17 / 20
第17話 最悪の代役
しおりを挟む「そらそら!! 必死に逃げないと踏み潰してしまうわよ!! アハハハハハッ!!」
「くそっ!!」
巨大ロボ、ゴッドヒカリオンの肩に飛び乗った日比野マゼンタは高笑いを上げる。
ゴッドヒカリオンはただゆっくりと歩いているだけだが、一歩歩くごとに起こる地揺れに俺たちダークマターは逃げる事もままならない。
既に数十人のダークマンが踏み潰され犠牲になってしまった。
「ヤミージョ様!! 早くその巨大化薬を私に使ってください!!」
『いや俺に使え、トラタイガーよりは身体が持ちこたえる筈だ』
俺と並走して逃げているトラタイガーとタソガレが俺に呼び掛けてきた。
「ダメよ!! これは瀕死の怪人にしか使う事が出来ないわ!! 通常時に使ったらお前は身体が薬の効果に耐えられずし死んでしまうかもしれないのよ!?」
自然と女言葉になってしまう俺、日比野に対しては何ともなかったのに何故?
いや、今はそんな事はいい。
「知ってますよ、それでも使うなら今でしょう!? このままではみんな死んでしまいます!!」
『そうだ、全て自分一人で責任を抱え込もうとするな!!』
「くっ……!!」
どう転んでも自分の命が危険に晒されるというのにこいつらときたら……。
トラタイガーやタソガレを仮に巨大化させたとしてあの巨大ロボを倒せる保証はない、きっと時間稼ぎにしかならないだろう……しかし何もしなければ全滅必至だ。
もしかしたら他のダークマター構成員は助かるかもしれない、その代わりトラタイガーたちは確実に犠牲になってしまう。
俺は唇を強く噛みしめた、口元から血が伝う……こんな決断も出来ないなんて俺は何て情けないのだろう。
だが俺が決断を先送りにすればトラタイガーは自ら敵の攻撃を受けてわざと瀕死の状態になるかも知れない、なにせ前科がある。
タソガレだってきっとそうするだろう。
いつまでも迷ってはいられないのだ。
「いい加減諦めなさい!!」
「きゃあああああっ!!」
至近距離に落とされたゴッドヒカリオンの巨大な足の衝撃で俺たちはもろともに吹き飛ばされた。
俺はうつ伏せに倒れ込み、暫く地面の土を抉りながら滑っていった。
「くそっ……皆は……?」
弱々しく身体を起こすも視界内にトラタイガーたちは見当たらない。
「アハハハハハッ!! これであなたも終わりね!!」
鋼鉄の塊が俺の頭上に移動する、ゴッドヒカリオンの足の裏だ……あれを降ろされたら俺は確実に命を落とすだろう。
しかしただの踏みつけでやられるなんて何ともつまらない最後だなぁ……せめてこの巨大ロボがどんな攻撃や必殺技を使うのか見てみたかった。
覚悟を決め目を瞑った後、何故かいつまで経っても俺は踏み潰されないでいた。
何故だ? 俺は恐る恐る目を開ける、すると。
「あああああああっ!!」
『ヌオオオオオオオッ!!』
何と俺の両脇にトラタイガーとタソガレが両手を上げて立ち、ゴッドヒカリオンの足を受け止めているではないか。
あり得ない、いくら彼らが改造手術によって常人より肉体が強化されえているとはいえこんな巨大で重量のある物を押し留める事は出来ないはずだ。
「死なせない……こんな役立たずだった私を生かしてくれたヤミージョ様を……」
『惚れた女一人守れなくて何が暗黒剣士か……』
「おっ……お前たち……」
俺の瞳から涙が溢れた……こんな状況でも俺の事を助けようとしてくれるなんて。
しかし重みに耐えられず二人の足は徐々に地面に埋まっていく、このままではいつまで持つか……。
「あっ!!」
俺はある事を閃く、この絶体絶命の状況を覆す妙案だ。
確かアレはこのポーチにしまったはず。
俺が取り出したアレとは先ほどドクターから貰った巨大化薬だ。
『そうだ、それを俺たちに使え……そうすればこんな鉄の塊など簡単にひっくり返せる』
「いやこれはこう使うんだ!!」
「なっ!! ヤミージョ様なにを!?」
トラタイガーは狼狽えている……それはそうだろうな、なにせ巨大化薬を俺自身が飲んでいるのだから。
「ング、ング、ング……ぷはーーーっ!! うっわ不味っ!!」
苦くて酸っぱいドロドロとした液体が喉を通っていく、思わず嘔吐してしまいそうだったが何とか耐える。
効果が出る前に戻してしまっては我慢してまで飲んだ俺の苦労が無駄になってしまうからな。
「来た来たーーー!!」
俺の身体が眩い光を放ちグングンと大きくなっていく。
「うわっ!!」
