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第5話 強敵と新たなる覚醒
しおりを挟む戦艦ドッグケージに一隻の小型艇が接舷した。
「よう叔父貴!! 久しぶりだな!!」
小型艇から乗り込んできたのは金髪の目つきの鋭い男。
通路で出迎える上官であるヴァイデスに馴れ馴れしく振舞う。
「お前な、任務中は俺の事は大佐と呼べとあれほど言っていただろう」
「固ぇこたぁいいじゃねぇか大佐殿」
「はぁ……」
ヴァイデスは諦めの溜息を吐く。
「それよりよ、あんたが俺を呼んだって事はアレだろ? そいつは手応えがあるんだろうな?」
男の右の口角がいいだけ吊り上がるが目は笑っていない。
「ああギル、きっと楽しんでもらえると思うがね」
「そうかい、それを聞いて安心したぜ、最近拍子抜けな任務ばっかりだったからな、期待してるぜ」
ギルと呼ばれた男はヴァイデスの左胸を軽く叩く。
「相変わらずだな、作戦行動は二時間後だ、準備しておけよ」
「おう、任せときな!!」
ギルはすれ違い様、後ろ向きに手を振りながら去っていった。
彼の二つ名は【狩人】……どんな強敵も確実に仕留める為についた名前だ。
「……この事はみんなに内緒だよ……」
昨日、去り際にソーンは口に人差し指を当てながらそう言い、去っていった。
ミズキにしても軍に従う約束をした矢先、すぐに怪しげな行動を取ったと知れたら最悪機能停止させられるかもしれない。
さすがにそれは避けたい、モニカを守るという使命を全うするために。
だがAIである自分が何故その事に拘るのか……実は彼自身その事に疑問がない訳では無い、しかし心の奥底からそうしなければならない、いやそうしたいと思う自分の意思も確かに感じる。
AIに心や意思があるのかは定かではないが。
そう考えると自分はやはり他のAIとは違うんだと実感する。
ソーンが持ち帰った自分のデータは果たしてどういった効果を他のAIにもたらすのか楽しみでもあり不安でもあった。
「おはようミズキ!! 昨日は良く寝られた?」
『おはようモニカ、僕たちAIは確かにスリープモードはありますが人間の睡眠とは意味合いが違います』
「何よつまんないわね、そんなんじゃ女の子にモテないわよ?」
『………』
「ゴメン……AIの君にこんなこと言っても仕方ないわよね……」
頭に手を当て困ったような顔で笑うモニカ。
『こちらこそ済みません、もう少し日常会話と言うものを勉強しておきます』
朝から二人の間に妙な空気が漂う。
そこへフェイがやって来た。
「二人でなに話してんの? おはよう、ミズキも元気?」
『おはようフェイ、僕らAIに健康についての話しは……いえ、元気です』
「そう、ってあれ? なんか暗いわねモニカ、どうかした?」
「何でもないわ」
そう言いつつもモニカの頬は膨れていた。
自分の時は塩対応だったのにフェイに対してはしっかり受け答えしているミズキの態度が面白くないのだ。
ミズキにしても悪気がある訳では無く、先ほどのモニカとのやり取りの失敗から学習しただけに過ぎない。
「ねぇモニカ、そう言えば昨日のミズキのデータ解析は上手くいったの?」
「いいえ、その後おやっさんのデバイスがフリーズしたらしくてダメだったみたい……よそから派遣されるAI開発者が来るまで保留だって」
「そうなんだ……ミズキ、君って本当に特別なAIなんだねぇ」
『僕自身はそうは思っていないんですが』
「謙遜しちゃって」
ミズキとフェイ、二人のやり取りを見てモニカが無言で立ち去ろうとする。
「あれ? どこいくのモニカ?」
「ミズキはフェイとの相性の方がいいみたい……いっその事ミズキはフェイの機体に乗せ換えればいいじゃない」
『何を言い出すんですモニカ?』
「そうよ、どうしちゃったのモニカ?」
同調するのがなお腹立たしい。
しかも何故自分がここまで腹を立てているのかがモニカにもイマイチ分かっていなかったのだ。
ヴイイイイイイ!! ヴイイイイイイ!!
ここで緊急警報が鳴り響く。
「何!?」
『モニカ、フェイ、聞こえますか?』
「レント隊長、何かあったんですか!?」
右手首についているブレスレット型通信機からレントの声が響く。
『敵襲です、ヘルハウンド5機と型式不明機1機がエデン3に接近しています、今すぐ出撃準備を』
「はい!! 了解しました!!」
フェイはその場を離れ自分の乗機、アヴァンガード・ファランクスの元へと駆けていった。
モニカもアヴァンガード・ストライカーのコックピット内に舞い戻る。
『モニカ、さっきの事は……』
「ゴメン、その話しはいいわ、今は出撃準備をして頂戴」
『了解』
コックピット内のコンソールに次々とランプが灯る。
「ったく敵さんよ、朝っぱらからご苦労なこった」
モニターに悪態をつくグランツが映し出される、彼も今しがたアヴァンガード・スマッシャーに搭乗したところだ。
「……宇宙空間は真っ暗だからね、朝も昼も関係ないよ……」
ソーンもアヴァンガード・ディフェンダーに乗り込み準備万端の様だ。
「総員準備は出来ましたか?」
「はい!!」
「ガンマ小隊、発進してください」
「了解!!」
コロニーの外壁が開き、レントの号令で続々とアヴァンガード各機が発進する。
「この間の借りを返してやるぜ!!」
グランツが意気込む。
彼は前回の戦闘では1機撃墜こそしたがその後は逆に追い詰められ、モニカが到着したことで形勢逆転した事に納得がいかない様子。
その鬱憤を晴らすためより一層息巻いているのだ。
「グランツ、少し前に出過ぎですよ、あの不明機体から何かしらの不気味さを感じます」
レントが危険視する機体は正三角形の白黒が規則的に組み合わされた独特の模様をしていた。
例えるなら子供が描く、閉じたワニの口を横から見たような感じだ。
「どうせコケ脅しですよ!! 何ならあの機体から墜としてやりますぜ!!」
「待ちなさい、グランツ!!」
グランツのアヴァンガード・スマッシャーが加速しそのギザギザ模様の機体に突進する。
「ほう、威勢のいい奴がいるなぁ、どれ少し遊んでやるか……」
ヘルメットの中、ギルが舌なめずりをする。
ギザギザ模様の機体はアナコンダと言い、ギルの専用機であった。
「喰らいやがれ!!」
スマッシャーが叩き潰すのに特化した大剣をアナコンダ目がけて右側から横に振るう。
「捕った!!」
グランツはヒットを確信したが予想外の事が起こる。
なんとアナコンダの機体の胸部と胴体部が右肩を起点にしギザギザ模様に沿って上下に開いたのだ。
「何ぃ!?」
そのまま身体を閉じ上下から大剣を挟み込むアナコンダ。
「くそっ!! 抜けねぇ!!」
スマッシャーが必死に大剣を抜こうとするがビクともしない。
「何だ、こんなモンか?」
ギルのアナコンダの脚部がスライドし両脚が連結され細長い形状に変形した。
そしてその脚部を振るい、スマッシャーの側面から叩きつけた。
「がああああっ!!」
錐揉みしながら吹き飛ぶスマッシャー、グランツが悲鳴を上げる。
「何なの? あの機体は……」
アナコンダは更に全てのパーツを連結して一本の紐状に機体を変形させた。
その様は機体の名が示す通り大蛇アナコンダを彷彿とさせる。
「フフフ、驚いているな、機体が止まっているぞ」
ギルは次にソーンのディフェンダーに狙いを定める。
アナコンダは得物を狙う蛇の如く身体をうねらせディフェンダーに向かっていく。
「……こいつ」
ディフェンダーの両腕の盾の裏側に装備されている大口径のキャノン砲を放つがアナコンダはあり得ない機動でことごとくかわしてしまう。
「うわっーーー!!」
アナコンダがディフェンダーの身体に巻き付き締め上げる。
軋むディフェンダーの機体、このまま締め上げられてしまうと機体が圧壊し中のソーンが押し潰されてしまう。
「ソーン!!」
モニカのストライカーが救援に向かおうとしたが5機のヘルハウンドに阻まれてしまった。
「どきなさい!!」
ストライカーがビームガンを発射するが5機のヘルハウンドは距離を保ったまま回避に専念、積極的に攻撃してこない。
おまけに数が多いので標準が定めきれない。
そして今度はモニカがやり過ごそうとすると行く手を阻んできた。
「そうだ、それでいい、その期待は一気に距離を詰めて来るからな、一定の距離を保っていじめ倒してやれ」
5機はストライカーを5方向から囲いチクチクとけん制攻撃を仕掛けている。
「何のこいつら!!」
モニカは焦れた。
「ソーンの方は任せて!!」
フェイのファランクスが機体の各所にあるミサイルコンテナのハッチを開放する。
「いけません!! ミサイルではソーンを巻き込んでしまう!!」
「あっ……」
レントに制止されフェイは発射を断念せざるを得ない。
「僕が行きます、フェイはモニカの援護を!!」
「隊長!!」
レントのコマンダーがアナコンダに挑みかかった。
「おっと、こいつはもういいか、次はお前が楽しませろよ」
ギルのアナコンダはディフェンダーの拘束を解き人型に戻る。
そしてコマンダーと激しい銃撃戦を展開した。
「モニカ、今助けるわ!!」
ファランクスの追尾ミサイルがヘルハウンドを襲う。
回避行動を取るがどこまでも追いかけるミサイルをかわし切れず三機のヘルハウンドが爆散、撃破されていった。
「どうよ!! あっ!!」
残った2機のヘルハウンドがファランクスに迫る。
「しまった!!」
ファランクスは長距離戦対応の火器を複数搭載しているが近接武器は皆無だった。
特に現在はミサイルを全弾打ち尽くし、いわば丸腰であった。
「……くそぅ……僕が役目を果たせないばかりに……」
行動不能で宇宙空間に漂うだけのディフェンダーのコックピットでコンソールを叩くソーン。
本来、ファランクスの護衛が主な任務のディフェンダーが早々に機能停止に陥ってしまうとこのような窮地を呼び込むことになる。
「くそっ!! くそっ!! くそーーーっ!!」
『ちょっと、痛いわよ……』
「えっ?」
何度もコンソールを叩くソーンに話しかける声があった。
「誰!?」
『誰ってルミナよ、あなたが私に名付けたんでしょう?』
「ルミナ……ちゃん?」
ソーンは早朝の内に昨日ミズキから抜き出したデータをディフェンダーのAIにアップデートしていた。
それが今になって発動したのだ。
『そのちゃん付けは何だかこそばゆいわね、まあいいわ……あなたこのままで悔しくないの?』
「悔しいさ……悔しいとも……でも破壊されたこの機体じゃ……」
『大丈夫、まだ出来る事があるわ』
モニターにディフェンダーの全体像が映り両腕にエネルギーが集中していく。
『これで腕だけは動かせるようになったわ、まずは二枚のシールドを重ねて』
「うん……」
ルミナに言われるがままソーンは機体を操作しシールドの裏同士を合わせて一枚の分厚いシールドを形成した。
『それを右手のキャノンに接続する』
「うん」
右手に鋼鉄の塊がセットされた。
『標準は私がつける、ソーンは私がいいと言ったらトリガーを引いて』
「分かったよ」
AIルミナはファランクスに迫る2機のヘルハウンドの家の1機標準を付けた。
「いいわ!! やって!!」
「うん!! 発射!!」
拘束で打ち出されるシールド弾、やがてヘルハンドの背面にヒット、反射してもう1機のヘルハウンドにも命中した。
「えっ!?」
目の前で展開された出来事に何が起こったのか分からないフェイ。
「何だと!?」
僚機が全て撃墜されて事に気付きギルが驚愕の声を上げる。
「残ったのはあなただけですよ、どうしますか? 退くというなら深追いはしません」
無線の共通チャンネルでギルに呼び掛けるレント。
「へぇ、あんたがこの隊の隊長さんか……どうやらその様だ、ここは退かせてもらおうか」
「二度と現れないでくれると助かります」
「おっと、それは約束できないね、じゃあな、それなりに楽しかったぜ」
アナコンダは転身、そのまま戦闘宙域から去っていった。
「手強い敵だった……」
ポーカーフェイスのレントですら戦闘後に疲弊した表情を見せる。
「それにどうやら新しい何かが目覚めたようですね」
そしてストライカーとファランクスがディフェンダーに駆け付けるシーンを見ながらつぶやくのであった。
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