が知る歴史ならミリシアが帝国のミズル公国を割譲して3国時代になるもの。でも今は」
「ミリシア存亡の危機…ですね。貴女方が世界に来て、歴史が変わっていってる訳だ」
心が痛いな。
1番歴史を変えてるの、オレだよね。しれっと現地民の顔してっけど。
「最悪、ベルンとの戦争になるなぁ」
「ハヤト?私達も他人事じゃないのよ。お館様に従軍するかもしれないんだから」
だよね。
貴族の義務…。戦争にならなきゃいいけど、無理っぽいんだよなぁ。
ミリシアの地に、思いを馳せて…。
「うむ。元帥もよいな」
「御意」
ミリシア王国よりの非公式ながら、援軍の要請があり、ベルン王国は近衛師団3軍を援軍として出撃させた。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
ミリシア~ベルン国境より、ベルン王都方面へ入り込んだ街道。
の上空にある魔物の影。
って、グリフォンに乗ってるオレしかいないよね。
「近衛師団が…。あれ、ホントに援軍?ミリシア支援だと思う」
『思いたいが…、これは、軒先を貸したら母家を取られかねんな』
「だよねー。その、セラ=マドウ伯爵夫人だっけ?彼女にとってもコレは想定内なのかな?」
『流石に売国奴に堕ちたとは思いたくないな』
あ、オレ、1人漫才やってる訳じゃないからね。幻体通信使って、パルム夫人がグランの背に載ってる形にしてるから。
普通は、これだけ離れると幻体は届かない。だからちょいと支援出来る魔導具を使ってる。
通信針。
体内に埋め込む事により見た物聞いた物を相対する針を持つ者に伝えられる魔導具。
とは言え抜き差し着脱は自由意志で出来る上に使い捨てアイテム。しかも1日しか持続時間も保たない。
「で、あれ、どうすんの?」
『何もしない。寧ろあの者達に何かさせた方が話は早いだろう』
「敢えて侵略させるって?」
『そうだ。かなりの荒療治だがな。まさか全土を奪われる事はあるまい。かなり国土は割譲されるであろうがな』
「かなりの荒療治…ねぇ」
一歩間違うと国を失うよ?
「それは、最悪ミリシアが地図から消える事も止む無し、と考えてる?」
『最悪な。フフ、地図から消える、か。中々面白い表現だな。国が滅ぶ、と言われるかとも思っていたが』
直球過ぎ!オレ、も少し察する男だよ。
「デリカシーあるいい奴、って認識改めて欲しいですね」
『成る程。考えておこう』
「じゃ戻ります。フェンがいるとは言え、あまり貴女を1人にはしたくないですから」
『ふむ。未亡人も対象に入るのかな?もしかして私は口説かれている?』
「ネェよ」
流石に否定するよ。
『まぁ、孫のいる身だ。笑い飛ばしてくれるかと思ったがな』
「知りませんよ」
マジで漫才になりそうだ。オレは帝国との国境方面へ引き返す。
「このまま帰ります。後はよろしく」
『うむ。ほう、どうやら我が館では騒ぎになりつつあるな』
「貴女の失踪は、かなりの大事だと思いますよ」
中々肝のでかい夫人だな。
流石に一国の軍師だけの事はあるよ。マジで尊敬する。
魔法で姿を消した後、一旦地上に降りたオレはフェンを回収する。
幻体では無い、パルム夫人本人と別れの挨拶をすると、直様帝国への帰途に。
「本当に感謝する。ロディマス卿にも帝国正教会法皇にも。さて、マドウ夫人。私とはっきり敵対した事のツケを取り立てさせてもらおうかな」
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
で、国境過ぎて。
この辺はモルド辺境伯の領地。国境警備隊の砦もある最辺境の地、サマカーンの街。
「来た来た。コッチです、ロディマス卿」
街の外れ。ちょいと広くなっている場所。
手招きしている男女2人。
異世界人のハヤトさんとヒカリさん。モルド辺境伯令嬢ドリスさんに仕える護衛騎士の立場にある人達。
オレはグランを広場に降ろす。
駆け寄ってくる2人。
「今は冒険者として動いてます。"ロディ"で構わないですよ」
「じゃあ、ロディくん」