遂にはトラタイガーたちを押し退け、俺自身がゴッドヒカリオンの足を持ち上げた格好になった。
「こちらも大きくなってしまえば何て事は無いわ!!」
俺は思いきり掴んでいた鋼鉄の足を高く持ち上げると、ゴッドヒカリオンは背面から倒れ込んだ。
「キャーーーーッ!!」
当然肩に載っていた日比野マゼンタも振り落とされ地面に落下する。
「どう? 巨大化した女性幹部なんて前代未聞でしょう?」
俺は下に居るタソガレたちを見下ろす。
彼らはミニチュアの様に小さかった。
『あっ、ああ……そうだな……』
仮面を被っていて表情が分からないタソガレすら戸惑っているのが手に取るように分かる。
「何てことを!! 身体は大丈夫なんですか!?」
「ああ、今の所何ともない」
トライガーは心配しているが俺には成功するだろうという確固とした自信あったのだ。
何故なら俺ことヤミージョも怪人としての肉体改造を受けているのが一つ、そしてもう一つはこの世界では俺が死ぬような展開にはならないのではという事だ。
なにせ永田は俺の事を手に入れたがっているのだ、死なれては本末転倒だろう。
こちらは一種の賭けだったが、どうやら俺は掛けに勝った様だ。
「さあ、第二ラウンド開始よ!!」
「ええい猪口才な!! 立ちなさいゴッドヒカリオン、そしてその巨人女をギッタギタにやっておしまい!!」
日比野マゼンタがまるで悪の女幹部の様な台詞を吐き出す。
俺からすれば今のあんたは明らかに悪役だからそれがお似合いだ。
ゴッドヒカリオンは背中からジェットを吹かし立ち上がる。
そして背中に生えている羽根を手に取ると、それは巨大な剣へと姿を変えた。
「ゴッドヒカリソード!!」
剣を振りかざしポーズをとるとロボの背後には後光が射して見えた。
特殊効果付きとは豪華だな。
ならばと俺も専用武器の鞭を取り出し構えを取る。
「やあああああっ!!」
鈍い金属音を立て剣と鞭が火花を立ててぶつかり合う。
お互い巨体故に動きがゆったりとしているがその分一撃一撃がとても重たい。
だが決して俺は打ち負けてはいない、一進一退の互角の立ち回りを演じていた。
だがゴッドヒカリオンはゴテゴテとボディに装甲が付いている分、やはり俺より動き辛そうだ。
ここにこそ俺の付け入る隙があった。
「えい!!」
俺はフェンシングの様に鞭を縦に構え付きの動作をする、狙いは装甲の隙間の肩の関節だ。
鞭の先端がそこに突き刺さると、右手は切断され地面に落ちた。
当然特撮においてロボットの中には人が入って操演している。
動かすためには関節など装甲以外の部分は黒かグレーの軟質素材で出来ている。
本来なら中の人がいる関係上そこから腕や脚が外れるなんて事は無いのだが、ここは特撮の世界、本物のロボだ。
パワーアップの過程でサポートメカと腕を交換する事があったりするので肩の付け根は取り外しが利くようになっていることも多い。
だから接合部を狙えば御覧の通り。
「それ!! こちらも!!」
続けて左腕も落とす、両腕を失ったゴッドヒカリオンは成す術がない。
「卑怯よ!! 巨人女!!」
「おあいにく様、私は悪役だ」
地上で地団駄を踏んでいる日比野マゼンタを蔑みの眼差しで一蹴する。
「とどめよ!!」
この展開を逃す手はない、ヒーローロボを壊すのは気が引けるがそうも言ってはいられない。
俺は猛然とゴッドヒカリオンに向かっていったがここで異変が起こる。
「うっ……何だ!?」
胸の辺りがキリキリと痛み始めた、思わず足を止めて蹲る。
まさか副作用? いやもしかして……そう思った矢先、俺の身体が縮み始めたのだ。
「時間切れか……」
遂には元の人間大に戻ってしまった、おまけに身体中に激痛が走り立ち上がる事さえできない。
「はぁはぁ……」
「ウフフフ……傑作だわ、やっぱり悪は滅びのが世の常よねぇ」
日比野マゼンタがゆっくりと俺の傍らに歩み寄る。
「あたしはね、あなたの事が昔から大っ嫌いだったのよ……あの人の命令で仕方なく仲良くする振りをしていたの……この屈辱が分かるかしら? 愛する人に新しい女を宛がう為に働くあたしの屈辱が……!!」
日比野マゼンタの語気が急に荒くなり、俺の左頬を思いきり叩いてきた。
「くっ……嫌なら奴と別れれば良かっただろう?」
「聞いた風な口を!! だからあなたにはあたしの気持ちは一生分からないって言ってるの!!」
もう一発、今度は反対の頬を叩かれた。
俺は口の中を切ってしまい口元に血が伝う。
くそっ、俺が動けないと思って好き勝手しやがって。
「ああ、もういいわ……あんたさえいなくなればあの人の気持ちはあたしに戻ってくるはず……」
日比野マゼンタは腰からヒカリソードを抜いた。
「おいおい、まさかそれで俺を刺す気か? そんなことしたら永田が何て言うかな?」
「ウフフ、声が震えているわよ?」
「いや俺を殺すのは無理だよな? この世界がそうさせないはずだ」
「あら、その事に気付いていたのね、流石ひろみちゃん……でもね、あたしにはあの人から少しだけ力を分けてもらっているの……世界を造り変える力をね
忘れたかしら? あたしが色々な兵器やロボを造り出したことを」
「まさか?」
「そのまさかよ、あれはあの人がやったんじゃないの、あたしがやったのよ……つまりこの世界の展開をあたしも変えることが出来るってこと」
何てこった、それは計算外だ。
この世界のルールに守ってもらうつもりがそう上手く事は運ばない様だ。
「そういう事であなたにはここで退場してもらいます……そろそろ時期的に番組の最終回も近い事だし、そろそろ敵の幹部が死んでもいい頃よね」
日比野マゼンタがソードを振り上げる。
万事休す……流石に俺もここまでか?
「そっ……そんな……? ごふぁっ!!」
日比野マゼンタが突然激しく吐血する。
見ると彼女の腹から人の右腕が生えている、いや後ろから突き破られたといった方が正しい。
「いや~~~勝手な事をしてもらっては困るね~~~」
「えっ……?」
日比野は震える声で後ろを振り返る。
すると彼女に背後にはアンコック将軍が立っていたのだ。
当然彼女の背中から腕を突き込んだのは彼である。
「お前さぁ、役に立つっていうから使ってやってたのにひろみちゃんに手を出すとかあり得ないんだけど?」
そう言いながら日比野の身体から腕を引き抜く。
「お前とはもう終わったの、例えひろみちゃんが現れなかったとしてもね……前から思ってたんだけど重いんだよお前の愛情は……」
「そっ……そんな……?」
大量の血が腹に空いた穴から噴き出しながら日比野は前のめりに倒れ込んで痙攣している。
確かに右腕を鮮血に染めながら下卑た笑みを浮かべているのはアンコック将軍だ。
だが声に違和感がある。
「お前……永田だな?」
「ご名答!! さすがひろみちゃんだ!!」
「馬鹿な!! お前は配役上この特撮の世界には存在できない筈では!?」
「へぇ、そんなことまで知っていたんだ? これは参ったね」
そうは言うが永田は全く困っていなさそうだった。
「そう、君の言う通り僕はヒカリオンにおいては登場人物としてこの世界には登場できない、この世界の創造神であるのにもかかわらず、だ……でもね、いい方法を思いついたんだよ、元々いる役の中身を乗っ取るっていう最高にクレバーな方法をね」
「じゃあアンコックの、英徳さんの身体を乗っ取ったというんだな?」
「そう、その通り……この鍛えられた肉体、まるで軽自動車からスーパーカーに乗り換えたかのような気分だよ」
「ふざけやがって!!」
沸々と怒りが湧き、眩暈がするほどの憤りを覚えた。
既に知っていた事だがこの吐き気がするほどの自己中心的な思考、この永田という男をこのままにしておいてはいけない。
やっと身体の自由も戻ってきたところだ、ここで決着を着けてやる。
『ヤミージョ!!』
「ヤミージョ様!!」
丁度良い所にタソガレ、トラタイガーとダークマンたちが俺の後ろに駆け付けた。
心強い援軍だ。
『こいつはアンコックなのか?』
「ああ、見た目はそうだが中身は違う……こいつはこの世界の敵だ!!」
『そうか……』
タソガレが背中の大剣を抜いた。
ダークマンたちも空気を察して誰一人アンコックに与する者はいない。
「やれやれ、多勢に無勢か……でもね、僕にはこんなことも出来るんだよ」
アンコック永田の目が赤く怪しげに光る。
何のつもりだ? 何も起こらな……。
「グワアアアアアッ!!」
後ろにいたダークマンの約半数が突然暴れ出し仲間に襲い掛かったのだ。
あっという間に仲間割れの大乱闘が巻き起こってしまった。
「お前、一体何をした!?」
「おや、知らなかったのかい? アンコックにはダークマンの意識を強制的に奪って隷属させる特殊能力があるんだよ……ただ僕が不慣れだったから全員を操るまでにはいかなかったけれどね、でもこの場を混乱させるには十分だろう?」
「この下衆がぁ!!」
「おいおい、その可愛い顔でそんな汚い言葉を使わないでくれるかい?
折角の百年の恋も醒めるってものだよ、僕と結婚したら直してもらうからね」
こちらの激昂に対しても意に介さずのらりくらりと宣う永田に俺の堪忍袋は盛大にブチ切れた。
「わあああああああっ!!」
俺は愚かにも何の策も持たずにアンコック永田に向かって飛び掛ったのだった。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
異世界に吹っ飛ばされたんで帰ろうとしたら戦車で宇宙を放浪するハメになったんですが
おっぱいもみもみ怪人
ファンタジー
敵の攻撃によって拾った戦車ごと異世界へと飛ばされた自衛隊員の二人。
そこでは、不老の肉体と特殊な能力を得て、魔獣と呼ばれる怪物退治をするハメに。
更には奴隷を買って、遠い宇宙で戦車を強化して、どうにか帰ろうと悪戦苦闘するのであった。
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
異世界転移した先で女の子と入れ替わった!?
灰色のネズミ
ファンタジー
現代に生きる少年は勇者として異世界に召喚されたが、誰も予想できなかった奇跡によって異世界の女の子と入れ替わってしまった。勇者として賛美される元少女……戻りたい少年は元の自分に近づくために、頑張る話。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
気付いたら異世界の娼館に売られていたけど、なんだかんだ美男子に救われる話。
sorato
恋愛
20歳女、東京出身。親も彼氏もおらずブラック企業で働く日和は、ある日突然異世界へと転移していた。それも、気を失っている内に。
気付いたときには既に娼館に売られた後。娼館の店主にお薦め客候補の姿絵を見せられるが、どの客も生理的に受け付けない男ばかり。そんな中、日和が目をつけたのは絶世の美男子であるヨルクという男で――……。
※男は太っていて脂ぎっている方がより素晴らしいとされ、女は細く印象の薄い方がより美しいとされる美醜逆転的な概念の異世界でのお話です。
!直接的な行為の描写はありませんが、そういうことを匂わす言葉はたくさん出てきますのでR15指定しています。苦手な方はバックしてください。
※小説家になろうさんでも投稿しています。
琥珀と二人の怪獣王 二大怪獣北海道の激闘
なべのすけ
SF
海底の奥深くに眠っている、巨大怪獣が目覚め、中国海軍の原子力潜水艦を襲撃する大事件が勃発する!
自衛隊が潜水艦を捜索に行くと、巨大怪獣が現れ攻撃を受けて全滅する大事件が起こった!そんな最中に、好みも性格も全く対照的な幼馴染、宝田秀人と五島蘭の二人は学校にあった琥珀を調べていると、光出し、琥珀の中に封印されていた、もう一体の巨大怪獣に変身してしまう。自分達が人間であることを、理解してもらおうとするが、自衛隊から攻撃を受け、更に他の怪獣からも攻撃を受けてしまい、なし崩し的に戦う事になってしまう!
襲い掛かる怪獣の魔の手に、祖国を守ろうとする自衛隊の戦力、三つ巴の戦いが起こる中、蘭と秀人の二人は平和な生活を取り戻し、人間の姿に戻る事が出来るのか?
(注意)
この作品は2021年2月から同年3月31日まで連載した、「琥珀色の怪獣王」のリブートとなっております。
「琥珀色の怪獣王」はリブート版公開に伴い公開を停止しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる