114 / 124
{第百十二話} オレは2児の父
しおりを挟む
カーテンの隙間から射す朝日をみて朝になったと理解し実感した昌は体を起こそうとするが、抱きしめているミイは昌の手をつかんでいて抜ける様子は全くなく、例えそれがなくともネイの抱き枕になっているので寝返りすら出来ない。
ネイに抱きしめられて背中が幸せなのはいいとして、さすがにこの体制で数時間が経過しているのは肉体的疲労がとんでもないことになっている。
この状態から脱出すべく、まずはミイを小さくした。
これで両手の自由が利くようになったので、次はネイに抱き枕にされている状況から脱出しなければならないが、これも特に難しいことはない。
上と下を開けた筒状の物で自身の体をGOSで覆い、中で体の自由か利く程度に広げて、あとは匍匐で下から出れば脱出完了。
最後に2人を起こさないように、脱出に使った筒を自分に見立てた形に変形させて、もとの少女サイズに戻したミイを抱きしめる形にすれば、昌とGOS人形が入れ替わっただけで最初となんら変わらりの無い状況が完成した。
あとは、静かに部屋から出れば、脱出はより完璧な物になる。
枕元に置いておいた腕時計とスマホとメガネを回収して、一歩一歩、足を上げ下げする動作にも細心の注意をし、足元に小枝やビックリチキンが落ちてないかを入念に確認してその場を後にすると、すぐさま着替えて部屋の扉を静かに閉めて部屋を出た。
廊下に出ると、昌はネラが朝食を作っているであろうキッチンに向かった。
向かう途中、こちらに歩いてくるネラに会ったのでそのまま一緒にキッチンへ向かった。
昌を起こしにでも来たのだろう。
「おはようございます、マスター」
「おう、おはようさん。ネイとミイならオレの人形を抱きしめて、抱きしめられて寝てるよ。流石にあのままこの後もと思うと勘弁だな」
昌は首や肩、腰を動かして骨を鳴らした。
「それはごくろうさまです。姉さん、いえ、ネイの罪滅ぼしに付き合ってあげてください」
「それくらいお安い御用だ。それに...」
昌はネイに抱きしめられたりするのは役得だといった趣旨の言葉をグッと飲み込んで、話を変えた。
「昨晩ネラは何をしていたんだ?」
「昨晩はこの屋敷の戸締りをして、それ以外にとくにやることもなかったので早めに寝ました」
「そうか、ありがとな。そういった雑務をネラ1人にやらせてしまって申し訳ないとおもってる。なにかオレに出来る事があったら何でも言ってくれよ」
「はい、その時は頼みます」
そう胸を張る昌にネラは軽く微笑みながら返事をした。
キッチンに着くと、ネラから最初の頼みが。
「早速ですが、朝食を作りの手伝をお願いできますでしょうか?」
「了解」
昌をネイはジャケットを脱いで椅子に掛け、袖を捲ると手際よく朝食の支度をした。
切ったレタスときゅうりに刻んだ玉ねぎを加えたチョレギ系ドレッシングを掛け、軽く混ぜたサラダ。
玉ねぎとコーンの食感がおいしいく、溶けたバター風味が香る食べ応えのあるコーンスープ。
カリカリに焼いたベーコンと、ふわふわのスクランブルエッグ。
ブルーベリージャムを加えたヨーグルト。
最後は適度に焦げ目の付いたトーストにバターを乗せれば朝食の完成だ。
飲み物として、ネラと昌にはコーヒー、ネイには紅茶、ミイはには牛乳をを用意すればあとはネイ達を起こしに行くだけだ。
料理の盛り付けと机に並べる作業をネラに任せて、昌はネイ達を起こしに部屋へ向かった。
部屋に入って、ネイとミイの元に行くと、2人は静かに寝ていた。
2人の寝顔、特にミイのかわいらしい寝顔を見ていると、とても心が痛むがここは心を鬼にして起こさなければならない。
まずは、起きた時に驚いて騒ぎでも起こされたら困るのでGOS人形を消した。
ネラは肩を軽くゆする程度で簡単に起きてくれた。
「あ、おはよ~。起きるの早いね」
「ネイが遅いだけだけどな」
「そういう事言わないでよ~、ふぁ~あ」
ネイは少し機嫌悪そうにベットから立ち上がるとあくびをしながら体を伸ばした。
次はミイだが、軽く体をゆすった程度では起きてくれない。
「ミイ、朝だぞ~。起きろ~」
耳元で声をかけると、ようやく目をうっすらと開けた。
「マ、スター?」
目をこすりながら昌の顔を確認する。
「おう、もう朝ごはんが出来ていま~す!」
「連れて行ってください」
ミイはそういうと、昌に抱き着いた。
「はいはい、わかったわかった。おんぶしてあげるよ」
「お姫様だっこがいいです」
「お、おう」
一瞬戸惑った昌だったが、すぐに承諾してミイを抱き上げた。
「どったの?」
それにたいしてネイからの視線を感じた。
「うらやましい~!私もお姫様だっこして欲しい~!」
子供のように駄々をこねるネイ。
「そんないい歳にもなって駄々をこねるんじゃないよ、まったく子供じゃないんだから」
お母さん風な口調で注意する昌に対して「子供だもん!」とミイと同じ少女姿になるネイ。
「おいおい」
「子供だからお姫様抱っこして!」
「ミイを抱っこしてるから無理だろ。2人も抱っこできない」
駄々をこね続けるネイを冷静になだめるがうまくはいかない。
「じゃあミイどいて!」
「いやです」
ミイもどくわけもなく昌を抱きしめてはなさい。
「む~」
ネイはそんな姿をみて頬を膨らませてるが、状況は変わらない。
そこへ、遅いと様子を見にネラがやってきた。
「どうかしたんですか?」
ネラはミイをお姫様だっこする昌と駄々をこねている少女姿のネイをい見て状況を理解したのか、ネイを抱き上げた。
「さて、行きましょう」
「いや~だ~」
ネイはネラの腕の中で暴れている。
仕方がないのでミイに代わってもらえるか頼んだが、断られてしまった。
「ネイ、貴方の方がお姉さんなんですから少し我慢をしてください」
「む~、分かったわよ」
少し納得いかない様子だったが、落ち着いたのでネラはミイを床におろした。
「じゃあ、一緒に歩いてもいい?」
ネイは昌のジャケットの裾を引っ張った。
「それくらいならいいぞ」
ようやく事態が落ち着いた所で昌はミイをお姫様だっこしてネイにジャケットの裾を引かれ、そんな昌の横をネラが歩いている。
「オレは2児の父か!」と心の中で叫んだが、実際傍から見ればそう見える光景だった。
ネイに抱きしめられて背中が幸せなのはいいとして、さすがにこの体制で数時間が経過しているのは肉体的疲労がとんでもないことになっている。
この状態から脱出すべく、まずはミイを小さくした。
これで両手の自由が利くようになったので、次はネイに抱き枕にされている状況から脱出しなければならないが、これも特に難しいことはない。
上と下を開けた筒状の物で自身の体をGOSで覆い、中で体の自由か利く程度に広げて、あとは匍匐で下から出れば脱出完了。
最後に2人を起こさないように、脱出に使った筒を自分に見立てた形に変形させて、もとの少女サイズに戻したミイを抱きしめる形にすれば、昌とGOS人形が入れ替わっただけで最初となんら変わらりの無い状況が完成した。
あとは、静かに部屋から出れば、脱出はより完璧な物になる。
枕元に置いておいた腕時計とスマホとメガネを回収して、一歩一歩、足を上げ下げする動作にも細心の注意をし、足元に小枝やビックリチキンが落ちてないかを入念に確認してその場を後にすると、すぐさま着替えて部屋の扉を静かに閉めて部屋を出た。
廊下に出ると、昌はネラが朝食を作っているであろうキッチンに向かった。
向かう途中、こちらに歩いてくるネラに会ったのでそのまま一緒にキッチンへ向かった。
昌を起こしにでも来たのだろう。
「おはようございます、マスター」