確か、日本ではこの人達大学生って言ってたな。どっちにしろ先輩だよ。当時のオレは高校生だし。だから、くん呼びがしっくりくるね。
「グラン。我が影に控えて」
グリフォンが目の前から消える。
「わかっていても不思議ね」
「これがないとスライムですら連れて回る事になりますから。益々テイマーが面倒な職になっちまいます」
「確かにな。で、首尾は?」
「微妙」
オレは見てきた状況を話す。
そこ迄守秘義務は無いし、ドリス嬢付き騎士で異世界人の2人は特例扱いに入る。
「ベルン王国がもしかすると…。そう言う可能性が、って事か」
「ほぼ、それを狙ってない?後さ。セラって言ったわね、ミリシアの諜報活動のTOP。闇魔導師だっけ?召喚者にいたわ」
「は?あ、でもセラ=マドウ伯爵夫人って。なんでも4~5年前からご主人の後を継いで諜報の長になったと聞きましたよ」
「そう?でも、これは偶然?セラって娘、かなりの策士で魅了の術に長けた闇魔導師だった…、まさか?でも、ひょっとして⁉︎ハヤト、あのアイテム!私達と一緒に熟した『精霊の聖地』のクエスト‼︎」
「『時空の扉』か。オイオイ。まさか召喚時にアレを使って召喚時代を変えたって言うのか?ンなバカな」
『時空の扉』って、1回だけ時間を巻き戻せる神のアイテム?
「成る程。強引だけど辻褄が合わない事もない、か。召喚者の人って、世界の歴史を知ってるって、ヒカリさん、こないだ言ってましたよね?」
「ここだけの話ね」
ハヤトさんとヒカリさんとの交流の中、2人はゲームという名の、この世界の歴史の事話してくれた。
「だからミリシアの動き、ドリスお嬢様に話せたんだけど、根拠がね。勘としか言えなくてね」
言ってないけど…、言えないけどオレも召喚者だ。特例扱いの転生者だけど。だからヒカリさん達にゲーム内の事を聞いての驚くフリは、我ながら中々の役者だったと思うよ。多分。
「そうね。貴方達にとっては信じられない話かもだけどね」
「こうなると信じざるを得ませんね。その、歴史からは…」
「外れてる。私達が知る歴史ならミリシアが帝国のミズル公国を割譲して3国時代になるもの。でも今は」
「ミリシア存亡の危機…ですね。貴女方が世界に来て、歴史が変わっていってる訳だ」
心が痛いな。
1番歴史を変えてるの、オレだよね。しれっと現地民の顔してっけど。
「最悪、ベルンとの戦争になるなぁ」
「ハヤト?私達も他人事じゃないのよ。お館様に従軍するかもしれないんだから」
だよね。
貴族の義務…。戦争にならなきゃいいけど、無理っぽいんだよなぁ。
ミリシアの地に、思いを馳せて…。
10
お気に入りに追加
332
あなたにおすすめの小説


フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編

異世界召喚失敗から始まるぶらり旅〜自由気ままにしてたら大変なことになった〜
ei_sainome
ファンタジー
クラスメイト全員が異世界に召喚されてしまった!
謁見の間に通され、王様たちから我が国を救って欲しい云々言われるお約束が…始まらない。
教室内が光ったと思えば、気づけば地下に閉じ込められていて、そこには誰もいなかった。
勝手に召喚されたあげく、誰も事情を知らない。未知の世界で、自分たちの力だけでどうやって生きていけというのか。
元の世界に帰るための方法を探し求めて各地を放浪する旅に出るが、似たように見えて全く異なる生態や人の価値観と文化の差に苦悩する。
力を持っていても順応できるかは話が別だった。
クラスメイトたちにはそれぞれ抱える内面や事情もあり…新たな世界で心身共に表面化していく。
※ご注意※
初投稿、試作、マイペース進行となります。
作品名は今後改題する可能性があります。
世界観だけプロットがあり、話の方向性はその場で決まります。
旅に出るまで(序章)がすごく長いです。
他サイトでも同作を投稿しています。
更新頻度は1〜3日程度を目標にしています。

母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる