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2章
60話 合流!形勢逆転?
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「皆さんのスキルや天啓も全て魔力から発せられているのを忘れましたか?…魔導は私が認識する対象全ての魔力を操る」
「天啓の強化…!?何それ知らないんだけどぉ!」
「強化は生半可なもので得られる力ではありません。それこそ自身でも計り知れない程の思いの強さが必要です」
「そんなの私達だってあるよ!それでここまで動いてきたんだから…!」
「それはあくまで、獣人達の思い、意思でありあなた達が個人的に受けたものではありません。どちらかの思いに優劣を付けるつもりはありませんが私もそれなりの思いで戦っているということです」
「ぐっ…!」
スズハの鋭い眼光はこの世の全ての頂点に君臨するかのような圧力があり、最強の2文字がこれまでどれほど安く言われてきたのかが分かった。
この重さ…この強さ…!これが最強!!
強い…強さの底がまるで見えない…!
「サイミっち…兵の進捗は?」
「戦場は恐らくドラウザさん達が予定通り動かしているようです。進行時点での衝突ポイントを大きく離れていますが…時間通りには集まりそうです」
「!?ドラウザさん達の動きまで予測していたんですか?」
「そりゃあ…貿易ルートの侵害は私たちも困りますからね、何も無かった場合は私が戦場はちゃんと移すように考えてましたよ。…ただ獣人の軍が介入することによって他の国も黙ってられませんから、そうなると動くんですよ…」
「動く?」
「軍の本隊…戦場はより大規模なものに拡大する!」
そんな…そこまで考えていたなんて!軍の本隊が来ればそれだけの人数が集まり、この人達の思うつぼだ。何かしらで大規模な被害が出るに決まってる…!
「何をするつもり!?答えなさい!」
スズハは壁に寄りかかるように倒れている2人に重力魔法で圧力をかける
「ぐっ…!ふふ、それを実行するのは私達では無い…」
「何…?あなた達とは別の班がそれを担当しているという事?」
「まぁ、そうですね。…ただそれを起動するのは私達じゃない。あなたもよく知る子達ですよ」
「…?ま、まさか!」
まずい…!このケースも全て計算されていた!?そうじゃなければ私に対してここまで不利な2人を用意するはずがない…ここは最初から観測という名のただの陽動、時間稼ぎだったんだ!
2人にテレパシーは繋いでない…マホロさん!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「そう。ここからが本番だにゃ~。ラッドさん、やっぱ理性を失うのはダメですよ弱いですにゃ」
「すみません。少し頭に血が上ってしまいました。」
リナは中位精霊を呼び出すと自身とラッドに纏わせた
「薬ほどじゃないけど理性保って強さ出せるこっちでまだ辛抱してくださいにゃ!」
「精霊の加護…ですか。久しぶりですね!」
精霊の加護…召喚士の中に精霊を纏えるものがごく稀にいると聞いたことがあったがまさかこんなところで会うとは…。
加護はその精霊の属性付与に加え全ての身体能力が上昇するかなり厄介な技だ
「面倒なことになったな、精霊を纏った状態では俺の天啓が直接対象に届かない」
「えっ、なんでですか?」
「…天啓強化は結局のところ、対象の意思すら利用しているわけで、ラッドに精霊が纏っている状態だと俺が干渉するのは精霊が優先だから意思のない精霊の防御力を無くすとかは無理なんだよ。そもそも半透明でヒラヒラしてるから硬さなんか無さそうだしな」
「なるほど…つまりマホロさんはさっきのような攻撃手段が封じられたと…私の出番ですか!?」
「あぁ、シュリの出番だ。…まぁ俺も手段がない訳では無いけど基本守りに徹することにする」
「分かりました!」
シュリが勢いよく返事をするとリナとラッドも合わせて走り出す
「クナイちゃん!止めてみせなよ!」
「止めます!」
前衛のラッドとその支援のリナの連携は凄まじくどちらも譲らない攻防だった
「クナイ!攻め続けろ!攻撃は全部俺が止める!そして操作の幅を考えろ!広げ続けるんだ!」
「攻めますけど!無茶言わないで下さい~!」
クナイは瞬間移動を繰り返しながら手裏剣、クナイの猛襲で2人を攻める。しかし操作の対象の2人を精霊が守っておりなかなか相手の動きを操作するのに苦戦していた
「ハァ、ハァ…全然攻撃が通じません…!強化された振動に私の操作の振動じゃ勝てないです…それにリナさんの回復精霊やバフ精霊が厄介です…」
くそっ…流石に強い。ここまで連携を取られるとバフのないこちら側が一方的に消耗するだけだ。ヒアラの治癒でスタミナを回復するかどちらか片方でも分断出来ればいいんだが…
「あれ、ラッドさん攻撃止んだよ~!責め時だにゃ~!」
「そろそろ静かになってもらいましょうかっ!」
リナはラッドに副属性の中位精霊を3体宿すとさらにバフをかけて攻めてきた
「シュリ!避けろ!」
「くっ!」
瞬間移動で何とか避けるシュリだったが、シュリが避けると的はマホロに来る
「はぁ!俺に攻撃は通らないぞ!諦めろ!」
「さぁ…どうでしょうね!」
「何っ!?」
ラッドは壁に拳を叩きつけると3体の精霊を駆使して属性の多段攻撃を仕掛けてきた。さらに振動が加わりマホロの空気の壁も次第に分散し始めてしまう
「ぐっ…!はぁぁああ!!」
マホロも負けじと壁に専念する。が、精霊の属性に対してそれぞれ耐性を付与できない上に振動の含まれたその攻撃はついにマホロの壁を抜ける
「…くそっ!」
「マホロさん!!」
ラッドの奥からこちらに向かって手を伸ばすシュリが見えた。しかしその手は届く距離では無い
…この攻撃が直撃したら俺は死ぬ
ラッドの拳が届く寸前、マホロの脳裏にあるシーンが浮かぶ
「いつでも…私を助けてね?」
あぁ…よく覚えてる。どんな時も忘れたことは無かった。でも意思が弱くなってたかもな
「ごめんな…死ぬ訳には行かないよな」
その瞬間いつの間にかマホロの無意識下で抑えられていた何かが放たれた
「何!?」
確かにマホロを殴りつけたと思ったラッドの拳は寸前で光の壁に遮られていた
「時が経つのは怖いよな…。あんなに固く決意した想いもほんの少し緩んでしまう事があるんだから」
ありがとう
マホロの目は再び輝きを取り戻しラッドを壁ごと押し返すとシュリの横に並ぶ
「シュリ。やっぱり俺も攻撃に参加する」
「マホロさん…。って、壁なのに何が出来るんですか!」
「それは色々だよ…なんだかんだ汎用性高いんだからな。…まぁいい、心配かけてごめんな。ここからは正真正銘本気で行くぞ」
「はい!」
マホロの復活を得て再び対峙した4人は今度こそ本気でぶつかろうと踏み出した
……が、その瞬間入ってきた部屋の方から何か声が聞こえてきた
「ホロさ…んー!マホロさーん!来ましたぁー!無事ですかー!?」
「キュアーか!良かった…これでシュリを無事に返せるな」
「…え?」
マホロのさりげない一言をシュリは聞き逃さなかった
「いたー!マホロさ…んんんん!?!?な、なな何が!?なんで…!?ラッドさんとリナさんが!?どういう状況!?!?」
部屋に先に来たのはキュアー。空気が読めないマイペースさに驚いていたがその様子を見ているとどこか安心できた
「ヒアラー!早く!」
「ちょっと…流石にこの装備でも全力のキュアーには追いつけない…ってぇぇぇえええ!?!?な、何が!?なななんでラッドさんとリナさんが!?!?!?」
後から追いついてきたヒアラもキュアーと全く同じ反応したので4人は思わず笑ってしまった
「あはは!キュアーちゃんの反応で笑ってたのにヒアラちゃんも同じとか反則でしょ!この状況は2人にとってはかなりカオスにゃよね~?」
「な…え、ほんとにどういう状況?…てか!クナイちゃんいるじゃんん!なんでぇ!?」
「ヒアラ、でもこの状況多分…私には分かる!」
「キュアーほんと?精霊の勘ってやつ?」
「うん!この4人は………恐らく敵対している!」
「……………いや、それは誰でもわかるのよ!」
動いた戦況、マイペースな2人を加えた戦いはどうなってしまうのか…
「天啓の強化…!?何それ知らないんだけどぉ!」
「強化は生半可なもので得られる力ではありません。それこそ自身でも計り知れない程の思いの強さが必要です」
「そんなの私達だってあるよ!それでここまで動いてきたんだから…!」
「それはあくまで、獣人達の思い、意思でありあなた達が個人的に受けたものではありません。どちらかの思いに優劣を付けるつもりはありませんが私もそれなりの思いで戦っているということです」
「ぐっ…!」
スズハの鋭い眼光はこの世の全ての頂点に君臨するかのような圧力があり、最強の2文字がこれまでどれほど安く言われてきたのかが分かった。
この重さ…この強さ…!これが最強!!
強い…強さの底がまるで見えない…!
「サイミっち…兵の進捗は?」
「戦場は恐らくドラウザさん達が予定通り動かしているようです。進行時点での衝突ポイントを大きく離れていますが…時間通りには集まりそうです」
「!?ドラウザさん達の動きまで予測していたんですか?」
「そりゃあ…貿易ルートの侵害は私たちも困りますからね、何も無かった場合は私が戦場はちゃんと移すように考えてましたよ。…ただ獣人の軍が介入することによって他の国も黙ってられませんから、そうなると動くんですよ…」
「動く?」
「軍の本隊…戦場はより大規模なものに拡大する!」
そんな…そこまで考えていたなんて!軍の本隊が来ればそれだけの人数が集まり、この人達の思うつぼだ。何かしらで大規模な被害が出るに決まってる…!
「何をするつもり!?答えなさい!」
スズハは壁に寄りかかるように倒れている2人に重力魔法で圧力をかける
「ぐっ…!ふふ、それを実行するのは私達では無い…」
「何…?あなた達とは別の班がそれを担当しているという事?」
「まぁ、そうですね。…ただそれを起動するのは私達じゃない。あなたもよく知る子達ですよ」
「…?ま、まさか!」
まずい…!このケースも全て計算されていた!?そうじゃなければ私に対してここまで不利な2人を用意するはずがない…ここは最初から観測という名のただの陽動、時間稼ぎだったんだ!
2人にテレパシーは繋いでない…マホロさん!!
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「そう。ここからが本番だにゃ~。ラッドさん、やっぱ理性を失うのはダメですよ弱いですにゃ」
「すみません。少し頭に血が上ってしまいました。」
リナは中位精霊を呼び出すと自身とラッドに纏わせた
「薬ほどじゃないけど理性保って強さ出せるこっちでまだ辛抱してくださいにゃ!」
「精霊の加護…ですか。久しぶりですね!」
精霊の加護…召喚士の中に精霊を纏えるものがごく稀にいると聞いたことがあったがまさかこんなところで会うとは…。
加護はその精霊の属性付与に加え全ての身体能力が上昇するかなり厄介な技だ
「面倒なことになったな、精霊を纏った状態では俺の天啓が直接対象に届かない」
「えっ、なんでですか?」
「…天啓強化は結局のところ、対象の意思すら利用しているわけで、ラッドに精霊が纏っている状態だと俺が干渉するのは精霊が優先だから意思のない精霊の防御力を無くすとかは無理なんだよ。そもそも半透明でヒラヒラしてるから硬さなんか無さそうだしな」
「なるほど…つまりマホロさんはさっきのような攻撃手段が封じられたと…私の出番ですか!?」
「あぁ、シュリの出番だ。…まぁ俺も手段がない訳では無いけど基本守りに徹することにする」
「分かりました!」
シュリが勢いよく返事をするとリナとラッドも合わせて走り出す
「クナイちゃん!止めてみせなよ!」
「止めます!」
前衛のラッドとその支援のリナの連携は凄まじくどちらも譲らない攻防だった
「クナイ!攻め続けろ!攻撃は全部俺が止める!そして操作の幅を考えろ!広げ続けるんだ!」
「攻めますけど!無茶言わないで下さい~!」
クナイは瞬間移動を繰り返しながら手裏剣、クナイの猛襲で2人を攻める。しかし操作の対象の2人を精霊が守っておりなかなか相手の動きを操作するのに苦戦していた
「ハァ、ハァ…全然攻撃が通じません…!強化された振動に私の操作の振動じゃ勝てないです…それにリナさんの回復精霊やバフ精霊が厄介です…」
くそっ…流石に強い。ここまで連携を取られるとバフのないこちら側が一方的に消耗するだけだ。ヒアラの治癒でスタミナを回復するかどちらか片方でも分断出来ればいいんだが…
「あれ、ラッドさん攻撃止んだよ~!責め時だにゃ~!」
「そろそろ静かになってもらいましょうかっ!」
リナはラッドに副属性の中位精霊を3体宿すとさらにバフをかけて攻めてきた
「シュリ!避けろ!」
「くっ!」
瞬間移動で何とか避けるシュリだったが、シュリが避けると的はマホロに来る
「はぁ!俺に攻撃は通らないぞ!諦めろ!」
「さぁ…どうでしょうね!」
「何っ!?」
ラッドは壁に拳を叩きつけると3体の精霊を駆使して属性の多段攻撃を仕掛けてきた。さらに振動が加わりマホロの空気の壁も次第に分散し始めてしまう
「ぐっ…!はぁぁああ!!」
マホロも負けじと壁に専念する。が、精霊の属性に対してそれぞれ耐性を付与できない上に振動の含まれたその攻撃はついにマホロの壁を抜ける
「…くそっ!」
「マホロさん!!」
ラッドの奥からこちらに向かって手を伸ばすシュリが見えた。しかしその手は届く距離では無い
…この攻撃が直撃したら俺は死ぬ
ラッドの拳が届く寸前、マホロの脳裏にあるシーンが浮かぶ
「いつでも…私を助けてね?」
あぁ…よく覚えてる。どんな時も忘れたことは無かった。でも意思が弱くなってたかもな
「ごめんな…死ぬ訳には行かないよな」
その瞬間いつの間にかマホロの無意識下で抑えられていた何かが放たれた
「何!?」
確かにマホロを殴りつけたと思ったラッドの拳は寸前で光の壁に遮られていた
「時が経つのは怖いよな…。あんなに固く決意した想いもほんの少し緩んでしまう事があるんだから」
ありがとう
マホロの目は再び輝きを取り戻しラッドを壁ごと押し返すとシュリの横に並ぶ
「シュリ。やっぱり俺も攻撃に参加する」
「マホロさん…。って、壁なのに何が出来るんですか!」
「それは色々だよ…なんだかんだ汎用性高いんだからな。…まぁいい、心配かけてごめんな。ここからは正真正銘本気で行くぞ」
「はい!」
マホロの復活を得て再び対峙した4人は今度こそ本気でぶつかろうと踏み出した
……が、その瞬間入ってきた部屋の方から何か声が聞こえてきた
「ホロさ…んー!マホロさーん!来ましたぁー!無事ですかー!?」
「キュアーか!良かった…これでシュリを無事に返せるな」
「…え?」
マホロのさりげない一言をシュリは聞き逃さなかった
「いたー!マホロさ…んんんん!?!?な、なな何が!?なんで…!?ラッドさんとリナさんが!?どういう状況!?!?」
部屋に先に来たのはキュアー。空気が読めないマイペースさに驚いていたがその様子を見ているとどこか安心できた
「ヒアラー!早く!」
「ちょっと…流石にこの装備でも全力のキュアーには追いつけない…ってぇぇぇえええ!?!?な、何が!?なななんでラッドさんとリナさんが!?!?!?」
後から追いついてきたヒアラもキュアーと全く同じ反応したので4人は思わず笑ってしまった
「あはは!キュアーちゃんの反応で笑ってたのにヒアラちゃんも同じとか反則でしょ!この状況は2人にとってはかなりカオスにゃよね~?」
「な…え、ほんとにどういう状況?…てか!クナイちゃんいるじゃんん!なんでぇ!?」
「ヒアラ、でもこの状況多分…私には分かる!」
「キュアーほんと?精霊の勘ってやつ?」
「うん!この4人は………恐らく敵対している!」
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