「おう、おはようさん。ネイとミイならオレの人形を抱きしめて、抱きしめられて寝てるよ。流石にあのままこの後もと思うと勘弁だな」
昌は首や肩、腰を動かして骨を鳴らした。
「それはごくろうさまです。姉さん、いえ、ネイの罪滅ぼしに付き合ってあげてください」
「それくらいお安い御用だ。それに...」
昌はネイに抱きしめられたりするのは役得だといった趣旨の言葉をグッと飲み込んで、話を変えた。
「昨晩ネラは何をしていたんだ?」
「昨晩はこの屋敷の戸締りをして、それ以外にとくにやることもなかったので早めに寝ました」
「そうか、ありがとな。そういった雑務をネラ1人にやらせてしまって申し訳ないとおもってる。なにかオレに出来る事があったら何でも言ってくれよ」
「はい、その時は頼みます」
そう胸を張る昌にネラは軽く微笑みながら返事をした。
キッチンに着くと、ネラから最初の頼みが。
「早速ですが、朝食を作りの手伝をお願いできますでしょうか?」
「了解」
昌をネイはジャケットを脱いで椅子に掛け、袖を捲ると手際よく朝食の支度をした。
切ったレタスときゅうりに刻んだ玉ねぎを加えたチョレギ系ドレッシングを掛け、軽く混ぜたサラダ。
玉ねぎとコーンの食感がおいしいく、溶けたバター風味が香る食べ応えのあるコーンスープ。
カリカリに焼いたベーコンと、ふわふわのスクランブルエッグ。
ブルーベリージャムを加えたヨーグルト。
最後は適度に焦げ目の付いたトーストにバターを乗せれば朝食の完成だ。
飲み物として、ネラと昌にはコーヒー、ネイには紅茶、ミイはには牛乳をを用意すればあとはネイ達を起こしに行くだけだ。
料理の盛り付けと机に並べる作業をネラに任せて、昌はネイ達を起こしに部屋へ向かった。
部屋に入って、ネイとミイの元に行くと、2人は静かに寝ていた。
2人の寝顔、特にミイのかわいらしい寝顔を見ていると、とても心が痛むがここは心を鬼にして起こさなければならない。
まずは、起きた時に驚いて騒ぎでも起こされたら困るのでGOS人形を消した。
ネラは肩を軽くゆする程度で簡単に起きてくれた。
「あ、おはよ~。起きるの早いね」
「ネイが遅いだけだけどな」
「そういう事言わないでよ~、ふぁ~あ」
ネイは少し機嫌悪そうにベットから立ち上がるとあくびをしながら体を伸ばした。
次はミイだが、軽く体をゆすった程度では起きてくれない。
「ミイ、朝だぞ~。起きろ~」
耳元で声をかけると、ようやく目をうっすらと開けた。
「マ、スター?」
目をこすりながら昌の顔を確認する。
「おう、もう朝ごはんが出来ていま~す!」
「連れて行ってください」
ミイはそういうと、昌に抱き着いた。
「はいはい、わかったわかった。おんぶしてあげるよ」
「お姫様だっこがいいです」
「お、おう」
一瞬戸惑った昌だったが、すぐに承諾してミイを抱き上げた。
「どったの?」
それにたいしてネイからの視線を感じた。
「うらやましい~!私もお姫様だっこして欲しい~!」
子供のように駄々をこねるネイ。
「そんないい歳にもなって駄々をこねるんじゃないよ、まったく子供じゃないんだから」
お母さん風な口調で注意する昌に対して「子供だもん!」とミイと同じ少女姿になるネイ。
「おいおい」
「子供だからお姫様抱っこして!」
「ミイを抱っこしてるから無理だろ。2人も抱っこできない」
駄々をこね続けるネイを冷静になだめるがうまくはいかない。
「じゃあミイどいて!」
「いやです」
ミイもどくわけもなく昌を抱きしめてはなさい。
「む~」
ネイはそんな姿をみて頬を膨らませてるが、状況は変わらない。
そこへ、遅いと様子を見にネラがやってきた。
「どうかしたんですか?」
ネラはミイをお姫様だっこする昌と駄々をこねている少女姿のネイをい見て状況を理解したのか、ネイを抱き上げた。
「さて、行きましょう」
「いや~だ~」
ネイはネラの腕の中で暴れている。
仕方がないのでミイに代わってもらえるか頼んだが、断られてしまった。
「ネイ、貴方の方がお姉さんなんですから少し我慢をしてください」
「む~、分かったわよ」
少し納得いかない様子だったが、落ち着いたのでネラはミイを床におろした。
「じゃあ、一緒に歩いてもいい?」
ネイは昌のジャケットの裾を引っ張った。
「それくらいならいいぞ」
ようやく事態が落ち着いた所で昌はミイをお姫様だっこしてネイにジャケットの裾を引かれ、そんな昌の横をネラが歩いている。
「オレは2児の父か!」と心の中で叫んだが、実際傍から見ればそう見える光景だった。
0
お気に入りに追加
74
あなたにおすすめの小説
百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話
釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
魔力無し転生者の最強異世界物語 ~なぜ、こうなる!!~
月見酒
ファンタジー
俺の名前は鬼瓦仁(おにがわらじん)。どこにでもある普通の家庭で育ち、漫画、アニメ、ゲームが大好きな会社員。今年で32歳の俺は交通事故で死んだ。
そして気がつくと白い空間に居た。そこで創造の女神と名乗る女を怒らせてしまうが、どうにか幾つかのスキルを貰う事に成功した。
しかし転生した場所は高原でも野原でも森の中でもなく、なにも無い荒野のど真ん中に異世界転生していた。
「ここはどこだよ!」
夢であった異世界転生。無双してハーレム作って大富豪になって一生遊んで暮らせる!って思っていたのに荒野にとばされる始末。
あげくにステータスを見ると魔力は皆無。
仕方なくアイテムボックスを探ると入っていたのは何故か石ころだけ。
「え、なに、俺の所持品石ころだけなの? てか、なんで石ころ?」
それどころか、創造の女神ののせいで武器すら持てない始末。もうこれ詰んでね?最初からゲームオーバーじゃね?
それから五年後。
どうにか化物たちが群雄割拠する無人島から脱出することに成功した俺だったが、空腹で倒れてしまったところを一人の少女に助けてもらう。
魔力無し、チート能力無し、武器も使えない、だけど最強!!!
見た目は青年、中身はおっさんの自由気ままな物語が今、始まる!
「いや、俺はあの最低女神に直で文句を言いたいだけなんだが……」
================================
月見酒です。
正直、タイトルがこれだ!ってのが思い付きません。なにか良いのがあれば感想に下さい。
世界最強で始める異世界生活〜最強とは頼んだけど、災害レベルまでとは言ってない!〜
ワキヤク
ファンタジー
その日、春埼暁人は死んだ。トラックに轢かれかけた子供を庇ったのが原因だった。
そんな彼の自己犠牲精神は世界を創造し、見守る『創造神』の心を動かす。
創造神の力で剣と魔法の世界へと転生を果たした暁人。本人の『願い』と創造神の『粋な計らい』の影響で凄まじい力を手にしたが、彼の力は世界を救うどころか世界を滅ぼしかねないものだった。
普通に歩いても地割れが起き、彼が戦おうものなら瞬く間にその場所は更地と化す。
魔法もスキルも無効化吸収し、自分のものにもできる。
まさしく『最強』としての力を得た暁人だが、等の本人からすれば手に余る力だった。
制御の難しいその力のせいで、文字通り『歩く災害』となった暁人。彼は平穏な異世界生活を送ることができるのか……。
これは、やがてその世界で最強の英雄と呼ばれる男の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる