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第20話 反撃
しおりを挟む「キャハハッ!! それそれ!! 逃げ惑えーーー!!」
アルは自らの機体、ドゥームの重火器をミズキたちが乗るグリズリーに向けて乱射していた。
「逃がさないわよ!!」
そして退避した先に回り込んでいたイルのフォーチュンに数多の剣で斬り付けられた。
先ほどのドゥームの攻撃は闇雲に放たれたように見えて実はフォーチュンの元へ追い込むために計算しつくされたものだったのだ。
「グヌゥ……!!」
激しく揺れるグリズリーのコックピットの中で衝撃に耐えるヴァイデス。
『一体どうなっているんだ!?』
再起動したばかりのミズキには状況が掴めず、彼は自身の本体であるところのAIボックスから触手の様にコードを伸ばしグリズリーのコンソールに接続する。
『おっ、見えた……なっ!?』
視界を確保したのも束の間、フォーチュンが追撃を仕掛けてきた。
「これで終わりよ!!」
フォーチュンの右側に装備されている複数本の剣がグリズリーに斬り付けられた瞬間、何とグリズリーは最小の行動で全ての剣を避けて見せたのだ。
「そんな……どうして? 今のが避けられるはずがない!!」
人間を戦闘の為だけに特化した造られし存在、デザインチルドレンであるイルの感覚的には今の斬撃は確実にグリズリーを胴から両断できていたはずであった、しかし結果は掠りもせずに空振りに終わったのだ、イルは動揺を隠せない。。
「そんなのまぐれに決まってる!! 今度はアタイがやってやるよ!!」
再びビームの乱射が始まる。
しかしそれも今のグリズリーは難なく避けて見せた。
「あーーーもう!! 巨体に似合わずちょこまかと!!」
アルも苛立っていた。
「ちょっと待ってアル……この機体、さっきまでとは動きが全く別物だわ」
「はぁ!? 何言ってるのイル、そんな訳ないでしょう!!」
実はある意味イルの予想は当たらずも遠からじなのであった。
「これは一体……お前さん、何をしたんだ?」
ヴァイデスは信じられないといった表情を浮かべ足元にあるミズキのAIボックスを見た。
ボックスからはまるで蜘蛛の巣の様にケーブルが張り巡らされ、グリズリーのコックピットのコンソールに接続されている。
『ちょっとこの機体の制御を貰ったよ、オッサンに任せていたら僕らも一緒にデブリの仲間入りだからね』
「言ってくれる、まぁあながち間違ってはいないがな……そこまで言うんだ、お前さんの腕前を見せてもらおうか?」
『もちろん』
言うが早いかミズキはグリズリーのコンピューターに再びアクセスを開始した。
それと同時にグリズリーの外部装甲が赤く発光を開始した。
「イル!! あの機体、何かおかしいよ!!」
「まさか自爆!? アル、離れて!!」
異変に気付き、アルとイルはグリズリーから距離を取った。
『オッサン、モニカは一体どうしちゃったんだ? 意識が無いだけではない気がするんだけど』
「薬を盛られたんだ……尋問に対して嬢ちゃんは頑なに口を割らなかったかなら、シュテルの奴が自白剤を使ったんだよ、それも使用許可の下りていない強力な奴をな」
『何だって!? 許せない!!』
ミズキの怒りに呼応するかのように発光していた装甲が勢いよく弾け飛ぶ。
そして機体がブクブクと泡立ち形を変えていく。
「何が起こっているの?」
アルとイルの眼前で奇妙な光景が繰り広げられていた。
グリズリーの機体が粘土でもこね回しているかのようにぐにゃぐにゃと波打っている、まるで生きているかのように。
やがてグリズリーの形状は先ほどまでのマッシブな物とは打って変わり、スリムな形状へと変貌を遂げた。
そう、それはミズキとモニカが操縦していたアヴァンガードタイプに近いものだった。
「あっ、あり得ない……人型機動兵器があんな方法で変形するなんて……」
アルは動揺を隠せない、今までありとあらゆる戦闘や兵器の知識を頭に無理矢理詰め込まれてきたデザインチルドレンの彼女ですら知らない事が目の前で起こっている。
理解出来ない出来事にアルの動悸は早鐘の様に高鳴っていく。
それに伴い彼女の操っている機体、フォーチュンが動きを止めてしまう。
『今だ!!』
ミズキは変形を終えたグリズリーを操り猛スピードでフォーチュンへと突撃した。
そして打撃用に装甲を纏った右の拳をフォーチュン目がけてお見舞いしたのだ。
「きゃああああああっ!!」
放心していたアルはもろに打撃を食らい、装備していた数多の剣を飛び散らせて吹き飛んだ。
「お前ーーー!! よくもアルをーーー!!」
アルをやられて激昂したイルが大口径のライフルをグリズリーに向ける。
しかしグリズリーは目にも止まらない速さで動き回り、イルに照準を合わせる暇を与えない。
「キーーーッ!! コイツーーー!!」
イルが怒りのあまり奇声を上げながらビームを乱射し始めた。
文字通り当てずっぽうにだ。
『へへっ、こっちこっち!!』
ミズキは全く意に介さず余裕でビームを避けていく。
だがあるポイントでミズキは機体を急に止めてしまう。
「おい、どうしたんだ? 機体の故障か?」
『まあ見ていてくれよ』
ヴァイデスが思ったように当然、イルもその様子に一瞬だが怪訝な表情をする、しかし冷静さを欠いた彼女に深く冷静にものを考える余裕は無かった。
「馬鹿にしてるのか!! 死ねーーー!!」
イルはドゥームの全ての火器をグリズリーに向けて照準を合わせた。
一方、強襲戦艦セインツサイド。
人型重機動兵器ルーカスの大型斧がグランツのレボリューダーに迫る。
タイミング的に回避も防御も間に合わない。
「くそーーー!!」
怒りと諦めの混ざった怒声を上げるグランツであったが、ルーカスの斧が機体に届く事は無かった。
「……諦めるなんてグランツらしくないよ」
「ソーン!?」
ソーンがルーカスとグランツのレボリューダーの間に割って入り、エネルギーシールドで攻撃を受け止めたのだ。
「そうですよ、熟練度は相手が上回っていますがこちらにも手はあります」
「隊長!!」
レントールのアヴァンガードコマンダーも駆け付けた。
「ソーン、そのままシールドの出力を上げてください」
「……了解、ルミナちゃんお願い」
『OK』
ソーンのレボリューダーのエネルギーシールドがひと際眩い光を放つ。
するとシールドに触しているルーカスの斧がどろりと溶け始めた。
斧は特殊な合金製ではあるが金属に変わりはない、高熱には耐えられなかったのだ。
ルーカスのパイロットは斧が使い物にならなくなったと見るやすぐさま放り投げた。
「ほう、やりますね……中々思い切りの良いパイロットの様だ」
「ちょっと!! こっちも何とかしてよ!!」
フェイの泣き言がスピーカーから流れてくる。
『任せろフェイ、まずは追尾ミサイルを発射するんだ』
「でもお兄ちゃん、それはさっき防がれたじゃん!! それに手動で標準を付けろって言ったにはお兄ちゃんでしょう!?」
『いいから俺の言う通りにしろ、俺に良い考えが浮かんだんだ』
「もう、分かったわよ」
フェイは渋々ティエンレンに従って追尾ミサイルを数発放つ。
眼前の二機のルーカス目掛けミサイルが追尾を始める。
案の定、ミサイルを撃ち落とす態勢に入るルーカス。
『今度はそうはいかない』
ルーカスが発射したビームを避けるミサイル、まるで自らの意思で回避したかに見える。
次々とビームをかわすミサイルたち、ルーカス達に動揺が見て取れる。
「ええっ!? どうなってるの!?」
『俺がミサイルの一つ一つを直接コントロールしているんだ、これなら奴らに追尾パターンを読まれる事は無い』
「なーーーる!! 頭いいわねお兄ちゃん!!」
『へっ、AIならこれくらい朝飯前だぜ』
鮫が獲物を追うかのようにミサイルが一機のルーカスを追い詰める。
堪らずシールドをミサイルに対して構えるが、そのお陰でこちら側に無防備な機体を晒すことになった。
『今だ!! 撃て!!』
「うん!!」
今度こそ手動で発射されたミサイルは直線的にルーカスに向かって飛んでいき見事命中、右腕と持っていたビームガンが爆散した。
「やった!!」
『フェイ!! 油断するな!!』
「えっ!?」
背後にもう一機のルーカスが回りこんでおり、シールドを正面に構え突進してきたのだ。
「きゃあああああっ!!」
弾き飛ばされるフェイのレボリューダー。
『聞こえるか!? こちらミズキ……』
「なっ!? ミズキだって!?」
グランツをはじめ、セインツサイドの者は耳を疑った。
『お前無事だったのか!? 今どこにいる!?』
「そんな事よりモニカは……モニカは無事なの!?」
『話は後だ、ティエンレン、今送った座標に敵を誘導してくれ!! みんなもだ!!』
ミズキは慌てた様子でティエンレンとフェイの言葉を遮りる。
直後、座標データが各機体のAIに送られてきた。
『はっ!? 何でそんな事を……』
『いいから!! 今は詳しく説明している暇はない!!』
『ぐむっ……』
ティエンレンはミズキの迫力に言葉を詰まらせる。
「皆さん、ここはミズキの言う通りにしましょう、ソーンもいいですね?」
「……レント隊長」
『30秒後にその座標に敵を誘導してくれ、早くても遅くても駄目だ』
『分かったわよ、やればいいんでしょう?』
『OKミズキ、あんたに賭けたわ』
ルミナとナナも従う事にする。
『そうと決まれば行動あるのみ!!』
吹き飛んだフェイの機体を立て直し、ティエンレンはミサイルコンテナなどの装備を全てパージした。
そしてまるで中国拳法のような構えを取り出したではないか。
『フェイ、憶えているか? 一緒に爺ちゃんに習った武術を』
「もちろん憶えているわよ、お兄ちゃん」
『よし!! タイミングを合わせろよ!!』
「分かったわ!!」
フェイのレボリューダーが先ほどシールドで突進してきたルーカスの猛然と向かっていった。
虚を突かれたルーカスは咄嗟にシールドに隠れたが既に時遅し。
『アターーーーッ!!』
甲高い声を上げて左足で回し蹴りを見舞うティエンレン。
シールドが蹴飛ばされルーカスが露出する。
「ハイヤーーー!!」
今度はフェイが右の拳を突き上げルーカスの胸元を捉え打ち上げる。
「こっちもやるぜ!! ついて来い!!」
『ええ!!』
グランツのレボリューダーがハンマーを下から上にかち上げる様に振り上げる。
相手のルーカスは先ほど斧を消失していたためそれを防ぐのに一瞬で遅れてしまう。
『遅いわよ!!』
ナナが推進装置を発動させハンマーは加速していく、ルーカスはシールドを構える暇も無く弾き飛ばされた。
「……次は僕らの番だ」
『任せなさい』
右手を破壊されて動きが鈍っているルーカスを捉えるソーンとルミナ。
ルーカスは火花をまき散らしながらソーンのレボリューダーに対峙するも既に戦闘能力が格段に落ちてしまっている。
「……エネルギーシールドをネット状に展開」
『分かったわ』
レボリューダーが発生させたエネルギーシールドがルーカスを雁字搦めにする。
そしてそのままの状態のルーカスをミズキの指定の座標にけん引した。
これで三機のルーカスは一直線上に並ぶ事となった。
『ほらほらこっちだ!! どうした!! 折角狙いやすいように止まってやったのに打てないのか!?』
ミズキは共通チャンネルを開きわざとイルを挑発した。
「ばっ、馬鹿にしてーーーー!!」
イルのドゥームが高出力の極太ビームをグリズリーに向けて発射した。
当然そんな見え見えの攻撃をミズキが食らうはずも無く余裕で回避する。
その的を失ったビームはどこまでも直進し、やがてグランツ達が戦闘している宙域まで到達、丁度一直線上に並んでいたルーカスを順番に貫通していった。
「まさか、ミズキはこれを狙っていたと言うのか?」
グランツは目の前で繰り広げられた光景に言葉を失った。
「あれ!? あいつはどこ!?」
自ら放ったビームに視界を遮られたせいでミズキのグリズリーを見失ってしまったイル。
焦ってモニターを凝視するも見つけられない。
『悪いな、遊びはもうお終いだ』
下方向から高速で上昇してきたグリズリーのアッパーカットがドゥームのキャノン砲を全て粉砕した。
「キャアアアアッ!!」
錐揉みしながら弾け飛んでいくイルのドゥーム。
「しかし人間には真似できない戦い方だったな……」
ヴァイデスは得も言われぬ感情に困惑する。
『仲間が割と近くまで来ていたからね……それよりも早くモニカを医者に見せたい、仲間の船に行くけどあんたも構わないね?』
「ああ、今度は俺が捕虜って訳だ……因果応報って奴だな」
ヴァイデスとモニカを乗せたグリズリーを操り、ミズキはみんなの待つ宙域へと飛び去って行った。
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