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第4話 雨降って地ぬかるむ
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「ねえ、今日は何して遊ぼっか…」
城内の廊下…シャルロットが両手を広げクルクルと回るとドレスのスカートが遠心力でふわっと舞い上がる…今日も姫はご機嫌だ。
「シャル様…素敵です~~」
グロリアは姫のそんな仕草にすら魅了され瞳を輝かせる。
シャルロットが二人に提案した敬語禁止令は中々浸透しなかったが、グロリアは以前に比べかなり感情を露わにする様になり、少しずつではあるが自然に話せるまでになっていた。
一方、ハインツはというと死んだ魚の様な目をしてそんな二人の後をのそのそと歩く…全く覇気が感じられない。
相手が姫でなければこんな精神的に苦痛なお付きの仕事…とうに放り出していただろう。
ハインツは子供なりにサザーランド家の名に恥じない様に必死なのだ。
「…どうしたのハインツ?何だか元気がないようだけど…」
「…いえ、何でもありません、お気遣いなく…」
「そう…」
そのあからさまな態度に姫にまで心配される始末…。
ハインツはその活きの下がった様を取り繕うともしないので当然ではあるが。
「そうだ!!昨日君たちが帰った後に新しいドレスが届いたんだよ!!
僕もまだ見てないから一緒に見てみようよ!!」
「うん!!」
シャルロットはグロリアの手を掴み駆け出す。
「ほら…ハインツも早く早く!!」
ふたりは嬉しそうに駆けていくがハインツだけは足取りが重かった。
程なくして三人が辿り着いた場所はシャルロット専用のウォークインクローゼットだった。
クローゼットと言っても中はとてつもなく広く、壁に沿ってずらりとディスプレイトルソーに着せられた色とりどりのドレスが並ぶ…これではまるでドレスの展示会場だ。
「わぁ…」
以前、ぬいぐるみ部屋を見た時以上に夢見心地のグロリア。
美しい装飾のドレスに目を奪われる。
やはり年端がいかなくても彼女は立派なレディであった。
(うわっ……)
しかしハインツはと言うと逆にそのおびただしい数の煌びやかなドレスに中《あ》てられ軽く目まいを起こしていた。
ふらつく足を何とか壁に手を付き耐える。
「僕はピンクが好きなんだけど、この水色のも悪くないね…
こっちの赤いのはグロリアに似合いそう…
どう?ちょっと着てみない?」
「いいの…?」
「もちろん!!こっちに姿見がある試着スペースがあるんだ…そのドレスを持っておいで」
「うん!!」
女子ふたりはとても楽しそうにクローゼット内を駆け回る。
その隙にハインツは近くにあった椅子に座り乱暴に身体を背もたれに預け天井を仰いだ。
「はぁ~~~~~っ…何やってんだろう俺………」
深いため息を吐くと途端に自分自身がとても情けなく感じられた。
そこへ彼が座る椅子の後ろから忍び寄る影があった。
「うわっ…!!何だ…!?」
後ろから頭の上に何かを被せられた。
サラサラの触感…これは髪の毛?
ハインツは頭からそれを取り上げまじまじと見る…それはロングのブロンドで髪の先端が幾本にもクルクルとカールしているウイッグだった。
急いで後ろを振り返ると口元に手を当ててクスクス含み笑いするシャルロットが居た…そのすぐ後ろに困り顔のグロリアも居る。
「何をするんです!?」
「いや~君があまりにも退屈している様だから…折角だし君もドレスを着てみないかい?君は綺麗な顔立ちをしているからきっと似合うと思うんだけど…
ほらほら、これなんか僕が成長するのを見越しての大き目のサイズなんだよ…
気が早いよね…
でもこれなら僕より背の高い君でも十分着れると思うんだ」
そう言いながら姫はグロリアに持たせていた鮮やかな群青色のドレスを自分の手に取りハインツの胸に当てがったではないか。
「なっ…!!」
「うん…似合う似合う!!君は本当に青系の色が似合うよね~!!」
瞳を輝かせ何度も頷くシャルロット。
それを受け呆れと同時に頭に血が上るハインツ。
しかしそれを切っ掛けに胸の奥で必死に抑え込んでいた感情がムクムクと膨れ上がりとうとう爆発してしまった。
「…いい加減にしてくれ!!」
結構な力で胸に当てられていたドレスを手で払いのける。
突然の出来事にシャルロットも驚きの表情を露わにした。
深紅の絨毯の上に落ちる群青のドレス。
それを目で追うシャルロットの悲しげな顔をハインツは見逃さなかった。
「くっ…!!」
すぐさましまった…!!と思うも一度怒りに火が点いてしまったからには収まりがつかない…感情の抑制が効かなくなったハインツはここ数日の不満をぶちまけ始めた。
「一体お前は何なんだ!!日がな一日ままごとやら何やら室内の女の子の遊びばかり!!
終いには俺にドレスを着ろだって!?付き合わされる男の身にもなってくれ!!」
それだけ叫んだ後ハインツは目を閉じ深く息を吸った。
(終わった…このお役目も俺の騎士になるという夢も…父上に何て言おうか…)
しかしきっと取り乱し泣き出すだろうと思っていたシャルロットの口から意外な言葉が返って来た。
「…やっと普通にしゃべってくれたね…待ってたよ」
彼女はどちらかと言うと喜んですらいる。
シャルロットお得意の満面の笑みが飛び出しその愛らしさにハインツも一瞬たじろいだが、そこは踏み止まる。
彼、ハインツは何故か他の人間と違いシャルロットスマイルに篭絡されない。
もしかするとそれに対しての耐性の様な物が彼には備わっているのかもしれないが真偽のほどは定かではない…まさに『女神のみぞ知る』である。
「そっか…そんなに僕と遊ぶのが嫌だったんだ…そっか…そっか…」
「………」
ブツブツと腕を組みながら呟くシャルロットに気まずさを覚えるハインツ。
しかし一度口にしてしまった言葉は引っ込める事は出来ない、取り返しは付かないのだ。
ハインツはシャルロットの次の言葉を待つ…一体どんな処分が下るのだろうと…。
「…じゃあハインツ…明日、僕と剣術の試合をしよう!!いや決闘と言った方がいいかな…」
「………はい?」
余りの突拍子の無い言動に理解が追い付かないハインツ。
「何でそんな事になるんだ!?俺が気に入らないならすぐにでもお役目を解けばいいじゃないか!!」
「いやね?それじゃまるで僕の我儘で君を一方的にクビにしたみたいじゃないか…
そんなのフェアじゃない…僕がそうしたくないんだよ…」
首をすくめるシャルロット…その仕草には全く子供らしさが無い…言動といい仕草といい本当に彼女は五歳児なのかと疑いたくなる。
「だからここは平等に剣術の勝負で決めようじゃないか…勝った方が言い分を通す、実に単純明快じゃあないか!!」
わざとらしく芝居じみた感じでびしっと両手を広げる。
「ああいいぜ…それじゃあ俺が勝ったらこんな子供のお守り、降りさせてもらう…それでいいんだな?」
「ああ~いいとも!!その代わり僕が勝ったら君は一生僕のお付きだからね?OK?」
「分かった…男に二言は無い…」
「それは良かった…ではお互い全力を尽くそうじゃないか…じゃあ君たち、今日はもう帰っていいよ、お互い明日の準備が必要だろう?」
「俺には必要ないけどな…いいぜ今日の所は帰るよ」
「明日十時にお城の闘技場に来てよ…くれぐれも逃げないようにね」
「…そっちこそビビッて逃げ出すなよ?」
憎まれ口の応酬の後、ハインツは踵を返すとスタスタと速足で去っていく。
終始、二人の殺伐としたやり取りに右往左往していたグロリアも後に続いて帰っていった。
「ウフフッ…本当に君は面白い人だね…ハインツ…フフッ」
二人が見えなくなるまで見送った後、誰に言うでもなくシャルロットは一人つぶやきほくそ笑んだ。
城内の廊下…シャルロットが両手を広げクルクルと回るとドレスのスカートが遠心力でふわっと舞い上がる…今日も姫はご機嫌だ。
「シャル様…素敵です~~」
グロリアは姫のそんな仕草にすら魅了され瞳を輝かせる。
シャルロットが二人に提案した敬語禁止令は中々浸透しなかったが、グロリアは以前に比べかなり感情を露わにする様になり、少しずつではあるが自然に話せるまでになっていた。
一方、ハインツはというと死んだ魚の様な目をしてそんな二人の後をのそのそと歩く…全く覇気が感じられない。
相手が姫でなければこんな精神的に苦痛なお付きの仕事…とうに放り出していただろう。
ハインツは子供なりにサザーランド家の名に恥じない様に必死なのだ。
「…どうしたのハインツ?何だか元気がないようだけど…」
「…いえ、何でもありません、お気遣いなく…」
「そう…」
そのあからさまな態度に姫にまで心配される始末…。
ハインツはその活きの下がった様を取り繕うともしないので当然ではあるが。
「そうだ!!昨日君たちが帰った後に新しいドレスが届いたんだよ!!
僕もまだ見てないから一緒に見てみようよ!!」
「うん!!」
シャルロットはグロリアの手を掴み駆け出す。
「ほら…ハインツも早く早く!!」
ふたりは嬉しそうに駆けていくがハインツだけは足取りが重かった。
程なくして三人が辿り着いた場所はシャルロット専用のウォークインクローゼットだった。
クローゼットと言っても中はとてつもなく広く、壁に沿ってずらりとディスプレイトルソーに着せられた色とりどりのドレスが並ぶ…これではまるでドレスの展示会場だ。
「わぁ…」
以前、ぬいぐるみ部屋を見た時以上に夢見心地のグロリア。
美しい装飾のドレスに目を奪われる。
やはり年端がいかなくても彼女は立派なレディであった。
(うわっ……)
しかしハインツはと言うと逆にそのおびただしい数の煌びやかなドレスに中《あ》てられ軽く目まいを起こしていた。
ふらつく足を何とか壁に手を付き耐える。
「僕はピンクが好きなんだけど、この水色のも悪くないね…
こっちの赤いのはグロリアに似合いそう…
どう?ちょっと着てみない?」
「いいの…?」
「もちろん!!こっちに姿見がある試着スペースがあるんだ…そのドレスを持っておいで」
「うん!!」
女子ふたりはとても楽しそうにクローゼット内を駆け回る。
その隙にハインツは近くにあった椅子に座り乱暴に身体を背もたれに預け天井を仰いだ。
「はぁ~~~~~っ…何やってんだろう俺………」
深いため息を吐くと途端に自分自身がとても情けなく感じられた。
そこへ彼が座る椅子の後ろから忍び寄る影があった。
「うわっ…!!何だ…!?」
後ろから頭の上に何かを被せられた。
サラサラの触感…これは髪の毛?
ハインツは頭からそれを取り上げまじまじと見る…それはロングのブロンドで髪の先端が幾本にもクルクルとカールしているウイッグだった。
急いで後ろを振り返ると口元に手を当ててクスクス含み笑いするシャルロットが居た…そのすぐ後ろに困り顔のグロリアも居る。
「何をするんです!?」
「いや~君があまりにも退屈している様だから…折角だし君もドレスを着てみないかい?君は綺麗な顔立ちをしているからきっと似合うと思うんだけど…
ほらほら、これなんか僕が成長するのを見越しての大き目のサイズなんだよ…
気が早いよね…
でもこれなら僕より背の高い君でも十分着れると思うんだ」
そう言いながら姫はグロリアに持たせていた鮮やかな群青色のドレスを自分の手に取りハインツの胸に当てがったではないか。
「なっ…!!」
「うん…似合う似合う!!君は本当に青系の色が似合うよね~!!」
瞳を輝かせ何度も頷くシャルロット。
それを受け呆れと同時に頭に血が上るハインツ。
しかしそれを切っ掛けに胸の奥で必死に抑え込んでいた感情がムクムクと膨れ上がりとうとう爆発してしまった。
「…いい加減にしてくれ!!」
結構な力で胸に当てられていたドレスを手で払いのける。
突然の出来事にシャルロットも驚きの表情を露わにした。
深紅の絨毯の上に落ちる群青のドレス。
それを目で追うシャルロットの悲しげな顔をハインツは見逃さなかった。
「くっ…!!」
すぐさましまった…!!と思うも一度怒りに火が点いてしまったからには収まりがつかない…感情の抑制が効かなくなったハインツはここ数日の不満をぶちまけ始めた。
「一体お前は何なんだ!!日がな一日ままごとやら何やら室内の女の子の遊びばかり!!
終いには俺にドレスを着ろだって!?付き合わされる男の身にもなってくれ!!」
それだけ叫んだ後ハインツは目を閉じ深く息を吸った。
(終わった…このお役目も俺の騎士になるという夢も…父上に何て言おうか…)
しかしきっと取り乱し泣き出すだろうと思っていたシャルロットの口から意外な言葉が返って来た。
「…やっと普通にしゃべってくれたね…待ってたよ」
彼女はどちらかと言うと喜んですらいる。
シャルロットお得意の満面の笑みが飛び出しその愛らしさにハインツも一瞬たじろいだが、そこは踏み止まる。
彼、ハインツは何故か他の人間と違いシャルロットスマイルに篭絡されない。
もしかするとそれに対しての耐性の様な物が彼には備わっているのかもしれないが真偽のほどは定かではない…まさに『女神のみぞ知る』である。
「そっか…そんなに僕と遊ぶのが嫌だったんだ…そっか…そっか…」
「………」
ブツブツと腕を組みながら呟くシャルロットに気まずさを覚えるハインツ。
しかし一度口にしてしまった言葉は引っ込める事は出来ない、取り返しは付かないのだ。
ハインツはシャルロットの次の言葉を待つ…一体どんな処分が下るのだろうと…。
「…じゃあハインツ…明日、僕と剣術の試合をしよう!!いや決闘と言った方がいいかな…」
「………はい?」
余りの突拍子の無い言動に理解が追い付かないハインツ。
「何でそんな事になるんだ!?俺が気に入らないならすぐにでもお役目を解けばいいじゃないか!!」
「いやね?それじゃまるで僕の我儘で君を一方的にクビにしたみたいじゃないか…
そんなのフェアじゃない…僕がそうしたくないんだよ…」
首をすくめるシャルロット…その仕草には全く子供らしさが無い…言動といい仕草といい本当に彼女は五歳児なのかと疑いたくなる。
「だからここは平等に剣術の勝負で決めようじゃないか…勝った方が言い分を通す、実に単純明快じゃあないか!!」
わざとらしく芝居じみた感じでびしっと両手を広げる。
「ああいいぜ…それじゃあ俺が勝ったらこんな子供のお守り、降りさせてもらう…それでいいんだな?」
「ああ~いいとも!!その代わり僕が勝ったら君は一生僕のお付きだからね?OK?」
「分かった…男に二言は無い…」
「それは良かった…ではお互い全力を尽くそうじゃないか…じゃあ君たち、今日はもう帰っていいよ、お互い明日の準備が必要だろう?」
「俺には必要ないけどな…いいぜ今日の所は帰るよ」
「明日十時にお城の闘技場に来てよ…くれぐれも逃げないようにね」
「…そっちこそビビッて逃げ出すなよ?」
憎まれ口の応酬の後、ハインツは踵を返すとスタスタと速足で去っていく。
終始、二人の殺伐としたやり取りに右往左往していたグロリアも後に続いて帰っていった。
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