46 / 124
{第四十四話} なんだ?この構図?w
しおりを挟む
舌なめずりをして来たかと思うと次の瞬間...
あ...ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
「おれは 彼女と握手しようと思ったら いつのまにか唇を奪われていた」
な... 何を言っているの かわからねーと思うが
おれも 何をされたのか わからなかった...
頭がどうにかなりそうだった...
手をつなぐだとかうなじをつかむだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしい方法の片鱗を 味わったぜ...
「ん?ん!ん~!」
唇同士が触れるなんてかわいい物ではない。
それに、族長にオレの後頭部と背中を押さえられ逃げようにも逃げなれない。
しかも、オレより身長が高いおかげでさらに逃げられない。
まぁ、これはこれで...
あー、そろそろ息が...
「!!」
「あ~!」
キスをされているオレを見て何かモニカ達が騒いでいるが、今はそれどころではない。
そろそろ限界が...
「ふふふっ、ご馳走様。なかなかおいしかったぞ」
ようやく開放されたが、体に力が入らない。
オレは膝を着き倒れた。
「半端無いって...」
まさか、キスで魔力を座れるとは...
オレのファーストキスが...
もうお嫁にいけない!
「ショ、ショウ殿?!」
「マスター...」
地面に倒れたオレをネラと王は見ていたらしい。
「マスター、大丈夫ですか?」
駆け寄ってきたネラに手を借りて起き上がり、スーツに着いた砂を払う。
「ああ、問題ない...少しオレには刺激が強すぎただけだ」
「ネラは姫様達の護衛を頼む」
「分かりました」
唐突にされたおかげでとても動揺したが、今は落ち着いている。
「あの程度で、顔を真っ赤にしてかわいいじゃないかw」
どうやらオレはからかわれているようだ...
「何故、あのような方法を?」
別にキスする必要は無かっただろう?
「こっちの方が効率が良いんだw」
「そ、そうなのか...?」
そうなのか?本当か?
「ショウ殿、申し訳ないがこちらの女性は...?」
今来た王には状況が良く分かって無い様で、一緒に来たネラも口には出さないが気になっている様子。
「2人に説明しましょう...きっかけは騎士団長宛てに届いた手紙...ここまではネラも王様も知ってますよね?」
そう、きっかけはこの1通の手紙からだ、たった1通の手紙のおかげでオレの...ぐぬぬ...
「ああ」
「ええ」
「ここからMPMを使って調べようとしたんのですが、モニカ達ではこの辺一帯を調べる事しか出来ないらしく、この王都全体を調べられるサキュバスは居ないのか?と聞いたところ...」
「この女性が...?」
「はい、サキュバスの族長さんです」
「こちらは、このハネット王国の国王です」
「ほう、この男がこの国の王か...ろくな護衛もつれずに油断していると足元をすくわれるぞ」
「その護衛が僕ですよ?族長?」
「そうか、ショウが護衛をやっているのか」
少し驚いた様子だ。
「いや、ショウ殿は十分護衛の仕事をこなしていますよ」
「この国の騎士団に引き入れたいくらいにね」
それは過大評価しすぎでは?
「そうか、これは相談なのだが...うちに来ないか?」
「悪いようにはしない、むしろこの仕事より良いだろう」
「お金も倍は出すし、かわいい子もこの世界より居るぞ?」
「それに、お前くらいの年頃の男は色々と溜まっているんだろ?」
ニヤリと笑い、腕に胸を押し付けてきた。
「悪いんだが、また今度にしてもらえせん?」
冷静を装って抱きついてきた族長を払いのけたが、心臓はバクバクで手汗がひどい。
のけられた族長の反応を見るに気づかれている様子...
「確かに、この護衛の仕事よりも待遇が良い...でも、こっちの方が先に受けた仕事」
「カッコ着ける気は無いけど、仕事を中途半端にして違う仕事に手をつけるのは何と言うかうまく言えないけど気持ち悪い」
クリアしていないゲームがあるのに新しいゲームには手を出さない主義だからな!
「そうか、言うではないか...」
そう良い笑ったかと思うと満足気な顔をしていた。
「ますます気に入った」
「やはりお前は私が見込んだ男だ、これでホイホイ付いてくる様なら殺していた所だ」
「この仕事が終わったら私に一言入れろ」
「こき使ってやる」
「もちろん、報酬はしっかり払わせてもらう」
「働きに見合った対価を払うのは仕事に対する正当な評価をする事と同じだと私は思っている」
「義理人情では人は動かないし動いたとしても長続きしない」
「安心しろ、無理にとは言わない、お前の実力に見合った仕事をやらせるつもりだ」
「ホワイト企業だな~」
就職先決めてしまおうかな...
「そうか?当たり前だと思うが...まぁいい」
「では、本題に移るとしよう」
あれ?この世界にホワイト企業なんて言葉あるのか?
よく伝わったな...
この世界の言葉を翻訳するのと同じ様にオレの世界の言葉も相手に翻訳してくれるのだろう。
「随分と本題からずれたな...」
ずれすぎだろw「本題に移ろう」的なセリフ何回か聞いたぞ?
「確かに何回も本題からずれたが、無駄だと思っては居ない」
「それは...どういう...」
何かあったか...?
「大分口調が砕けたじゃないかw」
「あ、確かに!」
気づかなかった...
「では、人を探す話だが、この街の地図はあるか?」
「位置が分かっても、場所が分からないと意味無いだろ?」
「直接対象の位置を地図に表示させる為、もうその地図は使えない」
「だから、そんなに高価な地図は使えない」
確かにそうだな...
「分かった、用意しよう」
「すまないが君、この街の地図を用意してもらえるか?」
そう言い王が近くのメイドに地図を持ってこさせた。
「では、はじめる」
「すまないが、調べるあいだはさっきのように魔力を君からもらう事が出来ない」
「だから君から魔力を送ってもらえるか?」
地面に置いた地図に膝を着き手をかざしている今の様子では、さっきの様な事は無理な様だ。
「キスは無理だぞ...?」
アレをオレにしろと?
無理に決まってるだろ?
「分かってる、背中に手を当てる程度でいい」
「わかった」
地図に両手をかざす族長に両手をかざすオレ...
なんだこの構図w
あ...ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
「おれは 彼女と握手しようと思ったら いつのまにか唇を奪われていた」
な... 何を言っているの かわからねーと思うが
おれも 何をされたのか わからなかった...
頭がどうにかなりそうだった...
手をつなぐだとかうなじをつかむだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしい方法の片鱗を 味わったぜ...
「ん?ん!ん~!」
唇同士が触れるなんてかわいい物ではない。
それに、族長にオレの後頭部と背中を押さえられ逃げようにも逃げなれない。
しかも、オレより身長が高いおかげでさらに逃げられない。
まぁ、これはこれで...
あー、そろそろ息が...
「!!」
「あ~!」
キスをされているオレを見て何かモニカ達が騒いでいるが、今はそれどころではない。
そろそろ限界が...
「ふふふっ、ご馳走様。なかなかおいしかったぞ」
ようやく開放されたが、体に力が入らない。
オレは膝を着き倒れた。
「半端無いって...」
まさか、キスで魔力を座れるとは...
オレのファーストキスが...
もうお嫁にいけない!
「ショ、ショウ殿?!」
「マスター...」
地面に倒れたオレをネラと王は見ていたらしい。
「マスター、大丈夫ですか?」
駆け寄ってきたネラに手を借りて起き上がり、スーツに着いた砂を払う。
「ああ、問題ない...少しオレには刺激が強すぎただけだ」
「ネラは姫様達の護衛を頼む」
「分かりました」
唐突にされたおかげでとても動揺したが、今は落ち着いている。
「あの程度で、顔を真っ赤にしてかわいいじゃないかw」
どうやらオレはからかわれているようだ...
「何故、あのような方法を?」
別にキスする必要は無かっただろう?
「こっちの方が効率が良いんだw」
「そ、そうなのか...?」
そうなのか?本当か?
「ショウ殿、申し訳ないがこちらの女性は...?」
今来た王には状況が良く分かって無い様で、一緒に来たネラも口には出さないが気になっている様子。
「2人に説明しましょう...きっかけは騎士団長宛てに届いた手紙...ここまではネラも王様も知ってますよね?」
そう、きっかけはこの1通の手紙からだ、たった1通の手紙のおかげでオレの...ぐぬぬ...
「ああ」
「ええ」
「ここからMPMを使って調べようとしたんのですが、モニカ達ではこの辺一帯を調べる事しか出来ないらしく、この王都全体を調べられるサキュバスは居ないのか?と聞いたところ...」
「この女性が...?」
「はい、サキュバスの族長さんです」
「こちらは、このハネット王国の国王です」
「ほう、この男がこの国の王か...ろくな護衛もつれずに油断していると足元をすくわれるぞ」
「その護衛が僕ですよ?族長?」
「そうか、ショウが護衛をやっているのか」
少し驚いた様子だ。
「いや、ショウ殿は十分護衛の仕事をこなしていますよ」
「この国の騎士団に引き入れたいくらいにね」
それは過大評価しすぎでは?
「そうか、これは相談なのだが...うちに来ないか?」
「悪いようにはしない、むしろこの仕事より良いだろう」
「お金も倍は出すし、かわいい子もこの世界より居るぞ?」
「それに、お前くらいの年頃の男は色々と溜まっているんだろ?」
ニヤリと笑い、腕に胸を押し付けてきた。
「悪いんだが、また今度にしてもらえせん?」
冷静を装って抱きついてきた族長を払いのけたが、心臓はバクバクで手汗がひどい。
のけられた族長の反応を見るに気づかれている様子...
「確かに、この護衛の仕事よりも待遇が良い...でも、こっちの方が先に受けた仕事」
「カッコ着ける気は無いけど、仕事を中途半端にして違う仕事に手をつけるのは何と言うかうまく言えないけど気持ち悪い」
クリアしていないゲームがあるのに新しいゲームには手を出さない主義だからな!
「そうか、言うではないか...」
そう良い笑ったかと思うと満足気な顔をしていた。
「ますます気に入った」
「やはりお前は私が見込んだ男だ、これでホイホイ付いてくる様なら殺していた所だ」
「この仕事が終わったら私に一言入れろ」
「こき使ってやる」
「もちろん、報酬はしっかり払わせてもらう」
「働きに見合った対価を払うのは仕事に対する正当な評価をする事と同じだと私は思っている」
「義理人情では人は動かないし動いたとしても長続きしない」
「安心しろ、無理にとは言わない、お前の実力に見合った仕事をやらせるつもりだ」
「ホワイト企業だな~」
就職先決めてしまおうかな...
「そうか?当たり前だと思うが...まぁいい」
「では、本題に移るとしよう」
あれ?この世界にホワイト企業なんて言葉あるのか?
よく伝わったな...
この世界の言葉を翻訳するのと同じ様にオレの世界の言葉も相手に翻訳してくれるのだろう。
「随分と本題からずれたな...」
ずれすぎだろw「本題に移ろう」的なセリフ何回か聞いたぞ?
「確かに何回も本題からずれたが、無駄だと思っては居ない」
「それは...どういう...」
何かあったか...?
「大分口調が砕けたじゃないかw」
「あ、確かに!」
気づかなかった...
「では、人を探す話だが、この街の地図はあるか?」
「位置が分かっても、場所が分からないと意味無いだろ?」
「直接対象の位置を地図に表示させる為、もうその地図は使えない」
「だから、そんなに高価な地図は使えない」
確かにそうだな...
「分かった、用意しよう」
「すまないが君、この街の地図を用意してもらえるか?」
そう言い王が近くのメイドに地図を持ってこさせた。
「では、はじめる」
「すまないが、調べるあいだはさっきのように魔力を君からもらう事が出来ない」
「だから君から魔力を送ってもらえるか?」
地面に置いた地図に膝を着き手をかざしている今の様子では、さっきの様な事は無理な様だ。
「キスは無理だぞ...?」
アレをオレにしろと?
無理に決まってるだろ?
「分かってる、背中に手を当てる程度でいい」
「わかった」
地図に両手をかざす族長に両手をかざすオレ...
なんだこの構図w
0
お気に入りに追加
74
あなたにおすすめの小説
百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話
釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【スキルコレクター】は異世界で平穏な日々を求める
シロ
ファンタジー
神の都合により異世界へ転生する事になったエノク。『スキルコレクター』というスキルでスキルは楽々獲得できレベルもマックスに。『解析眼』により相手のスキルもコピーできる。
メニューも徐々に開放されていき、できる事も増えていく。
しかし転生させた神への謎が深まっていき……?どういった結末を迎えるのかは、誰もわからない。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
王騎士スバル
西東 吾妻
ファンタジー
死霊術が確立した世界で、王国の騎士は終わりが見えない旅を命じられた。
旅の終着点は、「神と成る料理」の発見だ。
不老不死の肉体を手に入れられると言われるこの料理を求め、若き騎士は、400年前に滅びた王国の王都へ足を踏み入れる。
「神と成る料理」の一角、「ガーベラの酒」が眠っているという情報が、彼をこの廃都へと導いたのであった。
これは、己の主君に不老不死の肉体を捧げるべく世界を踏破した、王国の騎士「スバル」の物語。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】蓬莱の鏡〜若返ったおっさんが異世界転移して狐人に救われてから色々とありまして〜
月城 亜希人
ファンタジー
二〇二一年初夏六月末早朝。
蝉の声で目覚めたカガミ・ユーゴは加齢で衰えた体の痛みに苦しみながら瞼を上げる。待っていたのは虚構のような現実。
呼吸をする度にコポコポとまるで水中にいるかのような泡が生じ、天井へと向かっていく。
泡を追って視線を上げた先には水面らしきものがあった。
ユーゴは逡巡しながらも水面に手を伸ばすのだが――。
おっさん若返り異世界ファンタジーです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
世界最強で始める異世界生活〜最強とは頼んだけど、災害レベルまでとは言ってない!〜
ワキヤク
ファンタジー
その日、春埼暁人は死んだ。トラックに轢かれかけた子供を庇ったのが原因だった。
そんな彼の自己犠牲精神は世界を創造し、見守る『創造神』の心を動かす。
創造神の力で剣と魔法の世界へと転生を果たした暁人。本人の『願い』と創造神の『粋な計らい』の影響で凄まじい力を手にしたが、彼の力は世界を救うどころか世界を滅ぼしかねないものだった。
普通に歩いても地割れが起き、彼が戦おうものなら瞬く間にその場所は更地と化す。
魔法もスキルも無効化吸収し、自分のものにもできる。
まさしく『最強』としての力を得た暁人だが、等の本人からすれば手に余る力だった。
制御の難しいその力のせいで、文字通り『歩く災害』となった暁人。彼は平穏な異世界生活を送ることができるのか……。
これは、やがてその世界で最強の英雄と呼ばれる男の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる